那須~本編~。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

私だけじゃない。あなただけじゃない。
みんなが笑顔でいられるために。前を向けるように。
情報を少しでも提供できたら。
みんなの共通点は「命」です。
さぁ、笑おう!

那須までの道中は本当に辛かった。

辛くて辛くて、久しぶりに目眩に襲われ…。

唯一の救いは楽しそうなまめの姿。

まめが楽しいなら良しとしよう、まめが楽しいなら…。

目眩、ぐるぐるぐる…。

息苦しさ、MAX…。


上河内SAで、ソフトクリームで気を紛らわし…。



着きました!

藤城清治美術館。


私はこの方の切り絵と影絵が大好きで、いや好き嫌いというよりも、物心ついた頃からこの方の絵と宮沢賢治のお話はいつもいつも私の側にあった。


名前を聞いてピンとこなくても、絵を見れば知らない人はいない。


私は、藤城清治の影絵の「銀河鉄道の夜」が大大大好きだった。

私もいつかジョバンニとカンパネルラのような友情というものが解る日がくるのかな…と思ったものだ。

すんなりと車も停められ、苦行から解放され着いた場所は…。


パラダイス!





この猫に道案内され…。


雨上がりの那須。

ちょっと寒いけど、しっとりとした空気の中で見る周りの木々の紅葉がとっても綺麗。

そんな森のなかの小道を入っていく。





教会のステンドグラスは…。










まさに、藤城清治の世界。


都会のアクセスの便利な場所になんて作られなくて良かった!この美術館!

ミシュランの3つ星と同じく、ここに来る為だけに旅をする価値がある!

苦行を乗り越え、この心の安らぎ。



と、美術館に入るまでにテンション上がりまくり、車中との高低差ありすぎて耳キーンなるわっっ!!(byフット後藤)な私の浮かれっぷり。


教会を出て、美術館までの小道は心の中では完全にスキップ。(たまにターンが入るほどの。)



しかし、このテンション…。

プロローグにしかすぎなかった…。




この扉の中は…。




…というわけで、撮影オッケーなのはここまで。


ここから先は…。



藤城清治の影絵の中に自分が入ってしまったかのような気分になれる。

もう、出て来られなくてもいいやって思う。



1歳のまめも目をキラキラ輝かせての大興奮!!

一番大きな作品の前では「ブラボー」的な拍手喝采、

5~6席の椅子が置いてあるミニシアタースペースで影絵を観ていると、スタスタとスクリーンの前に歩いて行き、くるりと踵を返して音楽に合わせて踊り始める(笑)



突然両手を前に出し、お客様たちに「さあ、皆さんご一緒に♪」と手拍子を要求。

最後の1分弱、まめが影絵をくってしまった…。


他のお客様も皆様笑顔で対応してくださり、踊り終えてお辞儀をし私の元に戻って来たまめに「ねー、綺麗だったもんねー、踊りたくなっちゃうわよねー」と言ってくださった隣のご婦人、本当に有難うございます。

そして、お客様おひとりずつに手を振り(皆様、笑顔で振り返していただき本当に有難うございました。)ミニシアターのスペースをあとにされるまめ師匠。

大御所か!






そんなこんなで、私もまめも帰りたくなーい!

みんなのうたのメトロポリタン美術館じゃないけど、「大好きな絵の中に 閉じ込められた♪」状態になりたーい!


本当に本当に、幸せなひとときだった。


普段は駐車場に車を停めるだけでも渋滞らしいが、午前中は霧が凄くて来客が少なかったらしい。

すんなり入れて、じっくりゆっくりのんびり観られた。

ラッキーー♪



藤城清治さんの作品がお好きな方は絶対!あまり馴染みがない方でも那須へ行かれたら是非。

トリップ出来ますよ。



あぁ、幸せだった。

一晩寝ても、まだまだ余韻に浸れる…。





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