戦争と命。 | ありがとう。大好き。~巨大色素性母斑と生きる~

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さぁ、笑おう!

私が「戦争」という言葉を知ったのは何歳の時だっただろうか。


空を見上げて、飛んでいる飛行機を見ては、あの飛行機に乗っているのは兵隊さんで、あの飛行機は戦場に向かっていると思っていた幼児期がある。

私のなかで、飛行機=戦争という考えがどういうふうに生まれたのか全く記憶にないが、飛行機を見てはいつも祈っていた。



小学生になってからは、夏休みになると毎年必ず戦争について考える課題があった。

だから、沢山戦争の絵本も文献も読んだ(当時の感覚では読まされた)し、それを知ってどう思うかではなく、とにかくあった現実を頭に詰め込まれた印象が残っている。


仕事で、戦争について、戦争の被害についてディスカッションするシチュエーションがあった時に、当時立場的にまだまだ小娘だった私の知識を周りの大人たちが凄く誉めてくれた記憶もある。


でも、私の知識なんて、まだまだ戦争の歴史を語るには本当に何も知らないに等しいし、そんな私が海外からいらっしゃったゲストに対して、よくもまぁあんなに偉そうに戦争について語れたなと今となったら恥ずかしい。


広島の平和記念公園にも広島平和記念資料館にも行った。



毎年、夏のこの時期に、日本人として改めて思ってきたこと。


今年から、日本人の母として、思い直すことになる。



私が、まめという絶対になくしたくない命を得たから、また改めてちゃんと向き合いたい「戦争」ということ。


そして、いつかちゃんとまめにも向き合わせたい「戦争」というもの。


戦争を考えるとき、必ず「命」について考える。



未曾有の大震災を経験した日本人だから、天災ではなく、人災である戦争というものにちゃんと向き合いたいと改めて思う。




戦争に行ってしまった夫(祖父)の帰りを、赤ちゃん(叔母)を抱いてずーっと待っていたという私の祖母の話をしてくれた親戚のおじちゃんがいる。


いつも口数は少ないが優しく見守ってくれていた祖父が経験した戦争、いつもニコニコ笑顔で優しかった祖母が経験した戦争、私の身近にいた人にもそれぞれの戦争経験があったのだ。




皆の命を繋いで生まれてきてくれたまめ。


まめが自分の命を考えることがあった時に、戦争のことを考えることも避けて通ってほしくない。


私も改めてまめと一緒に考えようと思う。


そして、この命にしっかり向き合い、感謝しようと思う。









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