ウロコインコの巣箱設置から10日程が経ちました
昨年は9月初旬に設置したので、ほぼ1か月遅い設置でしたから、雛ちゃんを見るのも単純に1か月遅くなる計算ですね
昨年は同時に巣箱を設置して、ウロコインコよりオカメインコの方が早くに産卵が始まりましたので、今期はウロコインコから巣引きを始めています
と言っても、オカメインコはペアチェンジを考えておりまして、はえ替わりが終わらないことにはペア換えできませんので、秋ではなく春にしようか考え中🤔
その筆頭が、昨年4羽の雛を無事健康に育て上げることができた♂あおい♀ひめペア
初巣引きで有精卵4個、全て元気に育ちました
それでも男親を♂ぎんに変更しようと計画中
というのも、次はパールを持たない雛ちゃんにしたいからです
パールの雄♂は成長すると模様が崩れてしまい、雛の時よりも見た目にがっかりする事があるかもしれません
雌♀は変化せずに雄♂だけ変化するのは、男性ホルモンが影響するからです
オカメインコのパール模様は正式にはオパーリンと言い、例えばウロコインコのys(イエローサイド別名ワキコガネ)と同じ遺伝の事です
ただしオカメインコのパールは羽の中のメラニンを一部減らし、全体として同じようなパール様の模様が出来ることから名付けられました
一方ウロコインコのオパーリンは、お腹側の羽毛のメラニンを減らしながら、サイタコファルビン(シッタシン)という色素の色配列を変化させ、ワキが黄金色に見える事からワキコガネと名付けられました
どちらも性染色体潜性(劣性)遺伝で、父親に発現していれば必ず娘に発現し、母親に発現していなければ(父親はスプリットなら1/2で発現)必ず息子には発現しません
更に、サイタコファルビンの黄色や赤の配置までも変えるので、赤が強かったり黄色が強かったりします
YS-CN(パイナップル)やDYS-CN(サンチーク)などで赤さが異なるのは、このオパーリンが影響しているからです
今のところ個体差という形ですが、そのうちジャンボセキセイのように、選択交配させていくことにより、新しいレッドという種になるかもしれませんね
話がずれました(得意技ですな)
手前♀ひめWFLUDSSFPL/pd(ホワイトフェイスルチノードミナントシルバーシングルファクターパール)
右♂あおいPLPDFLW/wf(パールパイドファロー)
左♂ぎんWFDSSF/cnホワイトフェイスドミナントシルバーシングルファクター
父親の♂あおいが、かわいい顔をしているので、雛ちゃんもみんなかわいかったです
♂ぎんの後ろ姿です
爪やくちばしを見てもわかる通り、♂ぎんにはシナモンはついておりません(スプリットはあります)
それでもドミナントシルバーダブルではなくシングルでこれだけ白いのは、メラニンの退色率の高い、いわゆるプラチナだからです
この♂ぎんは昨年から一人者になっており、プラチナの雛ちゃんも見たいので、年齢的にも4歳であと数回チャレンジできそうですから、そろそろペアチェンジしようかなと
♂ぎん♀ひめペアだと、うまれてくる雛ちゃんの種類は…
WFは100%
DS(ドミナントシルバー)は
DF(ダブルファクター)25%
SF(シングルファクター)50%
なし25%
プラチナ自体は個体差なので、遺伝するかどうかは、確率というより運でしょうね
♀雌なら50%でCNがつきます
♂ぎんの正面
ホワイトフェイスノーマルって、渋カッコいいですよね~
ちなみにドミナントシルバーはシッタシン色素(黄色)には影響を及ぼさないので、色としてはノーマル扱いですアルビノの♀ひめとの色比較でも、それほど遜色ないほど白いですよね
♂ぎんは音楽好きで、お世話係の顔を見ると常に寄ってきて歌っています
ぴーたんHouseには荒鳥でお迎えしましたが、今もビビりですがその程度にはなついてくれています
さて、ウロコインコは7組中2組がモードに入ったようです
上♂まりもN/ysflw(ノーマル)♀めろんFLW(ファロー)
下♂ききDYS-CN(サンチーク)♀ららDYS-CN(サンチーク)
両方巣箱に籠城中…
この写真だけでは誰のものなのかさっぱりわかりませんので、全然絵になりませんね
昨年は1か月以上かかったのですが、モードに入ったのは巣引き経験済みのペアですので、やはり巣引き経験の有無は成功率に大きく関係しそうです
他のペアはぼちぼち巣箱に入ったり出たりを始めたところですね
まだ産卵は先のようです