バカな女と噂とドリア | 「ピカソ利光の憂国サディスティックス」

バカな女と噂とドリア

嫌なことがあったのでここで忘れないうちに書いておこうと思う。

銀座。S-1会議終わりで
打ち合わせも兼ねて飯を食いに日向さん(バツイチディレクター)と行きまして
酒も出してる店。

隣にサラリーマンとOLの2人
隣に女2人組。

僕ら
二人とも車とバイクなのでノンアルコール。

1時間くらいして
僕らは大変疲れて少し嫌な思いをして出てくることになる。

1時間前
ウーロン茶とコーラが並ぶ僕らの机

飯が出てくるまで僕らは机に書類を広げ
企画書に目を通してチェック入れの極めて地味な作業をしていた。

不毛な会話が15分くらい続いていたころだっただろうか。

「お兄さん、芸能人?」と女の声が聞こえて
話に割って入られたのでビックリして
顔をあげると
女2人組の向かって上手に座っている、あびる優を階段で突き飛ばした感じの黒い女が
俺に向けて話しかけてきた。

日向さんはロンゲポロシャツバツイチメガネだから
スタッフー臭が半端なく鼻をつくが

僕はこんなだ。
実際あったことあるやつには
説明はあえてしない。

ちなみに今日も水玉のシャツに
紫のパンツに入墨である
10円くらいの大きさのピアス
髪の毛だって変な色
しかも、僕は太っているのだ。

キャラまでついた僕に
逆に作家さんですよね?と問われた日には
この小娘に
どういう風に構成作家が映ってるんだと考えたくもなる。
FBI超能力捜査官と疑ってしまうかもしれない。


そしていつもそうなんだが
俺はこの手の問いかけにいつも
フリーターと答えてしまう。

まー実際あまり変わらないので
それを通してるって言うのもあるんだけど

「マジ?派手じゃね?」と笑う階段を突き飛ばされたあびる優風黒女。

「お兄さん嘘でしょー?」と下手にどっぷり座った
小結レベル朝青龍みたいなお顔のマメタンクが話しかけてきた。

店入って席案内されて座ったときに
横目で見えて
(…うわぁ、ビックリするくらいのブスだな。。。)
と思ってはいたんですが

「お兄さん、嘘でしょー?」の声もおもいっくそブサイクで
今までノーマークだったのも重なって

マメタンクが話しかけて来た瞬間
心から笑ってしまいました。

日向さんも一緒にあまりにも笑うので
横のサラリーマンとOLも

マメタンクを指差して
泣くほど笑っている僕らに気がついて

彼らも笑った。

そして世界は1つになりました。

ありがとう、マメタンク。
ありがとう、マメタンクの両親。

こんな閉鎖的な世界の中に咲いた小さな平和。

でもその
優風黒女もマメタンクも
なんで笑っているのかがわかっていないので
2人の馬鹿も笑っていた。

まー、アムネスティが見たらひっくり返るような人権無視の文章ですが
書類とにらめっこ中に声かけてくる方がよっぽど迷惑なことを踏まえた上での文章です。

散々笑って
飯も届いたので質問をシカトして飯食い始めたら

「え?シカト??」と優風黒女。

笑いながら無視して食事。

「私、○○のカキタレなんだけど。」とマメタンク。
中堅芸人コンビのツッコミのセフレなの?マメ太。

勝手に豆太とあだ名まで付けて楽しもうとしだした俺の脳は
嘘をつけなかった。
俺はマメ太とコンタクトをとることにした

※コンタクトした場合ターゲットが
本物の可能性があるため(例「私はヤクザの女!」とトリップして暴れだす等)
プレイヤーがコンタクトをとる場合、十分注意して行ってもらいたい。

「すごいっすね。」とまずローテンション俺。
「マジだから、これマジだから!」優風黒女


おめーにきいてねーよと心で般若顔してましたが
ニコニコしながら出ててきたチキンドリアを食べながら
僕は返事した

「大変っすね」

「最近はメイクさんの彼女が出来たからね。会ってない。」マメ太。

「そうなんすね。」俺はこの辺りから抜けることを考えます。
あまり情報に触れないように。関わらないようにしておかないと
いろいろ困るからです。後々ね。こういうのは。

「待ち受け見せてやれ!」と優風黒女。

「いいっす。」2秒カットイン!よっし!俺の返事!いい返事!!

鞄をまさぐる、マメタンク。

「いいっす。マジでいいっす。」手をつけて必死さをアピール!

携帯を取り出すストロークの豆太。

「いいから、マジで!!」と立ち上がっちゃった。

「わかったから。」とマメ太。

ほっとしてすわる俺。

パスタを食べる日向。平和。

馬鹿な顔だなー。あいかわらず。

ドリアを食う俺。

パスタを食べるバカな顔の日向。

コーラを飲む俺。

パスタを食べている日向の前に豆太携帯カットイン。

コーラを吹き出す俺。

一瞬ビックリしたあと、笑いながらパスタを吹き出した日向。


そんなリアクションされたら。

同僚に…
そんないいリアクションされたら…。

でもダメ。…絶対。

だって見たって、いいことないもん。



俺しゃべっちゃうもん。絶対。だから、見ないんだもん。
あくまでマメタンクの嘘。マメライヤー。それでいいじゃない。
証拠見せられたら俺しゃべっちゃうよ。

でも、日向の馬鹿があんなに笑って
「絶対見た方がいい。いや、お前見ろ!道連れだ!!」と言うのですが
首をずっと横に振りながらも俺は、


見たい。
見たいんだよ、日向のおっさん。
でも見たらみんなにしゃべっちゃうよ?いいの?
ダメでしょう?
いやだmじゃないkも、、いy、だmか?

僕の文章も思考もぶっ壊れたとき。
すべてが無になったのだ。








見ちゃった。
全裸の先輩。

待ち受けにすんなよ。









僕らは
その後、大変疲れて少し嫌な思いをしながら店を出た。

チキンドリア、残しちゃった。


頭の悪い女。


バイクで帰る途中になか宇で親子丼。世界一うまい親子丼。


家帰ってきたら
6階の和田さんとこと
ドンキで4階の伊藤さんにあったよ。