※いつもブログを読んでくださってありがとうございますm(_ _)m

以前に書きました箇条書きのような私の過去ブログを元に、その時々の詳しい状況や私の気持ち………そして、以前は書くことが出来なかった "事実" 等も織り交ぜながら書いております。








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真夜中に始まった家宅捜索。




捜査官が家の中にある全ての物を

次から次に出しては戻していく。




捜査官達は色々な物を私の前に持って来た。



その都度、佐々木刑事に


『これは何ですか?』


と聞かれる。





それに淡々と答える(答えなければならない)私。





聞かれた事以外を口にしようものなら

『聞かれた事だけに答えてください!』


強い言葉が返ってるく。





私からの話しは、全く聞き入れてくれないのだ。



言われた通りにしないと、それだけ時間がかかり、子供たちの所に帰る時間が遅くなる…………。


今は、佐々木刑事に何を聞いても無駄だ………と感じた。










家宅捜索…………


私の物

元夫の物

子供たちの物

想い出の物

大切にしていた物



全ての物が、私の知らない人達(捜査官)の目にさらされる。


 

そして、佐々木刑事の目はとても冷たくて鋭い。




何も見逃さない………とその目が語っていた。





どうしてこんな事になっているの?

なぜ、こんな目にあわなければならないの?

子供たちはどうしているのだろう……?


私は何をどうすればいいの………?






頭の中で同じ言葉がぐるぐる回る。




そんな私に佐々木刑事は容赦なく質問をしてくる。




佐々木刑事の全ての言葉が私に刺さる。






怖い………寒い………。


全てが冷たかった。




空気も捜査官達も佐々木刑事も………

ピリピリと張り詰めていた。














一人の捜査官が佐々木刑事の所に来て


「ありました。」


と言った。








アリマシタ?


何が?


何があったの?
















『これはあなたの物ですか?』



捜査官が持って来た物は


いつも私が使っている



《白い便箋》 と 《白い封筒》



だった。