はじめに


あい、今回もドラクエ(ファミコン版)風味でお送りしますだす。「隕石避け」の意味もあるんだすが、ドット絵いじりがけっこう楽しいのだす(笑)

さて、P氏は7年ちょい前に諸事情から「魔法使い」になっておりまして、イオナズン(上位の爆発系呪文)も習得しておるのだす。ただ、MP(魔法力)は一桁しか無いんで使えないんだすけどぬ。

上の画は前髪を自分で切って失敗し、それをP夫人に「きのこみたいな髪型」と言われてプンスカ怒り、イオナズンを使おうとしたところの再現だす…当然ながら不発だすし、そもそも呪文が微妙に間違っておる。

ところが、ある日…世の中には手ホイミというMP無しで使える「癒しの力」があるという話を聞いたP氏。

半信半疑だったのだすが、実際に手ホイミマスターA師の手ホイミをその身に受けると「こりゃあ本物だ」と確信し、弟子入りを決めたのだす。詳細は→手ホイミ体験



使いみち

それから10日後、P氏は100km以上遠くにいるA師と「お互いの顔を見ながら会話」しておった。これは「ホローミ」という通信系呪文で、お互いの像を見ながら会話できるという魔法…というわけではなくて、zoomとかいうアプリを使ったテレビ電話みたいなアレだす。

A師『手ホイミの修業は秋から開始します。その前に聞いておきたいのですが、Pさんは手ホイミを身に付けてどうしたいのですか?』

P氏『うちの猫たちを癒したいのです。』

A師『それは癒しの力なので修業初日からできます。私が聞きたいのは「その先」のことです。手ホイミを使って何か成したいことは無いのですか?』

押し黙ってしまうP氏…よく考えてみたら、自分の家の猫たちを癒すことが第一目標だったわけだすが、そこから最終目標(黒い野望)に到達しるまでの「中間目標」みたいなもんは考えてなかったわけだすよ。


思わぬタイミングでMr.ノープランであることがバレてしまい、慌ててそのミニマム脳みそでウンウン考えるP氏…するとポンと浮かんだ単語があっただす。

P氏『や…やみいしゃ…』

A師『は?闇医者?』

P氏『どっかに調子の悪い犬猫がいたら、ボランティアで癒しに行く…そんな感じみたいな…』

A師『近所の正義の味方でもやりますか(笑) まぁ…ボランティアもいいんじゃないですか。ヒーラーとして食べていくのは色々と大変ですし、本業が別にあるのは良いと思います。』

P氏は半ば思い付きで言ったのだすが、そう言われてみると金銭面のリスクは無いし、犬猫にも貢献できるしなかなか良いかも知れないだすな。

普段は忠実な社畜、裏では犬猫を癒すべくブリブリ暗躍するモフの暗黒卿…そんな感じみたいな。うん、悪くないだすな。



手ホイミの真髄

A師『そうそう、遠く離れた子を癒す方法も教えますから、直接行かなくても大丈夫なんですよ。』

P氏『ぶひッ!!』

P氏も噂には聞いておった…あるレベルに達した手ホイミ使いは、写真か何かさえあれぱ、距離は関係無く相手の不調箇所をサーチしたり癒したりできるのだといふ。


以前のP氏なら「そんなバナナ」だすが…上画みたいなバンザイ写真があれば、こんな感じで健康状態やらをチェックできる動物病院や、写真を見ながら犬猫と遠隔でお話しする霊能者のお世話になった今では「そういうこともアル•カポネ」じゃった。

P氏『誰にでもそんなことができるのですか?』

A師『できます。それに動物の気持ちがわかる技術もお教えしますから、楽しみにしていて下さい。』

P氏『くぁwせdrftgyふじこlp…』

P氏の思考回路はショートしてしまったようだす。彼のミニマム脳みそは容量がファミコンより少ないだから、仕方ないだよね。秋から始まる修業の時までに再起動できるといいだけど。

しかし、あれだすな。遠隔で手ホイミができるようになったならぱ…

ブログ等の友人宅の犬猫が不調になるのはよくあることだすが、これまでは「元気を送ります!」とか「ふぁいと!」みたいなコメントを送ることしかできなかっただけど、これからは「ガチの治癒パワー」を送れるわけだすよ。

そして、ワクチンや微妙なフード、家電などの電磁波、飼い主さんのネガティブエネルギーやらで体調を崩していると思われる子を見かけた時も、すかさず手ホイミ送信…! 

もう、何もできないションボリ感を味わうことは無いのかも知れないだすな。あっ…いや、ちゃんと手ホイミをマスターできればの話だすけどぬ。


次は『手ホイミ修業』
TO BE CONTINUED...