スロット 設定 決め方 ⑧ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

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大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、稼働数が高いお店の設定を担当していた時は「設定を読まれないようにする」こと。

その為には、設定は段階的にするということを書きました。

その続きです。


段階的に設定をいじるとはどういうことかと言うと、

例えば、

設定2の台があって、差枚数が(お客様から見て)-2,500枚だった場合、

設定は2→4(もしくは3)にあげます。

そして、その翌日、差枚数が-500枚だった場合、

設定は据え置きます。


そして、その翌日が、差枚数が±0枚だったとして、その場合は、

設定は4→6(もしくは5)にあげます(あげる確率が高い)。

何故なら、設定4を入れたのであれば、お客様に勝ってもらいたいので、差枚数が+500~1,000枚ぐらいになって欲しいからです。

にも関わらず、あまり出なかったので設定を上げるというわけです。

データグラフ


設定を下げるときも考え方は同じ。

例えば、

設定6の台があって、差枚数が(お客様から見て)+5,000枚だった場合、

設定は6→4(もしくは5)に下げます。

そして、その翌日が、差枚数が-500枚だったとしたら、+5,000枚だった分を回収しておきたいので、さらに、

設定は4→3(もしくは2)に下げます。

とにかく、新台入替や時短営業などがない時は、設定は3段階以上、一気に上げたり下げたりしないということです。

そうすることで、設定を読みにくくしています。

この続きは、また次回。