スロット 設定 決め方 ② | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、お店の繁盛具合(稼働率)で、設定を入れる戦略(方針)が違うこと。

"稼働数が低い店"の設定の決め方について、少しだけ話をしたところでした。

その続きです・・・。


さて、スロットの設定の決め方ですが、

一番やってはいけないことは「根拠がない」ことです。

例えばですが、

その日の粗利予定が、スロットで50万円だとしたら、シミュレーション上でも、その数値でなければなりません。
(シミュレーションの立て方については、長くなるので、いずれ解説します)

つまり、不確定要素をなるべく排除して、その数値(粗利)に収まるように調整する必要があります。

予算

その為、戦略が誤りだと指摘したのは、

月間アウト平均が3,000しかないお店に、高設定(5、6)台を入れるのは、シミュレーション上、不可能に近いからです。
(その店は等価交換でした)

それにも関わらず、設定5、6を入れてしまうのは、何も考えてないからです。

また、

「お客様が読めない設定の入れ方」は、

お客様に信頼されていないことの裏返しです。

では、どうするのがいいのかと言うと、

稼働数が低い店は、

「お客様に、設定を読んでもらえるようにする」のです。


例えば、

3日間の差枚数が、(お客様側から見て)-5,000枚であれば、設定をあげる必要があります。

その逆で、+5,000枚であれば、設定は下げます。

お客様側から見ると、

当たり前じゃないか!」と思いがちですが、

お店には、予算達成という目標があったり、スロットを生業としている人の存在があったりして、この当たり前を続けるのが、結構難しいのです。

この続きは、また次回・・・。