パチンコ 遠隔操作 ② | 元パチンコ店長が語る「業界話」

元パチンコ店長が語る「業界話」

パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回、遠隔操作をすることのメリットがお店にとってあまりないことを話しました。

その続きです・・・。

まず、世間一般で言われている遠隔操作の誤解としてよくあるのが、

プレミアム(確定)演出で外すことはありえない、だから遠隔だ!

というもの。

つまり、お店が回収をしたいから、遠隔を導入しているというもの。

遠隔操作


これは大きな誤解です。

自分はパチンコ業界歴11年でしたが、当たり判定を外れにする遠隔は聞いたことがありません。

本来、遠隔操作というのは、台を大当たりさせる為のものです。

そんな事して、お店にどんな得があるの?

と思うかもしれませんが、一応あるんです。


パチンコ店は、なるべく常連のお客様を大事にしたいと思ってます。

なるべく毎日来てほしいし、なるべく長く遊んで欲しい。

とはいっても、お客様の財布の中身は有限だから、財布の中身がなくなれば帰ります(来なくなります)。

だから、負けている常連さんには、遠隔操作で還元するんです。

搾り取るんじゃなくて、還元です。

その為、遠隔操作をするなら、戦略的に使う必要があります。
(同じ常連さんばかりに使えないし、さり気なく遠隔できる台に誘導する必要も)

また、設置台数が1,000台近い規模のお店だと、常連様の把握が難しくなるので、運用が大変になります。

だから、営業停止になるリスクを犯してまで、遠隔操作を導入するメリットがない。

その為、"遠隔操作を導入しているお店はない"と思っていいです。


ということを言うと、

俺(私)はプレミアム演出(確定リーチ)が外れるのを見たことがある!
 これこそ、遠隔操作じゃないのか?


といった反論をお持ちの方もいると思います。

それについては、次回、「プレミアム演出のハズレについて」で書きたいと思います。