工作は時間かかるけど、我が貧鉄モジュールの構想はほとんど大成功な感じになっているんではないかと。
特にしらみつぶしに人がどうやっているかをサーチしてはいないので、類似の考え方が既出かもしれませんが、現代の標準メディアとなりつつある(つまり、多くの人が見ている情報源)であるYouTubeでは私のやっているのと全く同じものが提出されているようには見えません。いや、モジュールレイアウトという考えは既にあるわけだから、そこから影響を受けているのは間違いないわけですが。
でも、私の構想はそのモジュールさえも、臨時の借りの姿にしようとしていることですかね。モジュール式レイアウトに、ブレッドボードのアイディアを取り入れて、上物が全て着脱式に設計・製作していくということです。
それができると、どういうことが可能になるかということですが、最も極端な例として、次のような点があるんではないかと。
「同じロケーションのレイアウトに季節の変化が演出できる」
そんなことやっている例、私は見たことないです(知らないだけかもしれないけど)。工作のとっかかりとして、全長50cmを基準(カツミ/エンドウ金属道床2本)のモジュールから始めてますが、25cmや100cmのモジュールが出てくるかもしれません。それにカーブ線路用のモジュールも作っていかないとなりません。これは型紙を作ったはずですが、どこかに紛失してしまった。曲線といえども、最小単位としては意外にも直線的というか両端に三角形が追加される程度で表現はできるんだなと。寝室にあるワイヤーラックに沿わせて、隣室のリビングへと抜ける線路を敷く、そんな構想で実験線を作っています。
寝室は自分が寝る部屋だし、郊外のそれこそベッドタウンのような設定。リビングは大都市という設定で、千葉県テーマとしては、何でも東京付けて誤魔化す県民性なわけですから、東京駅までが千葉県と考えているわけです。東京駅を完全に作ったら、恐ろしいスペースが必要なわけだから、書割を使うなり、省略、デフォルメを駆使して、できるだけスペースは圧縮して一部を再現しているのに、全体的な雰囲気はあるみたいな感じで作れればいいかと。フル編成ものなんか、そもそもやる気がないわけです。そんなのコスト的にも製作時間的にも無理なことはわかっているわけですから。
まぁ、レイアウトっていうのは少年期の入門時には勉強と憧れの対象であって、実践したわけではないので技術的・経験的に不足しているものはたくさんあるわけですが、それらも、何となく、死んでも不可能なほど困難という気はあんまりしないわけですが(情報を求めていけば、参考例や既存例はいくらでもある世界なんではないか、そんな印象)。
妄想に浸ってぬか喜びしていてもしょうがないです。現状は以下のような状態です。集合写真だと分かりにくいと思いますが。
メルクリンの線路がフィーダー付きで、ちょっと大きめの端子がついていたので、段ボールの穴が大きめの2号機モジュールに設置しようとしてます。ボルト&ナットは3mm径の30mm長をいくつか買ってみました。あとは、物置棚からひっぱり出してきた10数年前にやってたスピーカー工作時代の端材とか、ダイソー105円だったか108円商品の針金とかで試してみたら、いくらでも固定する方法はあるなという感触です。
1)メルクリン金属道床(写真左)
金属道床に固定用の穴が2箇所空いていて(線路両端に左右を違えて2穴。写真では左下の1個が見える、黒いネジ頭)、径は3mmなので、何の加工もいらずに固定できちゃいます。座金付きのネジを買ったらセンターの3本目のラインと接触する、あるいは車両側の集電シューと走行時に接触する恐れがあって、ちょっと失敗ですが、座金のない普通のボルトなら、形状が皿であろうと鍋であろうと、固定できるようです。まだ通電させて走行実験はしてませんが。地上側にボルトの頭を出し、モジュールボードの下では猫爪とぎを通してからワッシャーとナットで固定してます。ワッシャー+木片にした方が力が分散して段ボールの紙を痛めないかもしれません。
2)カツミ・エンドウ金属道床(写真右)
こちらは「装着用取り付け具」の小工作が必要にはなりますが、結構簡単に対応可能でした(これは既に昨年というか2023年の末頃に何かやってた。カーブレールに木片が入ったんで、あ、この方法でいいんだろうなと)。金属道床の底は内側に向かって織り込まれて補強と安定性をもたせているので、ここの溝の部分に木片でもいれればねじ止めはできるわけです。ギチギチにサイズを詰めれば道床内に自然に固定できるし、ホットボンドという便利工具があるわけで、仮止めしちゃう方法でも良い。木片には何らかの方法でナットをはめておく(ホットボンド、エポキシ接着、瞬着?)、あるいはアクリルやプラ板にネジ切りタップで加工しておく方法でも良いかと。
注意点としては金属道床の規格が何種類かあるみたいで、端の接続用の金属突起の高さに高低2種類があり、外さない限り、木片の挿入が困難です。そういう場合は爪を開いて金属突起を外すか、木片の長さをあえて縮めて、端から挿入せずに、道床の任意の位置に入れて、くるっと回転させることで設置可能です。で、ホットボンドで固定すれば良い。
写真の最も右の1本が針金固定の仕組みです。アルミパイプを買ってありまして(おそらく前照灯の工作用だったか)、これを針金の固定具に使えるんではないかと。10mmぐらいの長さでダイソーパイプカッターで切り(あれ、昔400円で買ってましたが、今はいくらになってるんだろう)、側面にネジ穴切れば中に通した針金を押さえられますよね。こういう機構は鉄道模型のパワーパックなんかでも使われてたと思いますが。あれの名称って何て言うんだか知らん。知らんけど、多分、こうやったら同じもの作れるんじゃないだろうかという感じで。ネジ切りタップは2mm、3mm、4mmの少なくとも3本は持ってました。これもスピーカー工作時代に買ってました。道床側の穴は爪が金属道床から切った部分を起こしてフランジに巻いているので、四角い穴が道床にたくさん空いています。メルクリンと同じにするなら、ここの四角い穴を2箇所、丸い穴に加工すればいいでしょうね。そうした方が上のような面倒臭い加工は不要ですし。ただ、ちょっとまだ、金属道床を加工する気分になっていないというか。何本か潰す気はありますが、何せカツミ/エンドウの金属道床レールのメルクリン交流3線式は一応考えているからです。CPのためです。ヤフオクで買うのも結構かかるし。そんなに線路のバリエーションないし。フィーダー線路見ると、真ん中のラインには4.7という数字が書かれた電子部品が付いている。コンデンサーなんだろうけど、どういう目的で設置されているんだろうか。自作するとこれも模倣しないといけないんだろうか。
3)KATOユニトラック・プラ道床(写真左上と写真中央)
まず、カツミ/エンドウとの接続には道床高さの調整が必要です。水平器で計測したわけではないけど、1.2mmプラ板2枚ぐらいで線路のトップの高さが合うような感じです。非常にアバウトな目測ですが。2mmより若干厚い感じのセリアの平板にしてもいいでしょう。小学生の頃、プラ板セットは300円だったかと。今、440円ちょっとだったかな。昔ほどではないけど安いっちゃ、安い。
ユニトラックは中央のラインにネジ穴らしきものが空いているので、レイアウトボードへの固定は木ネジでやらせるように設計されてる感じです。ということは、プラ板なり薄い木の板をプラ道床の下に入れて、それを木ネジ固定すれば良いはず、この平板へは別途ナットを接着ないしはホットグルーで固定しておいて、そこに下からボルトを差し込んでモジュールと固定します。
NゲージのTOMIX茶色道床も基本的に同じ仕組みなので省略します。
4)プラレール
まぁ、車輪のはまる両脇の滑り止め溝のあるラインでない、中央の溝に穴を開けるのが一番手っ取り早いでしょう。それにしてもメルクリンとサイズが非常に似てますね、プラレール。何を手本にして作られているか歴然としてます。カーブも直線も長いタイプもありますけど、昔ながらのプラレールの線路はメルクリンっぽい。橋脚にメルクリンの昔の線路がすっぽり入ってしまいます。
ということで、工作はまだ追いついてませんが、方向性はこんな感じで、いずれ車両走行できるんではないかと。
そして、ストラクチャー関係の設置方法も試してみないとなりません。線路以外も線路のように設置できないとならないわけで。あとは自動車と歩行者用の道路も。急ピッチと言いたいところだけど、割とチンタラとプラットフォームを作っています。これも2年前くらいに始めてストップしてるものですが、今回ようやく重い腰を上げてます。
チルドシュウマイの箱。これを縦に半分にして箱1つで33cm程度のプラットホーム部品が取れます。コンビニでカップ麺とか買うともらえる割り箸で補強したりしてます。2mmのセリアの薄い平板を一方の端に付け、これに紙しかないもう一方の端をクリップで止めようとしてます。割り箸を通したのは何とか中央の部分に隆起した丘のような癖が付けられないかと思ったんですが、残念ながら大した効果は出てないし、ちと反りが出てる気もするんで、不要だったかも。強くはなってますが。シュウマイの箱1個では足りない所があるので、類似の紙の箱とかで継ぎはぎしてます。レターパックライとの文字が見えます。もう、完全にゴミが資源化されちゃってますね。このホームの下にも段ボールのハニカム構造を入れるかは思案中だけど、スチレンボードを敷いておけばいいのかとも。ホームの制作例とかメーカー製品見るけど、綺麗すぎてリアリティはあまりないんじゃないだろうか。いや、実際のホームって🚗の道路並みにアスファルト敷き直したり、部分補修やらで、汚いし凸凹だし。
そして、豆腐の空きパックに入れたのが、ラーメンスープやらおでんの素といった粉末製品のアルミをコーティングしたプラ袋(だと思う)。
2種類の部分が使えそう。下のが自動車道路の側溝に被さっている、何とかというフタになるんではないかと思ってるやつです。これの四角い小さな凹みの部分を一部カットできれば、穴自体が横に広がり、スリット状になるんではないかと。ヤフオクで3Dプリント製のをおっそろしい値段で売ってるのみて腹たってやり始めてました。まぁ、失敗するかもしれないけど。ほとんど米粒写経みたいな忍耐の世界っぽいけど。
もう一つは上の方のもので、点字ブロック(予定)です。ストップを表すドットのブロック、あれをアルミ袋に打たれたドットの凹凸で表現できんじゃないだろうかと。側溝よりは簡単だと思う。実物サイズは30cmと40cmの正方形みたいで、30は小さいから40cm->5mmを採用して、ドットの突起も実物より少ないけれども雰囲気重視でトライしてみようかと。タイル状に5mmのブロックとして切り出して、10枚1組のテープ状に貼ってから黄色に塗装って手順でしょうか。裏表があって、凸ってる方が上に。卵のパックの一部にリベット打ち表現に近い部分があって、あれが使えるかと思ったけど、ちょっと感覚が多き過ぎでダメでした。
卵パックは蝶番になっている部分の熱着痕とでも言うべき部分、あそこがホーム端の靴ずり?に近いような。でも取れ高が少なすぎる。やっぱ3Dプリンターっすかね。あのくらいならソフトでの描画はすぐにマスターできるんじゃないだろうか。安かろう悪かろうでも中古でも何でもいいから導入してみようかとも思いますが。
大変だけど、面白いっちゃ、面白い作業。ゴミも作り込めば宝になると。貧しさに私は負けませんよ。なんか印刷した製品が売られてる気もしますが、いや、絶対にエンボス加工されてはいないと思う。してたら、まぁ恐ろしい値段で売られてると思いますよ。


