少しタイトルがおかしいというか、1号機をメンテするのか、それともマイクロエースのショーティープラモを改造するのか、テーマがずれてきてますね。

 

プラモは既に切断されてしまいました。ところが何故かSLのスタイルブックが紛失してしまい、参考図面がない状況。しかも、あれが戦前型だったか戦後型だったか、忘れてしまいました。ウェブで図面が落ちてないか調べましたが、詳細まで確認できるようなものはなさそう。

 

そうなると、私の頼りは戦前型のカツミのやつしかないわけです。とりあえず、これを複製する感じでフルサイズ化する。

 

しかし、そもそも、戦前型と戦後型はどう違うのだろうか(今頃調べ始めたという)。戦後型が全長が伸びて国鉄最長の蒸気機関車とは言われる、そこまでは鉄道知識の少ない私でもフォローアップできました(ようやく)。天賞堂の模型の説明を読み込んでみれば、大体違いは次の4点らしい。

・全長が伸びた(注:21,360 --> 21,575mm。215mmとほんのわずかな増量)

・先輪・従輪のプレート車輪化(注:自転車の車輪みたいなスポークじゃなくなったってことかな?)

・ボイラー径の拡大(注:うわ、やっぱ少し太くしないとだめらしい)

・船底テンダーの採用、等

 

等、となってしまって細かい差異はまだありそう。するとあと頼りになるのはしこたま仕入れた古いTMSバックナンバー。1976年4月号にディテールアップ記事があって見ていたら、煙出していて、その量が半端ない感じだった。表紙の写真よりも本文中の発煙量がものすごい。それが再現できるかは別として、発煙の方法はメルクリンが採用したゾイテ社のやつが重宝されているけれども、DIYで色々工夫してた人も日本にはいたのだなと。

 

ディテールアップは今回はあまりやらないつもりです。おそらくキリがないだろうからです。走行させて、テンダーにSP積んで少し実験できるようになればと思っていましたが、せっかくならショーティーをフルサイズにするところまでやってみようかと(寄り道)。本流はテンダーの改造の方なのに。

 

それにしても、上の表紙の重厚感はすごいですね。TMSを初めて買ったのが1975年でしたから、リアルタイムでこの表紙の号も本屋で見たはずだけれど、記憶なかったです。C591を持っているというだけで、作り込みや改造には関心はなく、興味を引かなかったということですね。まぁ、小学4年には無理だったと。

 

で、天賞堂の商品説明を「船底テンダーになって、長さも少し伸びた」という風に深読みして解釈しましたけど。SL本体のサイズが伸びたってわけではないと思うんですが、違うかも。いちおうTMSの目次検索サイトでC59記事を探してはみましたが、まだ全部を見切れてないです。一つ目についたのが上の76年4月号のやつ。

 

そして、また寄り道。発煙方法が気になってちょっと調べてみたんですが、なんか油の臭いとかが出ていいやだなぁと。臭いと汚れ。別な方法ないんすかね。ちょっと思いついたんで、加湿器って煙ですじゃないですか。あの機構って積めないんでしょうかね。

 

まず、そもそも加湿器がどういう仕組みかYouTubeで調べたら、でんじろう先生が超音波式と加熱式の2種類があると教えてくれて、超音波式とはスピーカーに超音波入れた上に水注ぐと、水が非常に細かい粒子になるっていうことだそうです。振動させる周波数を可聴帯域から上げていくと粒子が細かくなっていくという映像を見せてもらいました。なるほど。超音波になって人間には聞こえなくともミスト発生させるメカニズムは生き続けて、超微細な霧が出ると。

 

気せずして、こちらも音響的な技術と関連してしまうんですね。あら、なんかダイソーでミニ加湿器みたいなのがある感じしますよね。積めるんじゃないだろうか? まぁ、自分には無理だとしても、誰か世の中の人はやってる感じはしますよね。部屋全体を加湿するわけじゃないので、ただ安全な煙が欲しい、それだけの用途です。小さくて良い。むしろ小型であればあるほど良い。油とか不完全燃焼して煙を出すとか、なんか危ない技術っぽい。あとはアロマとかって煙出すんでしたっけ? これも100均アイテムですよね。でも、油には変わりないか。やめといた方がいいかも。

 

超音波式加湿器は小型のポリプロピレンか何か水をはじくコーン紙(紙じゃないけど)のスピーカーってのがあれば使えるんじゃないか。

 

それで少し調べたら、ダイソー加湿器を改造して音楽に合わせて煙が出るようにしている人がいました。ということは機関車の走行音と連動して煙の出方が変わるなんてことは、不可能ではないってことに思えますね。

 

 

うーん。なんか面白そうですね。これならマジでしゅっぽしゅっぽと連動して煙だしている感じに見えるかもなぁ。YouTubeの動画だけ抜き出してみます。

 

 

技術の肝は「超音波トランスデューサー」というものらしいです。圧電素子というのを使うんだそう。これを振動させてスピーカー代わりに使っているよう。まぁ、仕組みはよくわかってないですけど基本原理はでんじろう先生が教えてくれたやつで十分かと。これならHOサイズの蒸気になら余裕で入りそうな感じが。ミスト浴びるんで、プラスチック車体の方がいいかも。水もあんまり良くないけど、油の方がもっと良くないと思う。塗装がやばいんじゃないか。

 

その他、ドライアイスをちょっと入れて、吹子みたいな仕組みでうちわで仰いでやるみたいにしたら、煙が出る感じになるんじゃないかとか、色々考え出すと面白いことは面白いですね。そんなに優先順位高くないけれども。とにかくゾイテとかの導入は避けたいですね。