ちょっと鉄道模型をいじる手が止まってます。思いっきり全然違う話題から回っていきます。GWは仕事中心になってしまってました。スポットのやつと、仮そめの本業。本業、稼ぎ少ないです。大口のやつは止めて、自由時間がある方を選択してるから、そうなりますね。朝から晩まで仕事すれば日本人の平均年収くらいは得られていたけど、自由時間が欲しかった。だから、下手な料理でずっと自炊中心で、遠出の旅行する時も、寝床はネットカフェのフラット席。そんなことを10年以上やってきた。

 

その時のテーマが音楽(ジャズ)とオーディオだった。それで今、鉄道と音楽が似ているとか言って模型やっているわけですが。自分の中では少し飛躍があるけれど何となくどれもつながっています。ジャズも鉄道模型も進駐軍の米兵相手の商売だったわけです。TMSの広告のいいところに常に出ていた篠原模型なんかその典型で、あの辺り関内から山下町、本牧へと住宅地が広がっていたわけで。そして、GHQが日比谷の日生ビルにあったわけだから近所の天賞堂が活用された。政治、とりわけ国際政治ってものは本当に大きな力を持っている。現在、篠原は消え、天賞堂は老舗の地位こそあれ、かつての勢いはないようだ(T-Evolutionという新カテゴリーで脱ブラスを図ったが、3作目の東武車両での前面形状の設計ミスは頂けない。スケールメーカーであるブランドを自ら壊してどうするのか)。篠原は事業を継続しないと判断し、ユーザーニーズを拾う形でIMONが引き取ったが、ウェブ上からは製品供給が潤沢に行われているようには見えない。要は55年体制ならぬ45年体制でずっとやってきた商売が、環境変化に流されてガラパゴス状態となり、消えたということだろう。戦後アメリカから教わったモデル・レイルローディング。

 

戦後の日本の文化、アメリカ経由でないものの方が珍しい。しかし、野球は少し違うのかもしれない。その象徴が大谷翔平なのではないだろうか。野球は正岡子規が翻訳というか命名した「野球」であって、ベースボールではなかった。巨人軍発祥は戦前、その地は京成電鉄の谷津遊園があった所だった(鉄道話が少し出てきてホッとしてますが)。日本プロ野球がGHQ向けに興行されたということはなかったはずだ(ちょっと調べたけど知恵袋レベルだと結構情報が錯綜してる感じ。日本洗脳策として興行が復興したという見解があれば、後楽園球場なんか米軍に接収されたから違うという意見もある)。占領後に天覧試合はあっても、占領時GHQ覧試合なんてのはなかったんじゃないだろうか。鼻からバカにされて見向きもされなかったのか。むしろメジャー流のベースボールをようやく日本人が実践するようになったということなのかもしれない。一言で言えば筋トレやる奴が成功しているという感じか。野球は投げ込みと素振りで筋肉を付けるのがベストとされていた。

 

ミュージシャンは東京駅に集まって米軍のトラックで基地に運ばれた。それでも彼我の差は埋め難く、やがて秋吉敏子や渡辺貞夫といった米国留学組が出て来ることになる。レコードの果たした役割は大きい。一聴瞭然だから。野球の場合は衛星中継や手軽な動画の記録メディアが当時なかったのだから、一目瞭然とはいかなかった。差を理解するのは何年かおきの日米親善野球の時ぐらいだったから。

 

最近、YouTubeで見ているジャンル、オーディオ系が増えてきてます。このTONOって人の使うレファレンスCD、カメラロールという曲が結構沁みますよ。この楽曲の制作裏話が語られています。

 

 

 

サックスが「あら、これ土岐さんかな」と思ったんだけど(土岐麻子のお父さん)、違う人でした。ただ宮里さんといって山下達郎とは関係ある人だった。だから音の傾向が非常に近い。私、音楽の才能ないらしいけど(そうジャズ屋のオヤジに言われたりしてたなぁ、君は文章の方がいいかもしれないとかって言われてね、小説書いたりしてた(失敗したけどね))、結構ちゃんと聞き分けられているじゃん。

 

それで、オーディオ系の動画見ていると何となく鉄道模型のと違う。ジャンルでランキングがあるから、そしてようやく分かってきたが類似動画を優先しておすすめして来るYouTubeの仕様から自分のよく見ているものが全体の中で主流であると勘違いする傾向が強いことを踏まえても、次のことは言えるんではないか。

・オーディオはスピーカーを中心に自作熱が異様に高い(プアオーディオ、プアエンドなる造語が語られる。これの代表格が宮甚商店さんという方で、この方とコラボなり言及している自作派のダジャレ合戦みたいな工作動画がすごい面白いです)

・一方で異様に高いハイエンドな価格帯の製品群が存在する点は一部の(特にHOゲージ)鉄道模型と少し似ている

・中心はどちらもメーカー商品のレビュー、使い方のヒント等であることは他の趣味分野と同じって言えば同じ

・あくまで個人の印象だが、鉄道模型ファンは真面目な人が多い感じがする。遊び人が少ない点、動画の感じから伺える。上で挙げたTONOさんなんか浜松のちょい悪オヤジ感丸出しで見てて面白い

・オーディオには「オカルト」議論てのがあって、オカルト批判の雄としてものすごい評価されてる創造の館という人がいて、アンプで音は変わらないみたいなことを言っている。DFと何とかでアンプの音は決定する、それ見てればいいというようなかなり強固なことを言っておられてその信者がすごい拡大している感じがしている。これに私が同調するかと言えば、何か議論を矮小化させている感がしている

・その点、鉄道模型界の動画は論争もなく非常に平和な感じがする(昔はゲージ論争とかあったのに)

 

いや、だからそういうオーディオの話が鉄道模型とどう関係あるんだということですが。YouTube界隈の比較で。これが多分あるんですよ。というか、ちょっと大真面目に鉄道模型サウンドというのをやってみようかなとさえ思っている今日この頃です。

 

まずは音響の測定環境整えますよ(それで鉄道なり鉄道模型の音、測定してみようかなと)。やっぱ、Frieve-Aさんの動画は勉強になるよ。電子ピアノのレビュー動画が唯一無二なんですよ。某有名メーカーの技術者さんで割と多分野の動画発信されている方ですけど。ゲーム実況生配信が意味わかんないですけどね、個人的には(あれは苦手分野なんで、苦手苦手じゃしょうがないんで、やり始めたのが駅メモ!という鉄道位置ゲーだったわけで、それとDOAXVVが私のゲーム体験の全てです)。

 

 

要はね、いつも言っていることですが私は鉄道模型の外側の人間であるということですが、どうせならもっと外側感どんどん出していこうかなと。音にこだわってやっていこうかなと。拘っている人いないわけじゃないし、音出しやっている人もいっぱいいるわけなんですが。

 

追記:画像なしで投稿したので、オーディオ趣味復活の狼煙として、オカルトオーディオ界の雄、ge3の「乙」の作りかけの画像載せときます。漢字の乙型の逆ホーンスピーカーです。結局、制作途中で頓挫しちゃったんだけど。段ボールにダイソーの麻布貼ってます(この頃から段ボールやってました。長岡鉄男の後継者炭山アキラ氏設計のバックロードホーンを段ボールで作ったのが第一作でした。もう15年くらい前)。