DAISOスピーカーをHO車両に入れられるのか、という話題を少し前に出しましたが、陰で色々やったりはしていました。

 

2種類買ったんで、レトロスピーカー700円+消費税の方は現在、金属フレームを金切りハサミで切断して変形させて、C59のテンダーに挿入できるのかトライはしてみました。

 

結論から言えば、あと1mm程度は小さくしないと挿入不可能で限界です。若干、テンダーの真鍮側板を膨らませる格好で入るかなぁ、くらいの形状には変更させられました。加工の際、ガスケット(多分この名称でいいとは思うけど、この機種での用途はケースのバッフルに裏から固定するので接触をしないようにするために4~5mm程度の高さの紙筒の部分を指します)がぐちゃぐちゃになってしまいました(外してからハサミで切り始めるべきでした)。まぁ、何とか補修できるだろうと、紙なので。フレームは金工やすりで削ってはいますが、これ以上縮めるのは難しい感じです。

 

このレトロSPを活用するには蒸気のテンダーぐらいで、他の気動車や電気機関車などにはちょっと難しいような。プラ製品(プラモや完成品)は真鍮板と比べて側板に厚みがあるので、さらに縮めないとダメです。それに、このカツミのダイヤモンドシリーズっぽいC59-1のテンダーを分解して改造する気があるかというと、ちょっとそれは無いです。もったいなくて。塗装剥離、ハンダ除去だけでは終わらず、糸鋸か何かで切って真鍮部品を別な形にしないとなりません。それなら、別途真鍮版を加工して同じものを真似して作る方がいいのではないか。すると面倒なのがテンダーの上部、上に向かってラッパ状に広がっている部分はどうやって加工するんだと。これはかなりきつい。ベテランのSL真鍮モデラーには容易いのでしょうが。実機がどうなってたか。九州で見ていっぱい写真撮った割には、そこ注目してませんでした。

 

そこで、レトロSPの活用を蒸気機関車でやるなら、有井のプラモの方でもいいんじゃないかという判断に傾いています。あちらは車体幅が若干小さいので、しかも長さ的にもSL本体とテンダーともにショーティーなので、かなりいじらないとなりません(ショーティーのまま完成させる気は毛頭ないためです)。それならあちらを好き勝手にデフォルメして(ちょっと大きめになってしまうかもしれないけれど)、テンダーにSP組み込めるようにするのがいいのではないかと。SL本体の改造よりもテンダーだけやれば良くて、カツミのC59-1に引かせて実験はできます。あっちのテンダーの形状は戦後型がモデルになってるのは明確ですけど。

 

ダイソーSP積み込んで何をどうしたいのか。正直、勝算も何もないですけど。積んだらBluetooth経由でPCなりスマホ上の音源の音が飛ばせる、そこまで出来れば何か広がるんじゃないだろうか。そういう甘い見通ししかありません。スマホのアプリで鉄道模型をコントロールするやつが一時期あったような気もしたが、何か動きが止まってるような。

 

甘い見通しついでに妄想だけ書けば、また「葛藤するならKATO買っとけ」になるのを何とか回避する方法はないか、そういう願望しかないわけです。Garagebandか何かの音楽ソフトに車両の走行音とか警笛音とか並べれば、近似のものって作れないんでしょうかね(???)。まぁ、あちらは車両の走行コントローラーと連動して音の速度が変えられますけど。そこは貧乏くさいなりに工夫のしようがあるんじゃないでしょうかね。甘い見通しっぽいけど。Aruduinoでプログラミングが簡単にできる人なら、可変抵抗の値と連動して、音声ファイルの再生速度を変化させるスケッチなんて簡単に書けるんでしょうけどね。まぁ、私は表計算ソフトの関数で何かやらせる際でも、いまだに調べて見よう見まねですけど。こうすればこうできるんだろうな、ということは分かっています。

 

一方、Bluetooth受信機+アンプ基盤の方ですが、C59-1のテンダーには入ります。ただ、これも先ほど言ったとおり、分解する覚悟はないので、やはりアリイのプラモで色々実験するのが先だと思っています。もしかしたらケント紙で作ってもいいのかも。実験機なので。台車とかはそれこそカツミのやつを仮に流用するとか。

 

 

余談で、その他いろんな車両にDAISOレトロSPの基盤が入るかチェックしたんですが、キハ17は特にmicroSDカードスロットが邪魔します(基盤部分の板サイズはジャストフィット)。あそこを削るかそっくり外すかすれば何とかなるかも(使わないので、でおクソ小さい基盤の部品外しなんてやったことない)。さらに、充電用のmicroUSBスロットが少しはみ出します。床下機器に馴染ませて誤魔化しちゃうという手はあるかも。個人的にはそっちの方がカッコいいと思ったりもするんですが。俺の車両の床下機器は飾りじゃないのよって。その他、縦に基盤を挿入するという手はありますね。

 

しかし、私はもっといい車両を持っていたことを忘れていました。カツミのジャンク「クハネ581」は挿入可能ですね。あの車両は異様に幅広で40mm近くあります。床下装着でも、ダイキャストの床下パーツとの折り合いという課題はありますが、不可能ではない感じです。こちらには金切りハサミで切ったSPも実装可能な気がします。

 

ということで、最終的にC59-1 SL用にはレトロSPの基盤とSPは使わずに、Bluetooth受信機は300円+消費税のDAISOイヤホンのを活用するという結論になり、アンプとSPは別途Amazonで買ってしまいましたとさ。

 

アンプは10個も入ってます。10両分。SPは4つ。左のクハネの隣がDAISOレトロBluetooth SPを分解したもの。SPの裏に4Ω3Wと表記されていたんで、何となく他もその規格で統一されてるって感じです。アマゾンの中華アンプ基盤はステレオ仕様だけど。

 

さて、一つ私がよくわかっていないのは、このBluetoothイヤホンでもSPでも、同じ製品を複数ペアリングして固有のデバイスとして認識されるんでしょうか。そうじゃなきゃ困ると思うので、同じイヤホンを複数買ったとして、別デバイスとして同時に登録はできるんだろう。そこから先も、甘い見通しが崩れるかもって思える箇所はあるけれども‥…。たとえば、PCやスマホ上で、この音はこの車両からって選択したり、複数の車両で同時にサウンド出すにはどうしたら良いのだろうとか。やっぱ、1対1で送信元の機器を用意する必要はあるんじゃないだろうか。うーん。それはそれで面倒ですね。KATO製品だったら、複数車両に同時にサウンド供給できるんだろうか(YouTube動画を斜め見している限り、そんな高度なことやっている例を見たことないですが)。

サウンドで遊ぶ場合、DCC以外に複数車両に同時で音出せる仕組みはあるのだろうか。