注意:本記事は夜中に投稿しましたが、内容の間違いに気づいて慌てて取り消しました。恥ずかしい部分を取り消し線で消し、そのまま投稿することにしました(一部、画像追加して、どこを間違ったか分かるようにしています。要するに途中から仕事の合間に適当に頭の中だけで書いていたということで、模型を見てなかったという非常に低レベルなミスでした。これは赤面ものでした)。
どうして一つの車両を完成まで突き詰めないで、ちょっとずつちょっとずつ、小出しに色々なものをやろうとするのか、と疑問に思う方がおられるとは思いますが(私自身も、しょうもない性格してんなぁとは思ってますが)、まぁ、接着剤を乾かすといった時間が必要なので、自ずと作業中断の時間が出てくるわけでありまして。そうすると、色々とそこで生命維持活動とか、所要が入ってきたり、他の車両のことを考えたり、という具合になってしまうわけです。
ということで、細かく小出しの記事が続くことになってしまいます。
さて、アリイさんのブルトレイージーキットです。既に書いたとおり、年末の3両に加え、他にも2両持っていまして、合計5両の現有勢力ですが、カニ24とオロネ25はダブっているので、同じものとして一挙に扱うことにしました。
元箱ありの未組立の半完成品が2両、その他は3両箱無しでした。カニ2、オロネ2、オシ1という布陣で、数はあってもバラエティ少なというブラインドデート的な、開けてがっかり何とか箱という結果でしたね。まぁ、しゃあない、しゃあない。
こっから、あらゆる悪知恵やら工夫を凝らして車両増殖に金をかけずに邁進したいと思います。曲がりなりにも実車が手元にあるということは、寸法がわかるということであり、もう図面を探さなくて良いということです。これで他の形式であっても類推して作るヒントにはだいぶなるはずです。まぁ、HOですのでフル編成揃えるつもりは毛頭ありませんが、もう少しは車種を増やしたいですね。
収納箱
その前にまずは基本の基、箱作りです?! 元箱が2個なので、これを3両ずつ入るようにしたいですね。多少雑に収納しますが、アリイさんに厳重な収納箱は似合わないような。
まずは計測。接着剤で固定した箱なので測った場所によって寸法が変わると思いますが、内箱は真ん中あたり、外箱は一番膨らんでいる底のあたりです。
内箱1:157x280x56mm
外箱1:162x286x55mm
言うまでもなく外箱の方が大きめになって、しかも台形型に下膨れになって内箱に被せやすくなっています。念のためもう1つの箱も計測。
内箱1:157x280x56mm
外箱1:162x286x55mm
そして、さらに部品の収納&中仕切り用に入っている「ボール紙」も完全に開いた状態で計測。
159x328mm
さらに、さらに左右のみ元どおり折り線に沿って折った状態で計測。
159x278mm
ということでこの「ボール紙」を捨てずに使うには内箱のタテ157mmより小さく切らないとならず、無地の下側3mmほどを切断することに決定。その上で左右の耳たぶみたいな部分の裏に別のボール紙の切れ端で補強すれば、中蓋になるのではないかと。いやはや、勿体無い精神ここまでかよ。捨てられない病が発動しました。
また、採寸。入れる車両のサイズ。高さが49mm、横幅が最大で37mmといったところ。これが最低限確保するスペースですね。全長測らないのは、元箱を使うという制約上、測っても無駄で相当ギリギリだとわかっているからです。
157mmに49mm x 3両=147mm。1cmしか余裕ない。上と下は省略して、間に5mmの段ボールで仕切る。ほぼそれだけの余裕。うーん。そこで、考え出したのは「別に、車両寝かせなくていいんじゃねぇ?」ということ。これ不思議なんですか、おそらくディスプレイ効果狙ってのことか、あらゆる鉄道模型の収納箱が寝かせ方式です。そりゃ、車体の横が見えてた方が識別できるし、屋根上しか見えなかったら、何の車両か区別しにくい。理由はそんなところかと。
でも、今回はスペースがないので立たせてもいいんじゃないだろうか。すると、37mm x 3両=111mm。46mmの余裕。ちょっと余裕ありすぎなので、車両のダブつきもあるので、例えばカニ24とオロネ25は1両を寝かせ、1両を立てるにすれば、49 x 2 + 37 =135mmあれば良いので、22mmの余裕。だいぶありますね。これで、いいんじゃないだろうか。
そんな計画で、あとは現物合わせで段ボール貼っていきました。底は段ボール1枚を内箱に入るサイズにカットして、一応、段ボールだけで箱状態にした上で、元のボール紙製アリイの内箱に入れて、先ほどの中蓋、そして元箱の外箱という順序で組んでいけば、緊急の簡易3両収納ケースが完成(したことにしよう。仕切りが固定されていないなど実は全然未完成だけど収納はできる状態になったので)。
分解したものを眺める
既に持っていた2両は組み立て前のカニと、車体接着済みオロネ。オロネは当時すぐに分解してました。一部車体の青プラが屋根に残ってしまいました(というか、割れてしまったと言うべきですね)。説明書には特に接着の指示はないと思いますが、接着剤で頑固に固定されちゃってました。かなり長いネジで台車と一緒に屋根まで一挙に固定する設計になっています。このままでも良いかもしれないが、やっぱ、普通の鉄道模型みたいに簡単に車体と床が着脱する方式にしないとメンテナンス性が悪すぎます。1度組み立てたら、2度といじらないというわけにはいかないです。
窓ガラスパーツも接着剤跡だらけです。もう一方の妻面側のパーツは半分にかけてどこかに紛失してます(保管したあるはずですが)。
上の写真から明らかなように、アリイさんのイージーキットの床面は側板と一体化されてました。床下機器のみが別パーツでこれを重りと合わせて後付けして、屋根板と台車でサンドイッチして長いネジで固定と、そういう仕組みでしたね。つまりは床板部分を切るのが最初の一歩です。何を勝手に香港トミーと比較してあーだこーだと言い始めてたんだろう。ポンコツ頭には本当に呆れる。(追記:もしかしたら、床下機器の部分から着脱式にできるのだろうかという思いが少ししては来ましたが…)
ここで、香港TOMYの10系客車の分解作業が役に立ちます。あれと比べると、色々と考える材料になってしまいます。違いは次のとおり。
・台車と車体の固定方法:トミーは側板2枚で合計4つの穴に床板突起で固定、アリイは(既に述べたように)長ネジ1発で全部固定
・窓ガラス用透明パーツの組み立て:トミーは囲いのような形状に一体整形済み、アリイは妻面2枚、側板2枚と合計4枚の板状態(つまり固定されない状態で挟み込んでいる)
ということで、似ているけれどやっぱ違う方式になってはいますね。香港トミーをねじ止め式に改造した時の方法を活用するか、それともこの透明パーツ4枚を固定せずに挟むだけ式にするか。ちょっと悩まないとならないですね。バラバラにしておくと、例えば窓ガラスの奥まり問題を解決する際に仮に透明になる接着剤で窓の形に抜いたアクリルをこの透明プラパーツに貼れて接着剤跡が白濁しないのならば、そのまま取り外しできる窓ガラス表現ができることにはなります。そうすると、しかし、床板とかはどうやって固定するのかという問題が残ってしまいます。取り外せるようにわざと間にはさむ透明パーツは4枚個別の板状のままにするわけで、トミーの場合、これらが一体化された囲いだったために活かしてそこにプラ板のサポート材を入れてネジ穴を作って解決しました。
とすると、車体の方にプラ板でサポート材を固定するような方法にならざるを得ないのでしょう。どうしましょうかね。これはペーパー車両の工作にやや近い方法になります。ペーパー車両はヒノキ3mm棒を側板などの下に貼って、そこにサポート材を付けて床板をねじ止めする感じです(これは小学生の頃に自分も真似した方法です)。
これでもいいと思いはします。それはこれがモーター車ではなく単なる客車で重量化はしないためです。おっと、カニはどうする? どうする家康ならぬ、どうするカニ。いえ、あれは糞みたいに実車が重いので「カ」になっているわけですよね。うーん。どうでもいいのですが、重い車両も軽く作るだけでいいのだろうか、とか薄らと気にはなっています。
車体に直でサポート材入れて(何らかのそれに類する機構を追加しないとねじ止めはできませんが)、車体が重かった場合、手で運んだりするのを繰り返すうちにサポート材に全重量がかかって、そこの部分が破損しやすくはなりますよね。これは実際私の作って来たペーパー車両のモーター車で起こっています(まだレビューできてないですが)。
うーん。カニとかをマジで重たくしようとか考え出したら、ねじ止め方法工夫しないとならんですかね。いや、待てよこれはプラスチック車体だし、それほど問題ではないかも。
いや、だから、トミーの改造例で現状、まだサポート材はプラ板1mmが1枚(まだ二枚重ねにしていない)。あれでは非常に貧弱ですよね。しかし、あの方式はもし真鍮で同じ形状のサポート材を作ったとしたら、かなり強力にはなるんではないかと。悩みは尽きませんね。別にカニを重たくしなくていいんじゃない? という声も根強く自分自身の中にはあります。
悩んでいてもしょうがない。年末入手の3両はオシが未組立、他2が接着済みだったので、これも暇になったら、すぐに分解します(こっから夜は長い。準徹夜みたいな仕事になってしまった)。


