仕事に邪魔をされて思うように作業が進みませんが、今日はネジで固定する仕組みを考えていました。窓ガラスをどうするか。現状は1mm厚のアクリルの囲いが車体の内側にスポッとはまるようになっています。バラバラにして個別に窓をくり抜いて、これを枠に貼ってしまうというのが正攻法な気がします。私は中の囲いを活かして、この上からアクリルを、透明になる接着剤で貼れば窓ガラスが奥に引っ込んだ状態は解消できると考えていました。すると、現状の囲いに突起が付いてしまうので、これをどうやって挿入できるのか、ということに思い至り、どこかで半分に分けるなどの対処法が必要なので、無理かなと思い始めていました。

 

そうすると、アクリル窓は別途薄いアクリル板を買って、これを個別に貼っていくことにし、元々の透明な枠はそのまま残すことにしました。というのも、これはそれなりによく考えられた仕組みだと、ずっと眺めているうちに気づいたからです。屋根と側板からなる車体、床板との間にあって、ジャストフィットで収まるようになっています。そこで、むしろこの透明なプラの囲いを活かしてねじ止めの機構を作ってみました。

 

 

重りに錆落としを塗って、放置したら、それだけでキレイになってました。この液体、45年ぐらい使ってると思いますがよく働いてくれます。ゴム系接着剤が汚く残ってますが。黄色い椅子を切断して短く変更したものの裏にプラ板で補強を入れました。黄色いプラは接着剤のせいか、溶けてただれています。やすりをかけて平らにもしました。

 

重りの平板にはドリルで穴を開け、床板から2mmビスが通るようにしました。穴の位置がずれていたようで、穴の方が少し大きくしました(本当に金属へのケガキがド下手ですね、これでは手すり取り付けなんてまだまだ延期しないとなりません)。

 

そして、透明プラスチックの方にも穴を複数開けてプラ板を差し込んでねじ止め用のバーとすることにしました。

 

これを複数箇所作って全部ネジどめとしても良かったですが、元の床板側面の突起も活かすようにしました。丸い突起が長さ1.5mmの爪になっているので、これでは折れやすい気がしたので、少し削って側板の穴を全部は塞がないようにしました。1mm弱くらいに縮めました。

 

ピンバイスで透明の囲いに3箇所くらい穴を開け、カッターで穴をつなぐように切って、長方形の溝を作りました。これに1mmプラ板の板を差し込んでネジで床板を固定するようにしました。

 

現物合わせで数時間やすりをかけて、何とか予定の機構は出来上がりました。ちょっと床下機器にワッシャーがぶち当たってしまい、穴から垂直にネジが立たないです。さらにはやっぱ1mmのプラ板だけでは強度が不足していますね。これは真鍮か何かで作り直した方が良いかもしれませんが、第1版ということで。

スハフ12 55の上の窓から白いプラ板とネジが見えます。仕組みはそんな感じで、他の車両にも応用できるか検討することにします。室内の壁などは、この透明の囲い部分にプリンターで印刷したものを貼ればすぐにできるような気もします。

 

やっぱ、椅子があるのは今風でいいですね。HOのフィギュアが欲しくなってきました。針金と粘土で自作しようと思ってましたが、ある程度は完成品が必要と思いました。大きさがどれくらいになってくるのか、検討もつかないので。身長160平均として20mmなんだけれど、ちょっとそれでは大きいような気がします。椅子もかなり小さく見えます。

 

と、ここまで順調なことを書いてきましたが、現状まだネジは仮止めの状態で、ナットをプラ板と瞬間接着剤なりエポキシで固定するか、プラ板の方にタップを切るなどしないといけなかったですね。外すのにえらい苦労しました。透明プラ囲いは内寸にかなりきっちりの状態なので、均等に力をかけて引き上げないとダメで、無理に抜こうとしたら、プラモ用のセメントで接着していたシートが1つ取れてしまいました。下手をするとプラ板が折れるでしょうね。上から見ると凸の字の形になってますが、これは床下機器の隙間の位置にネジ穴を開けたために、形をこうするしかなかったためです。

 

まぁ、最初に問題点が見つかっただけ良かったですね。