思っていたよりも、感動しなかった。むしろ、「うーん、こんなんでいいのかな」と思ってしまいました。トレードショー(展示会)なのか、ユーザーのイベントなのか、なんかはっきりしないし。いろいろお得な商品販売が行われていて、それを目当てに行く人も多いようだけど、金のない私には関係ない。人だかりから判断すると、圧倒的にメーカーや小売業者の展示会という感じでしょうかね。
3日間通しで前売り買うかともちらっと思ったけど、1日で十分だった。人の多い所が嫌いなので、金曜に行ったわけです。途中寄り道して行ったので午後3時近くになってたと思います。あー、昔、ビッグサイトができた頃、何かの展示会で来たことあったなと。スティーブ・ジョブスのマックワールド東京でのスピーチを見に行ったのはここだったけかな。色々、細かい記憶が消えている。
うーん。テーマ「電気機関車」って、何だかなと思ってしまった。鉄道ファン的にはタイムリーなのかも知らんが、これに賛同できるほどの執着が私にはない、そういうことなのでしょうね。だから、写真の展示とか軽くスルー。一通り、回って。鉄道模型が主役なのに何で実写のパネルをありがたがってみなきゃいけないんだろう。
で、この主催しているのがイモンさんなのですが、私、最近、というかジャムの前売り券を買うためにサイト見て初めて知ったんですが、ボーリング場のイモンと鉄道模型のイモンって同じ系列だったんですね。びっくりしました。知識のないことは恐ろしい。でも、何となくそういうつながりかと。鉄道模型はお金持ちの趣味ですから、お金持ちの一族の歴史を垣間見るみたいな、感じがあるのかなと。
で、鉄道模型趣味という老舗雑誌の経営がイモンさんに移ったとか色々、考えるべきネタはあるような気もするが、特にそこにツッコミを入れられるほどの知識もないという。あと、カツミ模型が中古屋さんの相模(間違い、駿河)屋に買収されたとかいうニュースも今年の春ごろだったかあったんだよな。うーん。
結局、2時間くらいで会場出てしまいました。
まぁ、ネガティブな印象を持ったのは、会場のだだっぴろさと、展示物の小ささの落差なのか、ダラーっとみていても肝、すごい所が全然目に入ってこないという、自分自身の問題だったんではなかろうかと。そういう疑問が今現在はしています。
いや、私の印象は、「何で今更ゲージとスケールの問題やってるんだ」ということでした。イモンの展示で新製品157系が予告的にデモ走行してましたが、1/87。1/80の16番を作っていた自分としては、あの似て非なる感じ、馴染めませんでした。欲しいとは思わなかった(金がないからだろと)。
ということで、何かモデラー展示も含めて、現状のNゲージ主流、16番に混じって、ゲージとスケールの問題を提起するようなもんが多かったかなと。そんな印象持ちました。それはそれで実は古くからあるわけで。でも、これは一般人から見てほんと、どうでも良いことなわけで、テレビの取材からニュース作ると、「鉄道模型もデジタル化の波」なんてなるわけですが。私には鉄道模型界がDCCへ大きく舵を切ったイベントなんていう風には全く見えませんでした。
既存の主流商品が安く売られていて、それを目当てに人が集まっている、そんなイベントに見えたし、既存メーカー・流通側から、ANNニュースによれば「20年遅れている」らしい日本の鉄道模型のデジタル化にチャレンジするような技術・製品発表がなされていたとは決して思えませんでした。お前が見過ごしているだけだろ、ということだったのかもしれませんが。
来年はもうこのイベントを見学することはないと思います。その後、いろいろ考えてましたが、ある動画に私は大変なショックを受けました。マルタイの外国の鉄道模型の動画だったんですが。もちろんDCCコントロールらしくて。いや、本当にタンピング作業やってるんです(もちろんバラストをほじくり返したりはしてませんが、カニ爪みたいな部分は動いる、車両全体がゆっくりと稼働していく)。音もDCCで出しているよう。
これ見たら、何か東京ビッグサイトで見たものが一挙に小さく霞んでいきました。私は技術屋ではないし、鉄道模型erとしての経験やレベルも相当低いわけですが。いや、これではいけないだろうと。グリーンマックスさんがマルタイを模型化したとか(かなり古い話ですが)、そんなレベルで一喜一憂してては明日はないんだと思えるんですがね。
いや、マジで外国模型のマルタイ、私は欲しいと、相当な物欲駆り立てられましたよ。マジかよ、これ欲しいよと。こういう技術の方向性があると、そうしたら、こんなこともあんなことも出来る。そういう「未来」が海外鉄道模型erには見えていると思うんですがね。
動画の埋め込み、後でこっそりやっておきます。
メルクリンのやつもあります。