愛すべき娘たち | 石読みと人間観察ラボ

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 土曜日は家族で釣りをしに、4時起きで和歌山まで車で行ってきたんですよ。

有料の釣り場で7時スタートだったのですが、ほとんど場所が埋まってしまっていて、

ほぼ滑り込みな感じで空いていたスペースに四人分ねじ込んで場所を確保しました。

 


 

インスタには人が映らないように写真を載せましたが・・・

 


 

実際にはこう。7時の時点では手前の場所にも人がいた。

 

この日はイワシが当たり日で、大体8~12センチくらいの大きさのものが入れ食い状態で。

投下されたオキアミをイワシがバクバク食べているところに釣り糸を垂らしたらすぐに手ごたえを感じる。

 

釣ってバケツに放すと、勢いよく泳ぎまわるので、子供たちも大喜びで見たり触ったりして鱗まみれになっておりました。

一子は実際に釣りを体験して、釣りの面白さを経験し、

その間二子は釣ったイワシをクーラーボックスの上に綺麗に並べておさかなやさんをしておりましたやめろ。

 

「イワシが痛んじゃうでしょ!」

 

「イワシ死んじゃう?」

 

「いや、その子達はもう死んじゃってるよ。痛むっていうのは、腐っちゃうっていうことだよ。イワシゾンビになっちゃう」

 

「イワシ、ゾンビになる!?そしたら、また動くよね!?」

 

いやそうじゃない。目をキラキラさせながら聞くんじゃないよ。

 

あれだけ群れで泳ぎまくっていたイワシたちも、お昼にはピッタリ来なくなって、

そのタイミングで終了しました。

 

そのあと実家に寄って、少し大きめのイワシは刺身に、後はてんぷらにしてみんなでいただきました。

 

私が4,5歳くらいの頃、まだ存命だった祖父は釣りが大好きで、小型のアジをよく釣っていました。

おばあちゃんがよく下処理をしていたのを手伝いながら、

「お刺身にして!」

とねだったものです。

こんなに小さいお魚、お刺身にしたら身がなくなっちゃうよと苦笑しながらも、数切れお刺身にしてくれたおばあちゃん。

 

 当時のことを思い出しながら私もイワシを刺身にしてみたけどほんと無理だわ。身がなくなる。

ばあちゃん、あんときは無茶言ってごめんよ。でも無茶苦茶うまいよ刺身。

 

 そんなちょっぴりしんみりなほっこりエピソードで初めて見ましたこんにちわ。

石読み師のサカモトです。

 

 また釣りに行きたいな。

鯖を。鯖を所望(手作りのシメサバが言葉にならない旨さ・・・)。

 

 

 あ、どうしよう。のっけからまた長くなってしまった。。。

 

 じゃあ少し手短に。

 

 

 このブログを通じて、私と母の確執のことはちょくちょく書いてきたんですけど。

若いころの母は本当にひどくって、人の趣味にケチつけたり、門限過ぎると家から閉め出したり、

家事を全部人に押し付けたり、神経質にねちねち嫌味言ったり、ヒステリックに怒鳴ったり、

それも大体私ばかりが怒られてきたわけなんだけど、なぜかいつも私が地雷を踏んでしまうらしくて。

 

結婚してから、人に怒鳴られないって幸せ、物音におびえないで済むって幸せ、怖い夢を見てうなされないのが幸せと思う程度には色々過去に悩まされていたわけです。

 

そんな母の最近のお話。

 

「あんた、”毒親”って知ってる・・・?」

 

「う、うん、一応・・・(とうとう自覚なさったの・・・?)」

 

「子供にとって毒になる親っていう意味らしいんだけど」

 

(今までの行いの反省的な・・・?)そうだね・・・。今まで・・・私ほんとに」

 

「(私の会話を遮って)私の親って、もしかして毒親だったんじゃないかと思って・・・・」

 

 もうほんとに鼻から麦茶噴いたよね。

 

 母が言うには、父も母も幼少期の自分に全くかまってくれなかったと(それは農家さんで忙しかったというのもあり)

代わりに祖母に面倒を見てもらったそうなのだけど、その祖母がたいそう厳しい人で、良く叱られたり、時には折檻を受けたり、

家から追い出されたりもしたという。

 

 話を聞いていると、あー、それ私もされたことあるなー・・・。

 

母から。

 

という事も多々あり、さすがに折檻はなかったものの、

”人は無意識に受けた仕打ちを繰り返す”

というものをむざむざと感じたのでした。

 

 私は、自分の負った幼少期に負ったトラウマや心の傷というものを、

アメブロで知った”感情を開放する”というやり方で、

問題を引き起こしている感情を見つめ、自覚し、開放していくというプロセスを経て癒していくことに専念していきました。

あの頃は苦しくて辛くてどうしようもなかった感情を、

思い出しては文章にしたり、ぐあ~~っと苦しんだり、母に直接辛かったと伝えたりして、

今はほとんど思い出せないくらいには回復はしてきていると思っています。

 

 母に怯えることも、憎むこともなく普通に会話をできるようになったので、

今では自分のことよりも、母が、母の母や祖母に受けたものを聞いて、

少しずつ絡まったものをほどくように会話(カウンセリング)をしてみています。

母は自分のしたことは全く覚えていないくせに、自分のされたことは逐一覚えているタイプなので・・・。

 

二子が生まれてすぐ位の頃、私は完全にキャパオーバーになり、

家事育児が苦痛だったことがありました。

それを母に伝えると、

母「そんなの努力よ、辛抱よ。そうやってみんな我慢してやってきたんだから」

 

私「(産まれたとき、母が育児ノイローゼでストを起こし、祖母に面倒を見てもらった人←)・・・・」

 

母「だいたいねぇ、今からそんなんじゃぁ、これからもっと大変になるのよ?仕事だってするんでしょう?

私は家事に育児に仕事に宗教行事にってずいぶんと忙しかったけど、やり遂げたわよ!(ドヤァ)」

 

私「やり遂げてないよ」

 

母「えっ」

 

私「お母さんが仕事してた時は、ご飯が作れなくて大体買ってきた揚げ物で済ませるか、私が作っていたでしょ?洗濯物も取り込んだ後たたんでいたのは私だし、掃除もおばあちゃんがぼけるまではおばあちゃんがしていたじゃない」

 

母「・・・。じゃあ、あんたも子供にやらせたらいいわよ(微笑)」

 

これ、本当に悪気なしだから。

とはいえ、彼女も年を取ってずいぶんと丸く穏やかになった。

カウンセリングをして、これから何かが好転するとは思わないけど、

私が知りたいというのもある。

負の遺産を娘に渡したくないからな。

 

 



 

”母というものは/要するに/一人の不完全な/女の事なんだ”

 




 

タイトルにもある愛すべき娘たちは、よしながふみの漫画です。

軽妙なタッチで人間心理の複雑微妙なところを描き、繊細に表現されています。

漫画の中身は読み切りばかりで、様々な生き方をしている女性が、主人公家族と近しかったり、

ご近所さんとして出てきます。

主人公(娘)の母に対する想いに共感して泣き、

母というものは~のセリフも深く腑に落ちることがありました。

虐待モノではないです。少々母がエキセントリック(というか理不尽・・・?)ですが(笑)

その他にも、はっとするセリフがたくさんあって、何度も読んでいるので、オススメ。

 

 よしながふみは、『大奥』今ドラマでもやってる『昨日何食べた』も良いです。

何が良いって、じわじわと主人公が年を取るところが良いのです。

その時間の経過により、視点や立ち位置、考え方が変化していくさまや、

人との交わり方も変わっていくところが凄く面白い。

 

 

 母や女性やスピリチュアルについて、これまで文章を書いてきていない間も色々と見聞きし、

考えてきたことがあります。それもまた書いていければよいなと思います。

 

 

それでは、今日はこの辺で。

今日のオマケ。

 



 


隠れベタ子♂

本当は水草が呼吸してるとこを見て欲しかったんですが、動画が消えてしまったのでもいっちょ。


穏やかな癒しの時間がどなたにも訪れますように。。。