マクラメブレスレット作ってます。
私と一子と二子は、11月生まれなので、合同で誕生日パーティーなるものをしてケーキを食べます。
二人ともすくすくと育ち、それぞれの個性がでてきました。
てってれー
一子は
正直さが1上がった!
賢さが2上がった!
無邪気さが3上がった!
下ネタが4あがった!
二子は
甘え上手さが1上がった!
賢さが2上がった!
”挑発”を覚えた!
あざとさが5上がった!
姉と弟の成長過程が全く違ってきているので見ていて面白いです(真顔)
二子の方が”可愛さは正義”を地で行く計算高さwww
こんにちは。石読み師のサカモトです。
二子は来週3歳になります。
今日はアイルランドの妖精について書こうかなと思います。
そして、次回からはウェールズ神話及びアーサー王伝説に移行していきます。
ケルトと妖精にまつわる研究者でもある井村君江氏は、「ケルト妖精学」の中で、
妖精の生まれてくる種々の源を大きく6種類に分類しています。
1、自然、天体、元素の精霊
2、自然現象の擬人化
3、卑小化した古代の神々
4、先史時代の祖霊、土地の例
5、死者の霊
6、堕天使
この分類は、あくまでも個人的な感想となりますが、1と2は精霊だと思うし、4,5に関しては、そのまま先祖の霊(幽界領域の存在、霊界領域の存在)として区分けしたほうが良いのでないかなとも感じるのですが、
著者がこのように分類するには理由がありました。
『アイルランドでは妖精の呼称はシー、シーブラと呼ばれているのですが、これは、古代アイルランド語で、
妖精(丘の住人)、精霊、幽霊などの霊的存在の意であるそうです。
古文献「アーマーの書」によると、シー(sidh)はシーブラ(shiebra)(fairy,sprite)と同じ意味で、
地下に棲むダーナ神族の意とあり、初めは柄、鶏で、墳墓など丘の場所を指した。
あるいはダーナ神族の住処や宮殿を意味していたが、次第にそこに棲むダーナ神族の意となり、
「塚の住人、丘の人々」と言えば妖精たちのことであるという意味になっていったそうです。
その為、先史時代の遺跡として残る土で築かれた跡、小高い円形の丘や古代の人々の住居跡である円形土砦(ラース)、
あるいは埋葬丘(トウラムス)などや、石の墳墓(ケアン)や祭儀場、様々な石の古墳、それに回廊埋葬場石塚などは、妖精たちの好んで出没する場所だと信じられている』
とあり、1~5までの精霊と死者の霊を区別せずに、見えざる存在として受け入れていたということが覗えます。
6番の堕天使はどこから来るのかというと、キリスト教伝来以降に、神及び天使ではない者として区別された結果ではないかなと思います。
そしてアイルランドに限らず、石で出来た上記の丘や墳墓、石塚などは、スコットランド、ウェールズなどでも見られ、同じように妖精の伝承が伝えられているそうです。
おそらくは、このアイルランドに伝わる神から妖精へと移行した見えざる者とその住処を、妖精の原型と見たほうがいいように思います。
これらの見えざる存在達は、ドゥルイドの消滅後、書物の中へ記録として書かれることを望み、
その中で忘れられることなく細々と人々の記憶の中へ留まり続けました。
そして1600年代から1900年代にかけてアイルランドよりケルト復興運動が起こり、次第に復興を呼びかける声が次第に大きくなっていく中で、著名な劇作家や童話作家、詩人や小説家により、様々な姿で息を吹き返したのでしょう。
因みにですが、ダーナ神族直属の妖精はハイエルフとみて間違いのないようです。
ハイエルフを知った時点では、そこまで詳しく妖精のことをしらべていなかったのですが、
その存在の姿と特徴を照らし合わせると、統合性があることと、本人たちが認めていましたので、おそらくは本当かと思われます。
ウィリアム・シェイクスピア(1564年~1616年)は、イングランドの劇作家、詩人であるのですが、その作品の中には、実に多彩な見えざる者が沢山出てきます。『夏の夜の夢』には、人間の男女、妖精の王女と王、そしていたずら好きの妖精パックが織りなす喜劇で、長い間とても親しまれている作品です。シェイクスピアの作品の特徴は、著者の優れた人間観察眼による優れた心理描写なのですが、
たまにこれ降りてきたんじゃないの?というほどあちらの世界の話が描かれている者もあって興味深いです。
また、1887年、W・B・イエイツは、アイルランド民謡の編集を任されたことをきっかけに、神話・英雄の伝説を除いたアイルランド各地方の農民や漁夫の間で語り継がれていた話(バーディック・テールズ)や民間伝承物語(フォーク・テールズ)、そして妖精物語(フェアリー・テールズ)を選び抜き、編纂、時に修正を加え、アイルランドの妖精達を始めて分類し、体系化に努めました。
これらは1888年に「アイルランド妖精の民謡物語と民話」
1892年に「アイルランド妖精物語」
として刊行され、これらの書物は19世紀に起こったアイルランド文芸復興運動(=ケルト復活)をより促進させ、
またイエイツ自身の文学活動の出発とその後の源泉ともなっている。
この方の活動を皮切りに、ヨーロッパ各地で妖精をモチーフとした物語が広まりを見せます。
まるで、妖精が人から人へ、本から本へと移り変わるかのように、現れては消え、気まぐれを起こし、
人々を翻弄したのでした。
大陸のケルトが島のケルトへ入ってきたという痕跡がないということが解り、多くの人が混乱されているようですが、
このように、アイルランドには、島に伝わる伝承や視えざる存在に対しての意識など、ケルトの核心に迫るような事柄が沢山
詰まっています。
見えざる者の世界のことは私も全てを把握しているわけではありませんが、
島のケルトより様々な霊的存在やその概念が失われず、また、広がりを見せたこと自体、
あちらの世界の方々の思惑の様な気もしています。
あと、個人的には”神にささげる生贄”があったか無かったかというところが非常に気になるのですが。
王が亡くなったときに一緒に埋められる(古墳と埴輪の関係性みたいな)ケースはあったようですが、
神話のなかで神が生贄を喜ぶとされる描写はなく、死は受け入れる者ではあるが不吉なことには変わりはなく、
死を好む妖精を不吉、女神を邪悪としているので生贄崇拝はなかったと考えるのが妥当かなと思います。
紀元前362~紀元前175年頃の者と思われる、高貴な服を着たミイラ(オールドクロウハンマン)のバラバラ遺体が40体ほど出てきているそうですが、失脚した支配者、裏切りの王族という見方が強そうです。
個人的には、この地に光のヴェシカパイシスがあるような気がしているんですよね。
聖なる祈りでのみ発動することのできる光の場。
いつか、その目で確かめるためにも、訪れたい地でもありますね。
それでは、今日のオマケだよ!
『ブレンダンとケルズの秘密』
というアニメーション映画だそうです。たまたま見つけてとても気になっております・・・・。
それでは、森と光とケルト十字の祝福を♡