対照的なあれやこれや | 石読みと人間観察ラボ

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天然石を愛で、石読みで誕生した
クライアント様の魂に呼応する
マクラメ編みオリジナルブレスレット等をお届けいたします。

マクラメブレスレット作ってます。

オーダーや石読みについては

あと、





 奪う、ということについて。

 自分が苦心して学んだことや思いついたことをあたかも自分が思いつきましたーと言わんばかりに誰かに先こされて悔しい思いをするだとか。

ミクシィやってたときにマイミクのアブウータン(アブノーマルなオランウータン)は
自分の日記を丸パクリしている奴を見つけて憤慨してたしな。

「あいつ・・・俺よりマイミク多いんだぜ・・・コメント欄盛り上がってたよ」

実に切ない思い出だ。ドンマイ、うーたん。

 
 ふむーと憤っていたら、

『まーたこじらせとるの』

とラオロンが話しかけてきました。

(でもさあ・・・パクられんの嫌じゃん。奪われるのって悔しいよ)

『奪われるのも奪う側の人間だということじゃがの』

(え?)

『奪うと奪われるは対じゃ。ということは、与えると与えられるもまた対ということじゃの。さて。お主のそのアイデアは、本当に一人で生み出したものかのー?』

(そう言われると・・・)

『貴重な情報を無料で提供しとる者も多くおるでの。おぬしもその恩恵にあずかっとるじゃろー』

(ああ!本当だ!!)

『出せば入る。ただそれだけのこと。それを本当にわかっとる奴らはのー、奪うとか奪われるなんて思っとらんぞ』

(そっか。意識的にせよ無意識的にせよ、与え与えられる人の世界には奪い奪われるなんて存在しないんだ)

『・・・おぬしは利口なのか阿呆なのか、時々よくわからんの』


 ・・・うん、よく言われる。

時々自分でもそう思います。サカモトですどうも。



 さて。前者後者の話ですな。


私は長いこと色んなブログで前者だ後者だって議論が交わされているのを読んでいって、

自分がどちらかがわからないでいました。


・・・もとい、わからないふりをしておりました。


そんで原点に立ち返って、心屋さんの前者後者論を読んで、

”悪意”の前者の”悪意”を諦めて受け容れたとき、ようやく前者だった認めることが出来ました。


ちなみに、

前者は、悪意の大人
後者は、天然の子供


前者の「悪意」とは、言い換えると「我慢のひと」
後者の「天然」とは、言い換えると「我慢できないひと」


だそうです。


ホテルで働いていた時のことを思い出すと、そうでした。
あれほどはっきりと前者後者が分かれている職場はないんじゃないかなって思うくらいです。

因みにホテルでいう所の前者後者は、

前者=指示を出す人、人を使う人

後者=指示通り動く人、人に使われる人


例えば、パーティーの準備をするとき

新人の後者が新人の前者とベテランの後者から支持を仰ぎ、
ベテランの後者はそこそこ出来る前者に指示を仰ぎ、
ベテランの前者は采配をそこそこ出来る前者に任せて裏でおやつ休憩をする
(そのかわりパーティー本番でのすべての裏作業をするために全力で動きまくる)という構図。




ホテルで働く人は、最初は皆新人なので、後者のように見えます。

でも、しばらくたつと何人かは見出されて色々教え込まれるようになり、
後者に指示を出す前者になっていきます。


私は力量はないんですが、何でもそこそこ形にはなるんで、色んな部署でいろんな仕事を教えてもらって、知識を増やして楽しく、そこそこな仕事をしておりました。


そこでねー、自分と同じくらい仕事が出来て、自分よりも上の前者達と仲良くしている子に、
思いっきり見下される事件が起こったのね。

 その子は派遣で色んなホテルで働いていた子で、
ホテルによって色々ルールが異なる部分があるんだけど、
使っちゃいけないものを使っていたからそれを注意したら、

「はあ?キャプテンはいいって言ったけど?」

って睨まれて、後でキャプテンに確認したら、言ってないし使っちゃだめなもんはだめなんだけど、知らなかったらしいから後で注意しとくわ、って言われて、
でも二人は仲がいいらしく有耶無耶になっちゃって、そこからその子に格下認定されたみたいになっちゃって。実力が同じくらいだから、同じ場所に配属されることも多くて。


そりゃもう、ブチ切れるよね。

こいつ、ぶっ潰したる!!と思ったんです。

で、ぶっ潰しました(笑)


 どうしたかというと、まず、仕事の精度を上げました。
指示をもらいながら、指示した人の背景を考えながら、上の人の動きを想像しながら動いたり、
自分で効率の良いほうを考えて動いたり。
人の指示を出来るようになって、新人さんに教えることが出来たのも大きかった。
教えることで自分の仕事の仕方の再確認になるから、結果的に仕事ができるようになっていくのですよ。

私がキレたその子は自分が上の人に気に入られて、仕事をもらえる状態をキープしたい子だったから、新人を育てるという気がなかったのね。

それを悪いとは言わないけれども、だんだん実力に差が出てきた。

私が復讐(笑)のためにしたことは、ただ仕事に集中して精度を上げただけなんだけど、
私を使いたいと指名してくれる現場の人が出てきた。
私と仕事をすると楽しいですと後輩が言ってくれるようになった。

そんで一年くらい経ったときかな。

私が怒った子にね、
「仕事を教えてください」

って言われたの。

勝ったって思った(笑)


・・・とここまで思い出して、やっぱり前者だなって思ったのです。


でも、今はもう勝たなくてもいいやって思ってます。
もっと楽で楽しく仕事をしていきたいです。

ただ、あの”勝ち”を取りに行くときに煮えたぎるようなパッションもまた
私の好きな感情であります。


前者だから後者が苦手とか、そういうことはないです。
どちらのタイプの友人もいますし、突き抜けまくった人は前者後者関係なくバケモノ(褒めてます)だと思います。


一晩で8個の部屋を作って(ホテルでは、宴会場の準備を”部屋を作る”って言います。部屋の大きさにもよりますが、一部屋作るのに2~5時間程度かかります)飄々としていた前者さんもいますし、

私は何も出来ないから・・・って言いながら霊視と除霊と予言が出来る普通の主婦の後者さんもいます。


前者は何かをするとき、ちょっと言い方が悪いかもしれませんが、自分が率先して動きながら人を使って巻き込んでいくとスムーズにいくなと思います。言葉が的確なので、使われても不快になりませんし、むしろ使われた方も成長できると思うのです。後者のいいところを見出して使えるのも、前者の能力だと思います。


後者は何かをするとき、目いっぱい楽しむだけでいいと思うのです。楽しめば楽しむほど、その空気が波及してみんなに届くんだと思います。そんな後者に前者は何かしてあげたいと思うし、
いいところがたくさんあるんだからもっと見せて、楽しんでって思います。周りに色々お願いして、助けてもらうのもいいと思います。とにかく好きなことに集中できるといいですね。突き抜けられるのはやっぱり後者だから。


と、すっかり本家は完結しているにもかかわらず、前者後者を書いてみました(笑)


それでは、おやすみなさい☆