やちょうのかい | ぽぉ~のぶろぐ
こんにちわ ども。
 
 
今回の題は 【やちょうのかい】→野鳥の会 じゃないですからねっ。
 
 
 
 
【夜釣の怪】こっちです。
 
 
$ぽぉ~のぶろぐ
 
 
少し前に 釣りしたいな・・ と、ふと夜に思った。
その時に思い出した実話です。
 
 
当時、僕はまだ世間的にも普及してなかった携帯 
カラーではないもののタッチパネル式の携帯を使ってた。
 
今のスマホとかと比べたら 走りだったけど 
それほど使いやすいものではないその携帯を使ってた。
 
良いか悪いか別として 新しいモノに目がなかった
 
 
とある日、いつもどおり会社の定時のベルがなり 
ベルと同時に毎日一緒に釣りをしてた後輩が僕のところに駆け寄ってきた
 
「ぽぉ~さん!今日は金曜なんでちょっと遠出しましょっ!」
 
いつもは、会社から緊急呼び出しとかがあるかもしれないから
定時後 会社の近くで釣り仲間と集まって釣りをしてたけど
 
その日は金曜で翌日が休みなこともあり、そういうお誘いになったのだ。
 
まぁ毎日同じ場所で釣りをすることにも飽きつつあったので 
たまには良いかな~って思って その日は少しだけ遠出することにした
 
その日は遠出ってこともあり
いつもよりは人数は少ないものの 6人集まってその場所に向かうことにした
 
一人が釣具を少し追加したいってことで 行きつけの釣具屋に寄ってからになり
 
実際その場所に向かおうと店を出たのは 夜の9時過ぎになってた。
 
 
9時を回ったらいつもはもう家にいるのだが その日は釣具屋にいった際
夜バスの世界を熱く語られ みんないつも以上にやる気に満ちてしまい・・
 
なんなら夜通しコースって話にもなってた
 
一人が店を出たときに 「あ!そういえばさ・・」と徐に口を開く
 
もう行こうって言ってから4時間が経過してて皆今更なんだと言わんばかりに
その子に言い寄る
 
「今度は何や?」と何人かがその子に近寄ると
 
【そこの湖 夜になると女の幽霊が出てきて すすり泣く声が・・】
 
と、言い出してきた。
 
夜って何時よ てか今更そんなん言われてもさ・・という雰囲気になり
 
幽霊でたら 皆で逃げる!ってことになり とりあえず向かおうってことになって出発。
 
 
 
道中、腹が減っては戦ができぬ精神から コンビニ何件か寄って食料やらなんやらを調達
 
コンビニで収まりがきかなくなり 結局のところ 外食をする羽目に・・
 
いつもながらグダグダである・・
 
 
んで結局のところ 湖に着いたのは 22時ころになった。。
 
 
そこから買ってきた釣具をリグる人
もう、釣り支度が終えてそれを待つ人
 
そのグダグダ雰囲気もまた楽しくて 結局現地に着いても釣りが始まったのは
23時ころだったと思う
 
ある程度感覚をおいて 座って釣りしてる人と 
いつも通り探りながら釣りをしながら歩く人らと
 
大体二手に分かれて 釣りをしてた
 
 
水面にライズ確認できるものの 全然当たりがなく
 
飽きかけてきたそのとき 異変が起こった
 
 
遠くの山から 変な声が聞こえてきた・・
 
 
「キィィーーーーッ キィィーーーッ・・・」
 
そこにいた全員が止まった。。
 
物音を立てないように、近くにいた何人かが集まった
 
「あれ・・何の声?」
「人間じゃないようにも聞こえるけど、動物っぽくもないよね・・」
「なんにせよ、気持ち悪いよね・・」
 
んでその中の一人が その声の方向に歩いていった・・
 
見えなくなった頃に
 
その「キィィーーーッ」って声が何匹かに増えた
 
え・・ 数がいるのか・・
 
そう思って そこから動けなくなってる僕らの元に その声を確かめるために
歩いていったやつが戻ってきながら
 
「キィィーーーッ キィィーーッ…」とまねをしながら歩いてきた
 
脅かすなと・・w
 
 
そいついわく サルじゃないかってことになった
 
なーんだサルか・・ サルならいいやwww って具合にそのサルを馬鹿にするかのように
こっちで集まってた面子も同じ鳴き真似をし始める
 
 
んで、それから少しして 月明かりがだいぶ明るくなったあたりに休憩することになり
 
いったん車に戻った。
 
 
 
ぜんぜん釣れないけどこのまま続けるか
今やめてまた明日集まるかの話し合いになり
 
結果、食料もいっぱいあるから 朝まづめ をすることにして朝まですることにした。
 
一番いい時間帯 朝4時から6時までってのを迎えるために寝る人もいれば
続ける人もいる中
 
 
僕は ここの湖に着てから 
ずーーーーーーっとおかしな現象にみまわれてることを、整理することにした。
 
その現象とは・・
 
文頭で話した携帯のことである。
 
いつも一緒に行動してる伊藤君(仮名)にずっと つりしてる間言い続けられてたのだ
 
「ぽぉさん 携帯電源切ってくださいw うっさいですw」
 
これを言い続けられていた。
 
 
ここの湖に着てからずっと 歩くたびに ポケットに入れてる携帯がシャッターを切る
 
そのシャッター音が鳴り止まないのだ。
 
右足の腿のところのポケットに入れてた携帯が 何歩か歩くたびに
 
カシャッ カシャッ とシャッターを切る
 
きっとその タッチパネル式の携帯だから どっかに触れてシャッター切ってるんだよ
って思ってて 伊藤君にもそう言ってた
 
んでそのうち 伊藤君にカシャッ っていうその音を真似されて
 
真似されるのもうっさいな・・って思ったので 電源を切ってた
 
 
 
 
はずだった
 
 
 
 
 
電源を切っても シャッター音がなる
 
電源を切っても シャッター音がなるたびに電源が入る
 
 
これ完全に壊れたんだなって思ってた
 
だって移された写メ 真っ黒だしね?
 
 
「ぽぉさん さっきから何撮ってるんですか?自分のパンツですか?w」
とか言いながら伊藤君は茶化して来る
 
いい加減 車に置いてこようかと思ったけど 
バスが釣れたら決定的な一枚を収めてやろうって思ってた僕は置いてくる事ができなかった。
 
その後も 電源を切るけど また勝手に電源が入ってシャッター音が鳴る
 
もう半ば諦めてた 翌日にでも携帯ショップにもっていけばいいやって思ってた。
 
 
朝まで粘るも 10時くらいまで粘るも まったく釣れず。
 
いい加減だるくなってきたから帰ろうって事になり
帰ってきた。
 
その釣れなかったって話を 帰り足で釣具屋に報告しに行って
 
自宅に着いたのは お昼過ぎだった
 
 
疲れてたせいもあり その日はそのままダウン
 
日曜にしきりなおしってことで 別の釣りに行くことを何人かで決めて
 
日曜に現地集合
 
 
その日は普通に釣れて もう夜釣りはしないって話をしてる時に
 
伊藤君に その携帯どうなりました?って聞かれて
すっかり忘れてたって事を話し
 
そのシャッターが切られた 写メを整理することにした
 
全部 真っ黒な写メだったので 全部削除した。
 
 
 
月曜日 会社に出勤して 普通に仕事をして
 
お昼休みにいつも通り車にいってタバコをすってた時
 
日曜の釣果を見せ合いっこしてる時に あれ?って思った
 
 
黒い写メ 1枚残ってる
 
 
消したはずだったのに・・
 
 
その時に気づいたので消そうとした
 
 
でも・・なぜか削除できない
 
 
俺がその削除できない写メを消そうとしてるのを 後ろから伊藤君が見てた
 
「ぽぉさん その黒い写メ なんか写ってるんじゃないですか?w」
 
そう笑いながら 言ってきた 
 
 
なわけねーだろ? ただ消えないんだよね・・
 
 
もし その写メに何か写ってたら嫌だなって思いながら
 
伊藤君確認のもと 画像を明るくする効果を重ねてしてみることにした
 
 
どんどんその効果を行い
 
明るくしていった結果
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんと・・ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
男性の顔が写ってるのに 二人で気づいた・・
 
 
 
縦の写メの左半分に 帽子を被った男性の顔面 こっちを見てる
 
 
 
 
伊藤と俺が止まった
 
 
きっと俺らが変な顔してるからだったと思うけど 人が何人か寄ってきた
 
 
その写メを見て 皆 声が出なかったが
 
一人が 「それ・・心霊写真じゃないですか・・?」 って言ってきた
 
 
怖くなって 消そうと試しても絶対に消えない
 
 
携帯ショップに持ち込むも 気持ち悪がられて 相手にされない
 
 
データ一括削除してもらって構わないんでと話して削除してもらうも
 
その写メだけ消えてない
 
 
これはどうするべきなのか・・ 
以前から通ってた美容院のおばちゃんの弟さんがそういうのに詳しくて 相談してみた
 
その人いわく・・
 
「あぁ・・これやばいやつだわ、携帯ごと捨てたほうがいい」
 
との話だったので どこに捨てたらいいかを尋ねて
 
結局のところ留まらせないためにも 川に捨てることにした。
 
 
携帯なんていう 産業廃棄物を川に捨てることには少し抵抗はあったが
 
もっとくわけにも行かず やむない選択ってことで 忘れることにしてた
 
 
 
 
少し前 夜にふと夜釣りをしたくなった時に 思い出した話でした。