来てくださって、ありがとうございます。

 ペディキュア大統領です。

 

 

 ちゃんばあが体調不良のため、しばらくは面会できそうにありません。

 

 

 電話で話をしても、やっぱりなんだか元気がありません。

 

 

「いつ死んでもいい」

 

が口癖となっていますが、血圧の薬も欠かさず飲み、ご飯もちゃんと食べて、往診がくればちゃんと受診しています。

 

 

「そうは言っても、やっぱり生きていたい」

 

が、いつもの二人の会話の着地点です。

 

 

 珠洲の地震の影響はどうかという話題が出ると、二人とも見に行ったわけではないので聞いた話を総合して想像することしかできません。

 

 

 祖父母の家は大通りから一本入ったどん詰まりにあります。

 

 

 車がすれ違うことが難しいくらいの細い道路沿いです。

 

 

「今行っても、家の近くまでも行けないかもしれないね。

 

手前の家も軒並み壊れているだろうから」

 

「でも心配だし、様子を見に行きたいね」

 

「泥棒、入っていないかな」

 

「入っているかも…、怖いね」

 

「うーん…、気になるね。

 

「見に行きたいけど、それまで生きとれるかなぁ」

 

「たぶん大丈夫じゃないですか?」

 

「そうかなぁ…」

 

 

 

 祖母の体調も心配です。