懺悔と祈り
いつも私を慕ってくれた、あの子の異変に気付けないなんて、
あの子が抱えた悩みも、察する事が出来ていなかった。
私って、なんて慕い甲斐のないやつなんだ。
あの子がいなければ、私はただの幼稚なアホ女でしかなかった。
あの子が慕ってくれたから、大人の自覚が芽生えたような気がする。
お姉さんにならなきゃ、って。ちょっとでも、あの子の力になれる存在になりたい、って。
私を成長させてくれたあの子を、私は見守り続けたいと思った。
あの子を楽しませたいと思った。
それなのに・・・あぁ不甲斐ない・・・
奔放で強情な振る舞いの裏にある、素直な優しい心、私は感じていたよ。
敬愛する、あの女の子の芸人さんと、同じ強さと切なさ、私の憧れ。
そう、あの子は確かに、私の憧れの星。
今は、薄曇りに隠されて、姿を消しているけど、
きっと、そのうちいつものあの子に戻って、きらめいてくれるよね。