わたしには現在婚約者がいて、婚約指輪も憧れブランドのものを買ってもらっていて後は受け取るだけ。プロポーズの日も入籍日も決まっていて、憧れホテルも予約してくれている。
↑参照
キャンセルは不可。
でも.....雲行きが怪しくなっている。
実は2〜3ヶ月前までちょっとしたモヤモヤも留めないように、結構怒ったり泣いたり嫌なことは嫌だと言いにくいこともなんでもはっきりいってきた。
でも、彼の実家に遊びにいく時にも、どうしても納得ができないことがあって、このままの気持ちでは行けない!と家の前で言い合いになった。
その時はじめて、すごく優しかった彼が強く言い返してきた。
「なんでそんな言い方するの...!」
号泣するわたし。
「ごめん、ごめん!言いすぎた、ごめん。」
慌てて平謝りする彼。
少し落ち着いてから、
「そんな言い方する人だと思わなかった....」
「俺だって人間だから感情的になっちゃうこともあるよ。俺が言い返さないからよかったの?」
「そうじゃないけど.....」
気持ちがますます整理ができなくなって、今日はキャンセルにしてもらうことに。
そこからタクシーで他の場所に移動して、話し合う。
「さっきはごめんね。気持ちが動揺して感情的になっちゃって。」
「でもこういう風になることがストレスになっている。」
「じゃあどうしたいの?」
「自分でもわからない。」
その後、さらに場所を変えて話し合いを何時間もしていく中で、わたしの考えを理解してくれて、
「俺が悪かったです。本当にごめんなさい。」
って言ってくれて、仲直りした。
でもわたしはその出来事から、彼のストレスにならないように感情的になるのはやめようとか、これ言ったらこうなるかなとか考えて発言したり、言うのをやめるようになった。
この2ヶ月は一切喧嘩していない。
でも、わたしの中でわだかまりが渦巻き始めて、ホワイトデーにそれが爆発した。
わたしはバレンタインに、苦手なお菓子作りを頑張って、ショコラテリーヌを作った。
直前は品切れになることが多いので、何日も前から数カ所回ってケーキの型・材料・ラッピングの素材を集めた。
うちにオーブンがないので、仕事の後に実家に帰って作った。
また自分の自宅に帰ってきてから、不器用なわたしは何度もリボンの掛け方を練習して箱に斜めにかけるラッピング法をマスター。
当日何度かやり直しをして可愛くできた!
冷蔵なので、家に送ってもらった時にサプライズで冷蔵庫から出してきて、彼は喜んでいてくれた。
ホワイトデーの週末には、わたしの仕事の都合でデートできなかったので、その翌週にしようねって言ってくれていた。
週末の話をしている時に、彼は何もプランを考えていなかった。
そこで悲しくなって、前だったら『え?!なんで!?ホワイトデーじゃん!』って言ってたけど、グッと言葉を飲み込んでしまう。
「ここ行ってみたかったんだよねー」と、自分でプランを提案。
いいね!とそこに決まった。
でも後からモヤモヤが収まらなかったので、LINEで
「今週ホワイトデーデートしてくれてるって言ってた!覚えてる?」
「うん、ホワイトデーのことは覚えてるよ」
「そっかノープランだから忘れてるかと思った!」
と明るく対応。
そのままLINEは終わる。
いつも絶対に自分のターンで終わらせる彼なので、そこもモヤッとした。
そして当日。
行ってみたかったカフェに着くと
「実はホワイトデーでマカロン持ってきたんだ!コーヒー飲みながら食べたらいいなって。」
わたしの好きなラデュレのマカロンを持ってきてくれていた。
↓
わたしは、ガックリした。
本来のわたしなら、
『え!マカロン!?義理チョコのお返しで貰うやつだわ!ネックレスとかアクセサリーがよかったー!』ってその場で言っていた。
でもまた抑えてしまう。
「わー好きなやつだ、ありがとう。」
そのままカフェで美味しくマカロンを食べる。
でも、このままではわたしは彼の前で気持ちを我慢してしまう人間になってしまう。
意を決して
「マカロン大好きだし、すごく美味しかったし、嬉しい。でももっと特別感のある物がよかった。プラン立ててくれてなかったのも悲しかった。素敵なお店で花束とかもらいたかった。」
彼の表情はみるみる強張り、汗もだらだら、黙り込んでしまう。
あー。またやっちゃったか。
カフェで食べる用と家で食べる用と分けて買ってきてくれて、いろいろ考えてくれたのに。
わたしって傲慢なのかな。
自己嫌悪に陥ってしまう。
でも、別に感情的になってないし、冷静に考えと希望を伝えたし、それで彼はどう受け止めるのかな。
「そうだよね、ごめん。」
沈黙の後、謝る彼。
「嬉しいしラデュレ大好きなんだよ?でも会社で働いてたときのお返しと同じで...わたしは彼氏にも手作りってなかなかしてこなかったから、特別なんだよ?」
「そうだよね...この後素敵なバーがあるからそこに行こうと思ってたんだ。」
それを聞いて、
「そうなのー?!わかった。ありがとう。」
と終わりにするわたし。
普通の会話に戻しても彼の表情の強張りは戻らない。
そうだよね、プレゼントしたもの否定されたら嫌だよね....
また自己否定モードに入って、頑張って盛り上げようとしてしまうわたし。
だんだん通常モードになってきてホッとする。
バーに着いたら、行ってみたいなーって思ってたすごく素敵なところで、これまでのことが帳消しになる。
「あんなこと言ってごめんね。充分です。」
って彼に抱きつく。
どっちの機嫌も完全に治り、家に送ってもらって、お互いの明日の予定で今日はお泊まりなしで帰ることに。
バイバイした後一人になって、やっぱりまだ自分の気持ちが昇華できていなかったことに気づく。
「今日は楽しかった!ありがとう。ゆっくり休んでね。」
「素敵なバーに連れて行ってくれてありがとう。すごく嬉しかったし楽しかった。でもプランたててくれてなかったのと義理チョコのお返しと同じなのはやっぱり悲しかった。
やっぱりわたしは特別感のあるアクセサリーとかがよかった。わがまま?」
そこから2日間、返信がない。
ネックレスをもらえれば満足できるわけではない。
わたしが彼に遠慮するようになっていること、感情を我慢するようになっていることが問題で。
こんなにやってもらってるんだから。っていうのは彼の考え方で。
わたしがどう感じるかは自由なのにそれを制限してしまっていることはわたしがどんどん失われていくかんじ。
どう自分のもやもやを伝えても彼のストレスになるのなら、わたしと彼はやっぱり求めるものが違いすぎるのかも知れない。
(後で削除します。)
