私が小学生の時。

ご近所のお婆さんから、鉛筆をいただいたことが

あった。



自分の親には絶対に買ってもらえない、星型星

可愛い形の鉛筆で、真面目鉛筆しか持たせてもら

えなかった私は、心踊ったのを覚えている笑



そのお婆さんが、私に鉛筆をくれた理由は

「毎日笑顔で、しっかり挨拶してくれるから。」

ということだった。



そんなこと当たり前なのに?と子供ながらに思っ

たのだけど、大人になってからも同じようなこと

があった。





社会人(20代)の時。

私が退職する際に、シャープペンをくださった方

がいた。



「いつも変わらず挨拶をしてくれたのは、あなた

だけなのよ。」と。



その方は、私が勤めていた職場の清掃の方で、

数人の方々とチームで作業をしてみえた。



私が出勤し挨拶をすると、その方は私を見て

ニコッと挨拶を返してくれ、その方も私を見かけ

ると挨拶をしてくれるようになり、時間があれば

世間話もするようになった。



仕事が忙しくて昼休憩が遅くなり、私は一人食堂

で遅い昼食をとることが、しばしばあった。

清掃の方々は、さっさと食堂の掃除も終わらせた

い為、あからさまにそれを態度に出す方もいたり、

私が食べている最中に、掃除を始める人も。

そんな中でも、その方だけは「今日も忙しそうだ

ったね。ゆっくり食べて。」と、清掃を待ってくれ

た。

とても、親切にしてくださったと思う。



職場には緊張感しかなかった私にとって、その方

の優しさは特別で、ホッと安心できる存在だった。



あれから30年か。。。

あの当時、おいくつだったのか…

私を娘のようだと可愛がってくれていたから…

現在は80前後…ぐらいかな?



…お元気ですか。

いただいたシャープペン、
50半ばのおばさんになっても、大事に使わせて
いただいてますよ〜ニコニコグリーンハーツ



(※小学生の時に、お婆さんからいただいた
星型鉛筆は、さすがに残っておりません泣き笑い)




挨拶をしただけなのに、鉛筆やシャープペンを

いただいたという、若い頃の話。



最近感じているのは、大人も子供も、挨拶をしな

い人が増えたな…ということ。

しない人もいるけど、私はこれからも、笑顔で挨

拶ぐらいは、続けていきたいニコニコ