今朝は4時頃に目覚めた。年寄りの朝は早い。
にゃんぴーのトイレを片付け、
窓を少し開けると、雨が少しパラついていた
朝から雨かぁ。。。
♪きみに会う日は 不思議なくらい 雨が多くて
水のトンネル くぐるみたいで 幸せになる〜 ♪
今日は。
朝からずっと『はじまりはいつも雨』の
このフレーズだけがぐるぐると🌀リピートされて。
曲全体を聴きたくなって、YouTubeで検索。
何度も聴いているうちに、色々なことを思い出し
ました…
この曲が流行っていたその頃。
私は、就職浪人中で。スポーツ施設で受付のアル
バイトをしていて。
その施設の有線で、聴き飽きるほど毎日のように
『はじまりはいつも雨』がかかっていました。
聴き飽きる程かかっていたのに、あまり歌詞を
覚えていない私って・・・。ヤバイ?
ボウリング場とテニスコートとパターゴルフ、
打ちっ放しの4箇所の受付を、私を入れて
女性5人で順番に入っていました。
一番ラク好きだったのは、パターゴルフの受付。
会員さん方はレッスンが終わると、近隣の喫茶店
から飲み物を出前してもらい、お菓子をたべなが
らおしゃべりをします。
その会員さんの中に、太っ腹なオジー様がいて
「おい、オナゴ。こっちおいで。コーヒー飲みな」
と、毎回私の分も勝手に注文して誘ってくれまし
た。
勤務中なのに、おしゃべりコーヒータイムが奢りで
付いてくる美味しい時間。。。
おい、オナゴ!…という呼び方が、当時はすごく
嫌でした。 ふん!って思ってた。笑
今思うと、あの時代の70代男性と言えば、そんな
感じの人が多かったからな…。
呼び方はちょっとアレだったけど、何だかんだ
「おい、オナゴ」「オナゴは今日はどこやね。」と
よく声を掛けてくれていたな…。
その年代の人たちは、デリカシーの無い人が
ほんっっっとうに多かったけど、その人は…珍し
く手のことは一度もきいてこなかったな…。
毎日、必ず誰かから何か言われていたので、いつも
身構えていたけど、人は見かけによらないなと、
ちょっとホッとしたことなど、思い出しました。
恋バナ…らしきものも、あるにはありましたが。
母や姉から「プー太郎」とか「フリーター」とか。
人の苦労も知らず、そんな風に私を呼ぶので
誘われても、全部断わって…なんか…寂し〜い
青年期だったなと…(^_^;) さびし…
でも、その翌年には無事?就職も決まり…
その夏、飲み会で夫と出会ってしまうのであり
ます。笑 ←まるで悪い事のように言う。
朝イチの雨ふり☔から、『はじまりはいつも雨』
のフレーズが浮かび、そこからその曲が流行った
時代のアルバイトや人間関係など、色んなことを
思い出して。
残念なこともあれば、当時はあまり好きではなか
ったオジー様の優しさとか、良いところにも気づ
くことができました。
今までも色んな出来事がありましたが、
嫌な想い出の裏には必ず、当時は気付けなかった
良いことが隠されているものだなと思うように
なったのは、私がそれだけ歳をとったということと
今が穏やかに過ごせているからなのでしょうか。
そう思うと
星のことに、ちんぷんかんぷんで
落ち着きもムードもヘッタクレもない夫にも、
口は悪いけど「ひとり旅、いつでも行っておいで
よ。」と
いつも声をかけてくれる息子にも、
もっともっと感謝して、今のうちに精一杯優しく
しておかなければと思うのです
