はるかぱぱのブログ

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子育てのこと、子どもの病気のこと、おっさんの日常など。

こんばんは。


なんだか、書いてみようかなーと思っての題名にしましたが、私は研究者でもなんでもありませんので、ただただ個人的な意見を書いてみるだけです。不快に思われたら、さーっとスルーしていただけると幸いです。


さて、4月になり、新生活が始まった方も多いでしょうね。


というタイミングでスマホでニュースを見ていたら、どこかの学校で、クラス替えに問題があって休校に追い込まれているというのが出てきました。


まぁ、あちらをたてたら、こっちがたたず…

先生方もいろいろ考えてたとしても100%満足っていうのは難しいだろうなーとは想像できます。


もともとトラブルの関係にあり、学校もそれを把握してたのに同じクラスにしちゃってた!なんてのは、できれば学校側も調整してもらえたらなーとは思いますが、あっちもこっちもトラブルだらけの子とかいたら、どういうクラス替えをしたとしても、誰かは不満を抱えてしまうでしょう。


私が読んだ記事では「モンスターペアレンツ」に注目していて、親が必要以上にクラス替えに文句を言ってくる、子ども同士はそこまでトラブってないのに、親同士がトラブってるから「同じクラスにしてほしくない」ということを事前に言ってくる、中には「一緒のクラスにしてほしくない子」をランキングにして先生に訴えかける親もいるとのことでした。


50代の私からすると、「クラス替えに文句を言う」という感覚が分からないというか、私が通ってた小学校はそもそも1学年1クラスだったので「クラス替えがない!」という小学校でした。なので、6年間ずーっと同じ顔ぶれ。文句を言いようがありませんでした。中学校はさすがに1学年6クラスだったので、クラス替えがあって、うーん、まぁクラス替えでいろいろありましたが、「先生(学校)に文句を言う」という発想はありませんでした。


まぁそりゃぁ、いざ自分が親になってみて、親目線で「誰々と同じクラスにして欲しい。逆に誰々とは一緒にして欲しくない」という思いがあるのは分かります。私自身もなつおのクラス替えに関してはぼんやりと「仲のいい子と一緒になれたらいいね」とは思っています。ただ、それを先生(学校)に言いに行くということは考えていません。


昔、何を読んだのかは忘れましたが、「学校とは理不尽さを学ぶ場所だ」という文章を読んだことがあります。「学校ではみんなが平等」なんて思うのはただの夢物語、空想でしかない。先生も人間だし、好き嫌いもあるし、合う合わないもあるでしょう。生徒間でのパワーバランスもあって、いろんな理不尽なことが発生する。それを「学校」という場で経験し、乗り越える力や処世術のようなものを身につけることで、社会に出たときに遭遇する理不尽さに立ち向かうことができるんだ、、、というような内容だったと記憶してます。社会に出て、自分のことは自分しか守れないなかで遭遇する「理不尽さ」は、「学校」という場でいくらか経験してるからこそ、耐えれたし、乗り越えられたような気がします。


子どもたちには、なるべくいい環境で学んで欲しい、成長して欲しいとは思いますが、親があまりに環境を整え過ぎてしまうと、将来的に子どもたちが困ることになるのかもしれません。子どもたちが困らないことがベストですが、いつまでも子どもについてあげることもできませんしね。


さて、話を「モンスターペアレンツ」辺りに戻しますが、私の個人的な感想ですが、昔の親って、あまりにも学校になにも言わなかった、言えなかったような気がします。それが徐々に学校にいろんなことを言えるような空気をなってるという気はします。「全く学校の言いなり」ってのもどうかと思いますし、ほどほど学校になにかを伝えるのはアリだとは思います。

それが「モンスターペアレンツ」と呼ばれるほど、学校に無理難題をふっかける、なんでもかんでも学校に注文(文句、要求)を言えると思うのは、ちょっと行きすぎかなーと思います。


欧米の個人主義的な考え方というか、なんだか「自分らの周りだけよければ、他は知らん」という考え方の人たちが増えているような気がします。当然、そうではない、昔ながらのというか、みんなでみんなの学校、地域をよくしようと頑張られている人たちもたくさんおられます。ただ、個人的な主張をする人たちって、声が大きいし、周りを巻き込んだりするので、よけいに目立つのかもしれません。増えているように感じるだけかもしれません。


昔、「和をもって貴しとなす」というコトバがありました。聖徳太子の憲法17条ででてくるのかな、確か。そんなに繰り返し習った訳でもないけど、なんとなく頭に残っていて、これが日本人の考え方なんだなーと、なんとなく思っていました。日本人って、なにかと「和」というコトバが好きで、協調性を大事にしてたり、震災が起こるとキズナ(絆)というコトバが広まったりします。


でも、一部(一部と思いたいですが…)にはそういう考え方とは相容れない人たち、自分たちだけが良ければすべてオッケーみたいな人たち、こんな人たちが増えてきているように感じます。


子どもたちの通ってる小学校でも、PTAや子ども会に入らない家庭が増えているようです。「入るといろんな仕事をさせられるから」というのが「入らない」理由のようです。私も地域の活動は面倒くさいとは正直思っています。でも、みんなが子どもたちのために旗振り当番に出たり、新入生を歓迎する会などをするのは、ある程度はあった方が良い、やった方が良いと考えます。子どもたちの安全面、子ども同士の繋がり、親同士の交流とかで…

PTAや子ども会に入らないのは、個人の判断でやむを得ないにしても、入ってもないのに、地域の人たちの旗振り当番で「子どもたちが守られている」っていうのは、いまいち理解しかねます。地域の活動として動くのはイヤだとしても、だったらその分個人的にご活動していただけたらなーと思ったりします。でなければ、ただのフリーライダーですし、それは自分勝手にしか思えません。

当然仕事とかの都合で、地域が指定する時間に動けないといった事情のある人もおられるでしょう。


と、なんだかダラダラ書いてしまいましたが、少しずつ、「日本人らしさ」「日本人としてのアイデンティティ」とかが変わってきているような気がしています。

震災とかもあって、「地域力」とか言われているけど、こんな状態で大丈夫なのかなー。今はまだ地域の活動に6〜70代の方たちが中心的な役割でおられるから、ある程度うまくいっていますが、この先どうなっていくのか。避難所とかは、大震災等に限った話ではなく、台風やら大雨でも開設されたりするけど、うまくやっていけるか?私が心配してもどうしようもないと思いつつ、勝手に、なんだか心配してしまいます…


※冒頭にも書かさせてもらいましたが、私は専門家でも何でもありません。私自身が日本人のアイデンティティの体現者なんて思ったりしていません。私の考え方がズレているというところもあるでしょう。私の考え方と合わないと思われる方もいるでしょう。そういう方はスルーしていただけると幸いです。


では失礼いたします。

おやすみなさい。