またしばらく何してたかっていいますと。
5月中はプレ卒で苦しんでおりました。
教授とも戦っておりました。
結局負けた感じになりましたが・・・
そんで6月入ってからは教育実習してました。
一応資格とっとこうってんで2年のときから教職とってたんですが、
最大の関門がこの教育実習だったわけです。
でもね・・・思ってたよりずっと楽しかったんですね。
ただ、自分は教師には向いてないなとは思いましたけど。
それは教育よりもやりたいことがあるからですが。
でも自分が持っている考えを誰かに伝えたり、託したりする、
そういった面で、教育することと漫画を描いて発信することは似ていると思いました。
私は、伝えたいことがあったから漫画を描き続けてきたので。
デザインも教育も漫画も、目的は似ているかもしれません。
さてそんなこんなで2週間美術を教えてきたわけですが、
普通科の高校において美術をマジでやろうってな生徒は少なく、
生徒との意識の差、求めているものの違いに四苦八苦でした。
けど、なんとか生徒と美術をつなぐことができないか、
その模索の末、一番効果的だったのが、今までやってきた漫画だったんですよね。
これは私の自論でしかありませんが、漫画は美術であり芸術だと思う。
それをテーマにして授業を発信してみたら、
思った以上のレスポンスが生徒から返ってきたんです。
もしかしたら、漫画は美術と、美術に興味がないと自分で思っている人を、つなぐことができるかもしれない。
そんなチカラを持っているかもしれない。
これ、卒制に使えないかなぁ!この考え方!
それから、もう一つ。
私は今まで、美術は興味ない人はやんなくていいと思っていたし、
本当にやりたい人は何も言わなくてもやるだろって思っていました。
っていうか今もそうは思っているのですが、
美術を教育する意味がないっていうのはそれとちょっと違うな、と思いました。
普通科における美術教育の意味や目的っていうのは、
美術を志す人のためだけにあるのではなくて、
すべての人が、これから先の人生の中で豊かな気持ちを味わうために、
美術に感動する気持ちや、素直に美術の楽しさを味わうことのできる気持ちを、
その人の中から見つけ出して、気づかせてあげることなのかなと思います。
何にも感動しない人生ほどつまらないもんはない。
けど感動する気持ちは、誰でも持っているはずなんです。自然的に。
それに気づかせるお手伝いをすることが、美術教育の目的なんですよね。
実習行く前にちょこっと講義で聞いたことでしたが、実際に行って確信しました。
意味のないことなんてないんだなー。
すべてが必然でこの世はできている。
でも運命だなんて私は思わないんだけど。
必然な偶然、とでもいいますか。なんだろう、それ(笑)
さらに、母校での実習だったのでそれはもう感慨深いものでした。
高校時代は私の中ですごく大きな割合を占めているものですから。
あのとき、ここに私がいたんだな、あの人がいたんだな、と、
思えば思うほど郷愁の念がつのりました。
でももう戻れなくて、戻れないからこそ今があって、
そういう意味で現在は過去と強く手をつないでいる。
だから安心して今を歩いていけるわけで。
今と過去は私の永遠のテーマなので、いろいろ思いを馳せていました。
学校ってすごく特殊な場だね。
さていろいろ思うことあったので長々と書いてしまいました。
ここ数日で拍手ぱちぱちいっぱい頂きました!ありがとうございます!!
コメントもレスページで返信してます、本当にありがとうございました。
やっぱり読んでいただけるのは一番の喜びです。
今後も頑張って行きたいと思います!!