想田和弘監督の「精神」を観ました。



想田監督は、牛窓に滞在されたり、牛窓の映画を撮られたりと、牛窓に縁のあるネコ好きな監督さんです。

映画は、岡山にある精神科診療所「こらーる岡山」での人々の様子を余計な解説やモザイク一切なしで撮影されています。

フィルターのかかっていないありのままの言葉や姿に監督の誠実さをひしひしと感じます。

身近で元気印の友人が病気になったこともあり、誰でもなりうる病気なんだという印象です。

まじめな性格だからこそ、頑張って、頑張って、頑張って・・壊れてしまう。

一度壊れてしまうと、治すのはなかなか難しいようです。

かなりヘビーな話もありますが、素晴らしい才能を発揮されている患者さんもいます。

「こらーる岡山」は山本先生を中心に、みんなが気遣いあい、繋がっている場所です。

一人で悩まず、思いのたけを話せる場所って本当に必要なんだなと思います。

この映画は本編以外に特典映像が80分もあり、長いよ!と思いましたが、山本先生のお話や患者さんの映画の感想などが収録されていて、すごく良かったです。