似顔絵と現美新幹線で出逢った台湾の皆さんとキラキラが胸に飛び込んできた話

法事で一泊だけ里帰ったときに起こったことが、いろいろボリュームがありすぎて、分割して書いていますが、このことは、なんだか心の中で「鍵」のように、光となって今も輝いている気がします。

人生の中で、ポイントのような、分岐のような、そんななかで光を伴って心の中に光の想い出として残る、

そんなことって、きっとみんなあると思うのです。生きているといくつか、そのときどきの特有の色合いを放ちつつ保存されていく。生きているデータベース、パソコンで言うとハードディスクのようなところに『転機』とか『安寧』とか、そんなフォルダ名をつけて、新規保存されていくような。（あ、ポエムってる）

そして、そういう記憶がいくつかあるから、生きていくときの滋養になる。

今回、幼い頃過ごした場所をめぐったり、行きたかった場所に行ったり、乗ったり、予期せぬ出会いがあったことで、そんな想い出がたくさんできました。

一年前、とある用事で新潟駅から新幹線に乗ろうとしていたとき、向かい側のホームに見えた現美新幹線。

ちょうど記事で読んだばかりで、あああ、の、乗りたい！と思ったけれど、式に遅れるのでそれはならず。
（一年前にホームの向かいに見えた現美新幹線の写真をiPhoneから探してきました）

一年後の法事で、乗りたいな、という希望が叶いました。
（これは、上越駅で撮影した、新潟駅に向かう現美新幹線）

中は、こんな座席とか、

プラレールで遊べるキッズスペースもありました。

 

展示物してあったモビール。ゆれてかわいいです。色合いがおいしそう。

 

こちらは映像作品。アニメーションで動いています。長岡の花火ですね。

山下清が切り絵の題材にしたあの花火ですね。

カフェ、これも気になっていて、行ってみました。
燕市にある「ツバメコーヒー」のコーヒーが飲めるんです。
ミルクが保冷ポットにどーんと入っていて、「ジャージー乳」って書いてある。

「あ、これってアレですよね。茶色い毛の、おいしいミルクを出すあのジャージー牛の出すジャージーミルク！蒜山ヨーグルトとかでも有名な。とっても美味しいあのジャージーミルクをコーヒーに入れていいんですか？」

って言ったらお店の人が、

「このミルクを入れるのが、ツバメコーヒーさんのこだわりみたいですよ」

って言ってました。コーヒーの写真撮るの忘れましたがおいしかったです。

カフェの中に飾ってあった絵。

そして、台湾のみなさんとお話ししつつ、現美新幹線で新潟に向かうことができるとは、一年前の自分にはまったく予想のつかないことでした。

なんというか、みんな目が輝いていて、距離が近くて、あたたかくて、嬉しかったんですよね。
平易な言葉しか出てこなくて、うまく伝わらないですが・・。

そんな中、あるお嬢さんの似顔絵を描かせていただいたんですが、描いているあいだ、とても嬉しそうにキラキラされていて。
 

そのキラキラが、私にも降り注いでいるのを感じる。

うわーキラキラが、すごくキレイ。
ほんとうにこんなふうなキラキラで・・・。

そのときの写真です。（トリミングしてあります）

描きながら、実はびっくりしていたんです。こんなにも喜んでもらえるのか、って。

何というか、自分にとっては、似顔絵を描くのは、わりと当たり前になっていて、日常に溶け込んでいたので、こんなに今喜んでもらえている、っていうのが伝わったときに、

あぁ、ありがたいなぁ・・・。

って思ったんです。

嬉しいなぁ、喜んでもらえてよかったなぁ、
ってしみじみ感じました。

で、思い出したんです。

私が高校生の頃、やはりある場所で絵を描いたらすごく喜んでもらえたことがあって、そのときも夕方家に帰って犬の散歩をしながら、あぁ、嬉しいな、こんなふうに喜んでもらえるんだな、って思って。

分岐点のうちの、嬉しい思い出、古～いデータを見つけました。

あれに似てるんだ、って思い出しました。

家に帰り、夕焼けを見ながら、そんなことをしみじみ思いました。

『絵を描いていこう、喜んでもらえるものを作ろう』

って思いました。

その後、メールのやりとりをさせていただいたとき、林先生（台湾では「老師」でしたね。

気付くの遅くなってすみません）にも、『似顔絵を新幹線の中で描きたかったけれど、もう新潟に到着してしまいそうだったので描けなかったなぁ』と思っていたんですが、

そうだ、今描いて、メールに添付して送ればいいんじゃないか！と思って描いたのが、こちらです。

 

 

喜んでもらえたみたいでよかったです。

林老師（せんせい）にメールで、ブログに似顔絵載せてもいいですか、と伺ったら、

「もちろん似顔絵をブログに載せていいですよ。

　雅佐世さんの作品ですから。」

っておっしゃっていただいた言葉があたたかくて嬉しかったです。

本当にありがとうございました。