サッカーの指導者、コーチを名乗るからには、子供たち、選手たちを導く者としての責任がある。
私自身、選手としてのプレーを引退して指導者資格を取り指導に当たり始めた頃…自分の中では理解できていて、自分では出来るのに、それを選手たちに上手に落とし込まずにいた。
なぜこんな簡単なことができないのか?
うちの選手たちは才能がないのか?
否。
全ては指導者の教え方によります。理解できていないポイントはどこか?正しい投げかけやキーファクターを伝えられているか?
C級ライセンスを取る際にも、高校生たちに上手くキーファクターを説明できず、高校生たちによる異なった理解のもとで練習がスタートし、つまずいてしまったことを今でも鮮明に覚えています。
だからこそ、指導者には責任が生まれます。
子供たちの能力を引き出す責任、サッカーが素晴らしいスポーツだと理解させる責任など。
何の責任も負わずにただ自分の思うことだけを言って満足しているようでは、日本サッカー協会が、世界が目指している真の指導者とは私は思いません。
こんな人たちに教わっているとしたら、真剣に上手くなりたいと思い、学んでいる選手たちがかわいそうです。
子供たちの中には真剣にプロになりたいと夢を描いている子もたくさんいます。ビジネスチームだろうが地域のクラブチームだろうがそこは同じです。
その想いに真剣に応えてあげられるための覚悟を持って指導にあたっている人はどれだけいるのか?
−−−だからこそ、私は妻に注意を受けつつも(笑)、選手たちのために何が必要か、どんな練習をすれば課題が解決するかを日々考えて取り組んでいます。
そして、こちらも真剣だからこそ生半可な気持ちでサッカーをやろうとしている選手には厳しく指導しますし、テキトーな理解で選手たちに外から口出ししないでほしい(自分の子にならまぁ仕方ない、本当は技術的部分なども全て任せてほしい)。
多いのが過去にサッカーをやったことがある人、そしてママさんたち。めちゃくちゃ口出す傾向です。
やめてください!!
過去の傾向からすると、プロを目指しているくらいの選手でない限り、そういう人たちから言われると完全に萎縮しやる気を失います!
言うは易く行なうは難し
口で言うだけほど無責任なことはありません。テストで何で70点なの?何でこんなプレーをするの?と、ただ口だけで怒る保護者。
それなら何か勉強を見てあげていたのか?一緒にテストに向けて何かをやったのか?違うアイデアを提案しているのか?
子供たち、選手たちに寄り添うことが親であり指導者の役割であると私は理解しています。
口出しするなら全てに責任を持て
その覚悟の元で私は指導にあたっています。
小学生のサッカー人気は未だ健在です。しかし指導者の数は比例するほど増えてはいません。
子供たちのため、生涯スポーツとして子供がずっとサッカーを好きでいて楽しんでプレーできるようにするため、皆さまもしっかりとサッカーを学んで下さい!その一言で選手への影響が大きく左右されてしまうかもしれません…学びは今からだって遅くはありません。
私も上級ライセンス取得に向けて日々勉強です!