家は北西向きで寒くて
着込んで出れば蒸し暑い今日この頃
店に入ると冷房で咳になる
全く生きずらい毎日であります
払い込み等用事もあって
夫と出かけた
マンションのカフェで一休み
大好きなコーヒーも本当は紙コップじゃなくて
素敵なカップで飲めればいいのに
こんな世の中に誰がした
そしていつ戻るのか陶器のカップに
そんなことを考えながらしばし仕事関係の本を読んだ
そうこうしている間にお腹もすいてきた
そういえば 橋を渡って横丁にあるお店に行ってみようと決めた
混んでるし並んでるし
でもせっかく来たのだから待ってでも食べるか?
暑さに弱い私は迷っていたが
中からいかにも感じの良い男の定員さんが出てきて
メニューの説明や売り切れてしまった物だの
事細かく 話してくれた
熱心さと親切心にほだされて もはや 店に入るのは
決定してしまった
思っているより待たないで入れたその店内は
ほとんどサラリーマンの男性だ
店の外で手際よくメニューを決定された私達
狭い店内でも見通しの良い一番奥の四人席でホット一息
隣の人のお膳が気になる
やっぱり付け合わせは白身魚にすればよかったかな
とか
でも 私の頼んだ西京焼きは
時間は少々かかるが 焼きたてが出てくるというので
まあいいか
狭い店内 男のサラリーマンが入れ替わりたちかわり
自分一人だったら決して入る勇気もない店だが
心地良い
なんでだ?
それは 店内の男性スタッフさんの気配りが素晴らしいのだ
外の客
中の客
全てに声かけ
今持っていきますね とか
お茶遅くなってすみません とか
まあとにかく 我々お客はほおっておかれた感は一切なし
どうやら厨房は年老いたお婆さん一人だけの様
ホールスタッフは息子さん 多分
忙しくて次から次と厨房に注文を発している息子さん
お母さんに
紙に書くからとかなんとか言っている
気配り半端なく
大分経ってから
煎茶はそのお婆さんが持ってきてくれた
遅くなってすみませんねえ
ちっとも腹も立たない
だってほのぼのとしたいい親子のお店なんだもん
だから人が絶えないの
納得だな
おいしゅうございました
お婆さん長生きしてくださいな