もう床に入るつもりだった
しかし夫は部屋でカーテンを全開し、夜景を楽しんでいた
何で呼んでくれないの?
寝てたじゃない と夫
私だって たまには夜景を見たいんだって夫が台所仕事をし始めた時
夜景を見に その部屋に行った
が真下を見たときに 目はその光景に釘ずけになった
マンションの真下でゆっくり走る車の🚘屋根が燃えている
何で❓
その車は直ぐに 真下のビルの🏢影へと消えてしまった
にわかに信じられない ミステリー好きの私は 真相を追わないと気がすまない
その車は 幻か
もう夜景どころではない
どこ行った? 何で姿が見えない もう大通りに出てもいい頃なのに
一向に見えない
屋根は確かに赤い炎が🔥ゆらゆらゆれていたし
どうして 誰も通報しない
夜も更けて 変な物をたまたま見た様な気がしただけなのか
自信が持てなくなって来た時
来た〜現れたヤッパリ燃えてるよ〜
と次の瞬間 またもや消えた
もう 道から寸分目も離さず 今度こそ その正体を突き止めるという覚悟で
私は待った 現れるであろう道を凝視して
来ない 出て来ない 変だ 何で❓狐に騙されてんの🦊❓
と思ってジーと見ていたら 全然予想もしない方向から現れた
そして 主人を呼んだ
清掃車だよ 全くお前は 燃えているって言ってるお前にビックリしたわって
私だってそれはそうかもと思ったよ
でもね 屋根のユラユラ赤い炎が あまりにもリアルだったし
本当に マジで びびっていたのよ
その清掃車は しばらくして 大通りを戻ってきた
目が悪すぎて 焦点も合わなくて 本当にビックリしてたのに
またもや 夫にお笑いのネタにされただけだった
間抜けなこと
夜景もちゃんと見れなかったなあ