この記事は↓のつづきです。まだの方はそちらからお読みください。




さてさて、留学への出発まであと3日となった土曜日に、再びひろこさん親子に会う機会がありました。で、会うなりひろこさんが言うんです。「お世話になるご家庭宛にお手紙を書いたんですぅ~」って。ほー、いいじゃないですか。きっとひろこさんの気持ちが伝わるわよ~。ところが、ひろこさん、「あの、その手紙、私は英語ができないんで、日本語なんですぅ~」とおっしゃる。そうね、わかるわー。言いたいこと沢山あるけど、英語にするとなるとね、悩むわよね、うん、うん。さらに、ひろこさんは続けます。「あのぉ、それで、その手紙を訳していただけないですか?」


へ?誰?誰が英語に訳するって?!


「Yさん(私の名前)に、ですぅ~」と、ひろこさん。



ちょっ、ちょっと、待った!なんで、私が英訳するのよ?!そりゃぁ、どう考えたって、実際に現地に行くゆみちゃんの仕事でしょ?


そばにいたゆみちゃんにもそう伝えると・・


「ゆみ、できないもん。そんなに英語、うまくないもん・・」


いや、だから、うまいとか下手じゃなくて、気持ちが伝わればいいんじゃないの?っていうか、ゆみちゃん、あなた英語の勉強に行くのよね?それで、お母さんの気持ちも伝えられない英語力って、一体・・。私の英語だって、なんちゃってレベルですよ。別に、100%完璧な英訳じゃなくてもいいじゃないのよ。あなたが英訳するってことが、大事なことでしょーが!むかっ



もちろん、私はお断りしたさ。当然でしょ?


では、問題です。ひろこさんは、ホストファミリーへの手紙をその後どうしたでしょう?


1:娘・ゆみちゃんに英訳させた

2:自分で英訳した

3:学校の英語の先生に英訳を頼んだ



答えは・・・・・






3!叫び






そうなのである。信じられないことに、翌日の日曜日に、学校の先生が来ている礼拝へ出向き、そこにいた英語の先生に英訳をお願いしたそうだ。この英語の先生とは、今は次女の通う学校の先生なのだ。つまり、もう、ゆみちゃんは卒業してしまってるので、はっきり言って全く関係ない存在にもかかわらず、お願いしたというのだ。



図々しいにも、程がある・・・・



先生は、確かに顔見知りだ。頼めば嫌とは言わないと思う。っていうか、嫌と言えないと思う。そりゃぁ、ひろこさんは、先生にお礼もしたんだろう。でも、そういう問題だろうか?ゆみちゃんは、自分でホームスティしたい、と決めてきた。自分で行きたい、と言ってるのだ。なぜ、母親が書いた手紙の英訳さえできないのだ?別に法律の文章が入ってるわけでもない。会社の契約の文章を訳するわけでもない。上手に訳せなくても、いいじゃないか。それが、今の彼女の実力なら。今の実力で、たとえ拙くても、自分の言葉で伝えることって、そんなに難しいことなのだろうか。


っていうか、ゆみちゃん、あんた、オーストラリアに何しに行くの?!



これが、前回「私の娘だったらひっぱたいて終わりにしていた」と書いた所以である。娘ができないと言ってきたことを「しょうがないわねぇ」としてしまうひろこさんを、私は理解できないのだ。


言っておくけど、私はひろこさんが嫌いではない。私に持っていないものをたくさん持ってるし、そこが好きでもある。だから、こうやって10年以上もおつきあいしてきた。だけど、この子育てに関しては、全く彼女と意見が合わないのだ。


その後ゆみちゃんは無事オーストラリアに到着して、毎日スカイプで「家に帰りたい・・」と言ってるそうである。


親の助けがないところで、彼女が成長してくれることを祈る私である。