高齢の男性患者さんから、ニコニコ顔で言われた一言。
少し前までは…
「 このおばさんが 虐待するー!痛えわ‼︎ このヤロー!何をするんだ‼︎ 警察を呼ぶぞ‼︎ 」と殴りかかる患者さんでした。
これは、入浴介助の際の会話です。
この患者さんは、腕を少し持ち上げただけでも、 肩に痛みが生じます。
その事はわかっているので、とても気を付けながら介助します。
腕を触りますよ いいですか? と確認し、了承を得たうえで行うのですが、痛みを感じた途端に 鬼の形相になり怒られます💦
本当に丁寧に、優しく対応している時に 暴言暴力を受けると、悲しくなります💧
そしてこんな時には、私の方もカッと頭に血がのぼり怒りを感じます!💢
だけど、その感情を堪えながら…
『 あなたの言い分は 何ですか? ちゃんと受け入れますよ 』
という態度を示すようにしています。
それはこの人なら大丈夫!という認識をもっていただきたいから。
この人なら大丈夫 = 信頼関係が築ける
信頼関係が築けたら、のちのちの介護が 楽ちん♪ になるのです。
こちら側(介護する人)の言い分を、押し通した方が、介護しやすいと思われがちです。
だって、こちら側の言い分の方が正しいから…
なのでどうしても相手の人に対して、立場が上になってしまい、指示をしがちです。
その方が、手っ取り早いから…
こうしてください
ああしてください
でも、ちょっと待って!
相手の人の言い分を、まずは受け取って♡
信頼関係を築くことを念頭に置いて 根気強く、相手の人と向き合います。
のちのち 介護が楽ちん♪ になることを知っているから、まずは丁寧に相手の人と向き合います。
面倒くさいけど、遠回りでも、私はこのようにしています。
急がば回れの 介護のコツ でした。
* ポジティブ介護 青木天空 *