「タモリ倶楽部」がない土曜日(録画のため)は寂しい。

「舞いあがれ!」がない朝と夜(2回観る)は寂しい。

心の穴を埋めるためにブログを続けているようなもの。

唯一の希望は「久保みねヒャダ」と「紙とさまぁ~ず」

↑これじゃ唯二じゃねーかって?気にするな!

 

あと「きもちく」はやらないからね。公に対して言った

台詞じゃないから。やれば閲覧数伸びるんでしょうが、

誰もが使う言葉ではないからね、単に言葉の間違いだし。

 

 

ここのところマイナーと言うか、自分の身近から聞いた

話題ばかりなので、今回はメジャーかつ一般化した

言葉でやります。こんなん流行ったらまずいんですよ。

 


「論破」

 

主・ダンガンロンパ、ひろゆきキッズ
類・レスバ(違うかも)

 

 

いつの頃から流行り出した言葉。多分「ダンガンロンパ」

なるゲームが流行りだしてから。モノクマには悪いが、

悪い遊びです。論破って相手を口で言い負かす行為。

それはディベート(討論ごっこ)の結果なんでしょうが、

見ようによってはタダの口喧嘩。暴力による攻撃は×で、

言葉による口撃は○とかありえないでしょ。

え?↑暴力ではないからOK?あのねこれの発展がレスバで

ツイッターやらヤフーやらYouTubeのコメント欄が

炎上するわけです。それは論戦もとい言葉の殴り合いで、

喧嘩には野次馬が集うのは必至です。で論破=KOが

見たくて見たくて仕方がない連中が煽りたてる。低俗。

 

これがそういうゲームとか、SNSで顔も本名も知らない者

同士の内輪(?)話なら、どうぞご自由に。勝手に闘え。

口喧嘩は外部に見せない分なら迷惑にならない。ところが

「論破」を現実世界でやってしまう輩がたまにいます。

今回は↑コレを四方八方やらかした、ある人の話。

 

 

その者は弁護士でありながらテレビの人気者。

喋りが面白くて返しが上手で顔はそれなりに整っている。

政治的発言が的確かつ分かりやすいので、そのうち政治家を

周りから嘱望される。本人は「2万%ない」とか言って

ましたが、数年後には知事になってました。

 

知事になると地方の旧態然の役人達と対決。これまでの

役所仕事に切り込んでワイドショーを騒がせます。

これには政治に疎い一般視聴者も食い付く様になっていく。

キャッチフレーズは「都構想」いつの間にやら国会議員でも

ないのに「総理になってほしい政治家」トップクラス。

主な仕事はテレビに出て博識っぽい芸能人を論破して

「コイツはスゲェ!」感をアピール(してるのはマスコミ)

 

 

誰のことだって?田中康夫もとい橋下徹です。彼の才能は

相手を論破する頭の回転力と喋りの巧みさ、その様を

マスコミにアピールして自身の人気に繋げる宣伝の

上手さです。田中康夫もこのパターンでしたが、残念ながら

パフォーマンス先行型なので、ガラス張りの知事室ぐらいが

ピークでした。おかげで被害?は長野県で収まりました。

 

橋下の場合は「規模が大阪から国会にまで」広がります。

崇めて奉られて(もしくは調子に乗って)「維新の会」を

立ち上げます。この党は今や野党第一党を臨む政党にまで

躍進しています。彼の栄光面は↑ですが、「維新の会公認」

てだけで当選した、素人半分変人半分が少なからずいます。

彼らがたまに不倫とかセクハラするのは、そもそも政治家

未満が政治家やってるからです。これは維新だけの

話ではなですけどね。民主党←もソレだけで当選した輩が

いました。小泉自民党にもその手合いが多かったっけ。

 

 

では暗黒面。テレビの弁舌の徒最大の悪癖「論破」です。

彼らは論破で注目されたので、職場でも論破したがります。

でもそれって公衆の面前で喧嘩するのと変わらないんよ。

単純に、そういうことやる人についていこうって思います?

大体ゲームじゃないんだから、論破された人間が相手に

心酔するとかないから。公の場でロジハラ(と思い込む)

されれば、恨み辛みが悲しくて~♪が人間てものです。

 

対人関係と言うより、政治活動なんてのは言ってしまえば

「説得して味方を増やす」コレに尽きる。多数決だしね。

「論破して敵を増やす」こんなの続けていたら、その人の

周りには誰もいなくなります。考えれば誰でもわかりそうな

話なんですが、それでも論破したがります。何故か?

 

 

答えは簡単。「敵が欲しいから」

(論)敵がいなけりゃ~やってられない♪byB'z、なので

論破大好き人間は常に闘いたがりです。バキの世界観?

一人論破するとまた強敵が出てきて論戦。少年漫画?

やってる本人は楽しいし、周りで見てる分には面白いかも

しれませんが、大の大人がやるこっちゃない。

その行為はやりすぎるとどうなるか?誰も彼もが退いていき

最終的に敵ばかり。その結果、維新の会の肝いりである

大阪都構想は2度も住民投票で反対された。単に説得失敗。

そりゃ庁内に敵ばかり作ってりゃね、むべなるかな。

 

 

 

多分、論破が好きな人って「自説が正しい=正義」て

思ってません?でも世の中、正義だけじゃ成立しないのよ。

アウターゾーン「ブレード・カイザー」って回で、主人公の

少年が変身ヒーローになるも、不良相手に暴れた結果、

警察に追われる羽目に。変身グッズをくれたミザリィに

「何で僕が正義の味方になったのに悪者になるの?」の問。

これにミザリィは「悪役がいないからよ」と答える。

(うろ覚えなので、細かい台詞は適当です)

 

これ真言。現実社会に悪党はいても、悪役なんかいません。

「悪党」ですら自分は正しい、と思っているくらいです。

だからこそ故意に「敵=悪役」を求めてはなりません。

誰だってそんな役回りやりたがらないから。やらせんなや。

 

 

 

そんな私も昔は攻撃的だったかもしれない

そんな過去の私を見てるようで恥かしい

 

 

 

オマケ。今週の週刊文春表紙に切手が書いてあった。

あれ?もしかしてアメリア・イアハート?何で知ってるの?

あぁそうだ「舞いあがれ!」由良先輩の心の支えでした。

あとで舞ちゃんも伝記読んで心酔したのかな~?

あ↑多いわ。

 

だけど別人でした。表紙の彼女はハリエット・クインビー。1912年ドーバー海峡を横断飛行した女性飛行士。

03年ライト兄弟の有人初飛行からわずか9年での快挙。

空が平和だった頃の話で、20年後にアメリアが大西洋横断

いや~舞い上がりまくってましたね~by槙野万太郎