ちむどんどんが殺した朝ドラを私達が復活させるのよ

(いや別に殺してないし、朝ドラ普通に続いてるし)

 

ついにミザリー秋月大暴れ週がやってきました。

でも秋月が活躍したら朝ドラじゃなくて昼ドラ。

かの「牡丹と薔薇」です。貴司くんの指輪取り上げて

飲み込みそう。「おいしいわ~」とか言いそうで恐い。

(あ、別に八木莉可子が嫌いなわけじゃないからね)

 

舞いあがれ!も後半は失速とかスタジオ撮影とか

現実感ないとか言われたい放題。じゃ観んなよ。

スタジオ撮影に何の問題があるんだ?古畑任三郎は

スタジオばっかりだよ。今期の朝ドラ「らんまん」を

挙げたいがために前期を貶す手法は止めてほしい。

それは血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ。

 

逢魔時

セブンメトロン

いない街

未来きたらず

うれし哀しき

 

歌人に説明は無粋なのだーなので本題。

 

 

 

朝の支度、舞ちゃんはニベアリップクリーム(多分)を

塗りながら貴司くんの短歌を見る。複雑な心境が顔に出る。

 

IWAKURAはあいも変わらず人手不足。そこにまさかの

取材依頼が舞い込む。うめずで偶然知り合った新聞記者

御園純がグイグイ工場にやって来る。秋月よりはマシ。

 

まずは女性へのインタビュー。土屋にアレコレ聞く際に、

爪の汚れを気にする御園。「マニキュア映えないでしょ」

「全然。こっちの方がカッコいいでしょ」土屋カッコええ。

「そんな風に思うんだー」御園は語尾伸びがち。

この後、いろんな人にインタビューしますが、女性ばかり。

どんな記事になるか興味津々です。

 

 

さてデラシネ。貴司くんは締め切り日に出来た

「パンチのあるヤツ10首」のうち、1首のみしかできず。

元ソラミミスト安齋肇「間に合わないやぁ~」確定です。

そこへミザリー秋月来襲。…この人さ、あとで

舞ちゃんに「短歌出来た?」って聞くのは本人に

プレッシャーだから言わないで!とか言うけど、

来て早々聞いてました。どの口でほざくんすかね?

 

そういやグーグルで「舞いあがれ! 秋月」って入れると

「うざい」って出るんですよね。リアルタイムで

叩かれてたんかなー?でもこういう予測検索嫌い。

これは非常に危険で「みんなウザイって思ってるんだから

私も批判して問題ないよね」てやったら、いつの間にか

袋叩き状態になりかねない。テラスハウスはそうなった。

 

この流れは演者の八木莉可子に被弾しかねないので

危険な兆候です。幸いそうはならなかったが、この手の

場違いキャラ(秋月は昼ドラ系)は叩かれがちです。

 

その秋月ですが、完全に貴司くんの世話女房状態。

何か大正昭和初期の「芸術家に尽くす女」になっています。

この人こそ昭和そのもの。おばちゃんズの方が若いかも?

 

そこに舞ちゃん、秋月見ただけで怯んでます。まぁ解る。

貴司くんの短歌を読んで解らないと、秋月が「本歌取り」と

指摘。それだけならまだしも「私と先生には共通の知識が

あるから読み取れます」とマウント。本人に悪気が無くても

舞ちゃんからしたら恐い。動揺してか傘を忘れて帰る

舞ちゃんに秋月追撃。そこで恐怖の名台詞

「先生は今、歌人として大事な時期です。私が先生の

傍にいるの、悪く思わんといて下さいね」…恐い恐い恐い!

舞ちゃんにも恐怖が見えます、真意がすぐ判ったからです。

『人の恋路を邪魔してんじゃねーよ』博多華丸も戦慄。

 

これにご立腹なのが久留美。舞ちゃんの引っ込み思案で

慎重居士なところにヤキモキする。と言うより久留美に

しても幼馴染・貴司くんがどこぞの馬の骨に盗られるのが

気に入らないのです。それに盗られてしまうのは誰よりも

舞ちゃんなのです。これも柏木後遺症でしょうか?

 

 

ところで秋月サポートによるデラシネは雰囲気悪いです。

大体、ミザリー秋月vsリュー北條になるからです。

妄想vs現実、潔癖vs俗物とも言えます。

秋月「失礼ながら読み取る力が足りないん

じゃないでしょうか!私には伝わりました」

北條「二人だけで通じ合ってればいいじゃない」

言っては何だが、世間知らずの頭でっかちが理屈捏ねても

経験豊富なやり手編集者に敵うわけがありません。

かつての柏木vs大河内のようなもん。勝負になりません。

間に挟まれながらも貴司くんは再び10首作ります。

(え?これミザリー邪魔なだけじゃね?)

 

 

新聞記者・御園は舞ちゃんに興味持ったようです。

取材と称して接近してきます。と言うのも御園自身が

工場の娘として生まれたものの、工場を継がなかったため。

パラレル自分を見ている気分でしょうか?ついでに

恋バナにも突っ込んできます。この記者はグイグイですが

本人がサッパリしてるので嫌味はありません。これの反対が

ミザリー秋月。貴司くんや舞ちゃんにグイグイ来ますが、

本人が粘着質なので嫌味通り越して恐怖です。挙句、この人

うめずにまで来ます。恐いよ~梅津家にまで来るよ~。

 

恐いついでに言っちゃえば、この人貴司くんの短歌が

お守りなんだって。最早サイコパスっすよ、それ。

初対面どころか、会った事すらない歌人にメロメロで

舞い上がってデラシネの座敷童子として粘着執着…。

 

このキャラひと月早く登場した方が…て思ったけど、

駄目だこりゃ。登場すればするほど場を荒らす存在。

演者八木莉可子が火達磨になってしまうわ。

 

 

 

さてIWAKURAが新聞に載りました。女性陣が写真付きで

デカデカと掲載。おばちゃんズがものすごく嬉しそうです。

反対に男性陣は「載らなかった」by藤沢。

この記事書いた御園に抗議?する舞ちゃんですが

「工場で働かなさそうな母子が活躍するから面白い。

工場はまだまだ男社会なのに」と返される。新聞は俗物が

読むものです。歌集と一緒で売れなきゃ意味がありません。

 

そこで御園「ブログで情報発信してみたら」とアドバイス。

な、なんだってー!舞ちゃんがブログ始めたら

アメーバブログに決まってんじゃないですかー(宣伝)。

 

 

 

今やすっかりスランプ貴司くん。あいも変わらずパンチの

無い短歌ばかり。これじゃ売れないと北條にバッサリ。

「本を売るのに歌を書かせるのは、あなたのエゴです!」

「君の方がエゴイストだよ。自分好みの短歌を書いてて

欲しいだけでしょ?美しいソプラノ歌手の少年の成長を

止めるような残酷さを感じるね」かいしんのいちげき!

 

この週の清涼剤は舞ちゃんでも久留美でもなくリュー北條。

このド正論がなかったら、ミザリー秋月に批判集中砲火。

秋月の「大正昭和の芸術家に尽くす女」タイプの要点は

「相手の成功そのものよりも、自分のモノとして相手を

掌中に収めていたい。自分の欲求に応えてくれればOK」

なので、相手のことは実のところ考えていません。

それこそエゴです。コレが傍にいたら創作活動どころじゃ

ありません。むしろ邪魔っすよね。歌人に必要なのは

孤独とか言ってたけど、それ阻害してるの秋月では?

 

 

 

徐々に遠ざけられる(自ら遠ざかる)舞ちゃん。

七夕に夜空見て貴司くんとバッタリ会うも、励ましからの

「ほなな」…貴司くんから無理して距離置こうとします。

実は一番の貴司ファンは舞ちゃんなのだが、それすら

ミザリーに封じられます。ある意味最大の危機到来です。

 

 

 

短歌週なので、もう一句

 

富士裾野

舞い散る花は

ひがんかな

神も悪魔も

降り立ちぬ地に

 

国語2のアホバカ学生だった私が初めて文章に

釘付けになった文面が「源平討魔伝」エンディング

花は本当は桜だけど、僕には曼珠沙華に見えたから

 

 

 

この週も全てスタジオ撮影だけど、何か不満あります?

急に出てきて急に座敷荒しのミザリーぐらいじゃない?

次回は第20週後編。柏木公園はフラグの宝庫(本当)

 

 

 

 

人物紹介やってみます。今回はモブからメイン、そして

ついに社長まで登り詰めた兄ちゃんです

 


結城章

  • 通称章兄ちゃん。94年には岩倉螺子製作所勤務
  • 当時は足を引っ張ってしまう。ネジ不良品の原因?
  • ちび舞の模型飛行機製作に協力。隠れMVP
  • 04年にはIWAKURAの要。立派な職人です
  • 舞ちゃんがバードマン連れてくると「彼氏が来る」
  • 刈谷先輩や鶴田先輩を品定め、章スキャニング
  • これを柏木がうめずに来たときもスキャニング
  • 09年には引き抜きされる。子供三人いるので
  • これを笠やんに相談するが、笠やん引き止めず
  • 浩太はキツイけど喜ぶ。一人前の職人になったと
  • その後浩太が急死し、章兄ちゃんに悔いが残る
  • 章の弟子、尾藤が金型造れないので手伝いに来る
  • IWAKURA悠人に売却による資金で、章兄ちゃん復帰
  • 13年には先代の夢プロジェクトで航空機ネジ作製
  • 笠やんとの名タッグで見事完成。大企業に匹敵の出来
  • 悠人のインサイダー事件で悠人への感謝を見せる

笠やんと共に第1話からの登場。最初はモブだが、

徐々に活躍の機会を経て、立派な職人になる。

葵揚も20代から40代までやってのける名演。

実は舞ちゃんのもう一人の兄と言える存在。

いい社長になりますように(舞式願掛け)