「舞いあがれ!」終わりました。見事な大団円。
あのラストに文句ある人ってどういう生き方してきたの?
感受性死んじゃってるの?虚構を楽しめないの?
「タモリ倶楽部」終わりました。いつもの終わり方。
豚しょうが焼き大体タモリ流に作れていた。前の帯広豚丼で
肉が硬くなったっぽいけど、国産じゃなくて米国産だから。
現に同時進行で作った国産豚肉は、柔らかい出来でした。
あと東京行ってきました。下北沢。カツカレーの美味しい店
ビルごと消えてた。何事にも終わりは来るのです。で本題。
舞ちゃんが博多エアラインの内定辞退を決断。本格的に
IWAKURAへ入社します。その旨をIWAKURA社員達に
告げると動揺が走ります。今までは「腰掛け」程度の
無料アルバイトでしょ?程度の存在から、この日のより
正式に社員として働きます。事務の山田に言わせれば
「お嬢さんって要領悪いですよね」呼ばわりですが…。
山田紗江は岩倉浩太の親戚筋だそうで、言わば縁故採用。
この設定、後から判明したのですが、劇中早々に出てたら
山田役・大浦千佳に非難が殺到したことでしょう。
そんなことないって?テラスハウスの惨劇を
知らないんですか?ネットなんて悪意の巣窟ですよ。
ただ、舞ちゃんの担当は営業。やったことないのに営業。
「他にやる人いないから」です。先輩は藤沢哲、弱そう。
まずは電凸、それでダメなら直でアタック作戦。弱そう。
IWAKURAって営業ダメだったんすね、判った気がします。
現にネジのこと殆ど知らない舞ちゃんを一人で
営業行かせます。「分担した方が効率いいから」だそう。
しかし成功率は度返しです。てか成功するわけありません。
現に撃沈して帰って来ます。これは藤沢が悪い。
とは言えネジの知識ゼロを反省した舞ちゃんは笠やんに
ネジの特別講義をしてもらう。これを薄ら笑いで見る
職人がいます。Tシャツで自己主張する男・宮坂利勝。
さまぁ~ず三村に似た風貌に「なんぼ走らすねん!」の
ロゴを入れてます。舞ちゃんを「現場知らずの苦労知らず」
と卑下していることでしょう。なんか「逆転人生」で
ありがちな素人経営者vs現場職人みたいな対立構図。
ただ職人ってこういう人多そう。工場(こうじょう)の
職場環境は意外と閉鎖的で、外部との接触が少ない。
よって一日の仕事相手が仲間内のみで終わったりする。
これが1年、3年と続くと、外部からの意見を排除する
偏屈な職人の出来上がり~みんなも作ってアラモード♪
うん偏見でごめんなさい。
とは言え実際には、冷凍食品工場で農薬入れるアホが
いました。狭い職場環境は人の成長や常識を変えてしまう
ことがあります。外部からの視線がない為か、
他人が見たらどう思うか、とか考えなくなるからです。
この「中で何してるかわからない」が、工場の騒音問題の
根本だと舞ちゃんは気付きますが、それは4年後。
現時点では他の職人達の足を引っ張らないよう、
日夜ネジの勉強をするのみです。この笠やんネジ教室に
めぐみ社長も参加、女性職人土屋も参加します。
そう言えばよくよく考えたら、ネジの詳しい話をするの
この週が初めてです。全体から見て半分過ぎてるのに。
必要な説明は必要なときに行う、桑原脚本の妙。
ついでに言えば、皆さんネジについてどう思いますか?
どうも思わないでしょう?せいぜい「社会の歯車」みたいな
ちっちゃいつまらない存在とか?銀河鉄道999世代なら
「機械のネジ」の体という最悪の選択をさせられた最終回を
思い出すことでしょう。全体のほんの一部、て存在。
私もそうでした。しかし「タモリ倶楽部」歯車の回で
考え方一変。山田五郎が「よく社会の歯車って悪い表現で
使われるけどさー、でも歯車って必要なんだよね。この機械
だって、歯車一つ無いだけで動かないんだよ」と言ってた。
ネジもそうです。ネジ一本ないだけでロケットは
爆発するし、ネジが一本抜けても電車は脱線の危険あり。
小さなネジ一本が大きな夢を支えることもあるのです。
そんなある日、ハピハピハッピ~(by津田道子)な話題。
久留美が医者と付き合ってると判明。舞ちゃん驚きます。
お付き合いは浩太の葬式の頃からみたいで、久留美は
言い出しづらかったそうだが、舞ちゃんは自分のことの
ように喜びます。親友のハッピーはハピハピハッピ~。
あーそうだ!とうとう「みんなも作ってアラモード」
やらなかったなー。浅田芭路にやってほしかった。←何で?
営業が思うようにいかず、航空学校で培ったイメトレを
駆使しながら日々ねじプレゼンに励む舞ちゃん。
そこへ悠人が帰って来ます。前に会った時、思い切り
仲違いを起こした二人なのでギクシャク。舞ちゃんが
「カレー、あるけど…」悠人「いらん!」舞「あっそ!」
となる始末。だけどね、このやりとり重要なんですよ。
悠人は社会的には投資のカリスマで予言者呼ばわり
ですが、家では兄。対等の立場で口喧嘩できる相手が
悠人には必要なんです。サングラスなんかで顔隠しながら
(このシーン実に多い)生活したいわけではない。
悠人「パイロットはどなししたん?」舞「内定辞退した…」
悠人「お前アホか?潰れかけの工場とパイロット、天秤に
かけたことないんか?」舞「もう決めたことや」
ドライアイスと飛べないトビウオでは意見が合いません。
(舞ちゃんは「海におってもトビウオ」by貴司くん)
悠人が用あるのはめぐみの方。ある提案をします…。
そう言えば浩太の葬式後、しばらくして五島に戻った
貴司くんが短歌を送ってきました。本歌取りの愛の歌。
全編通しての名歌であり、僕をブログに引き戻した歌でも
あります。なので僕も対抗して愛の歌。
暴れたい
泣き叫びたい
そんな時
あるじゃんいいじゃん
岡村ちゃん
これも本歌取りですよ。再見!
次回は第16週後半。舞ちゃんスタンド発現!(本当)
本編も終わり、本格的に人物紹介やります。
今日は第二の主人公です。
岩倉めぐみ
- 旧姓才津めぐみ。中学2年で父を亡くす。
- 浦信吾は気が合ったらしいが、長崎に上京。
- 大学で教師を目指すが、浩太に惚れて中退。
- 五島の祥子が激怒!勘当&94年まで絶縁。
- 同時期に浩太は実家を継ぐので東大阪へ。
- 工場ではねじの梱包&経理。そして子育て。
- 94年にはストレスでオカシクナリカケル。
- これこそが舞の病気の原因。五島でヒーリング
- 祥子との関係改善、子(孫)は鎹ですな
- めぐみの幸運は隣の梅津夫妻。特に雪乃の一人漫才。
- 苦労は多かったが曰く「楽しかったで」
- 04年IWAKURAになると旦那に惚れ直す
- それを舞に突っ込まれてイチャイチャする
- 舞の人力飛行機に反対した。航空学校にも反対した
- ここらへんが堅実的現実主義者の本領でもある
- 悠人の理解者になりたい。舞に時間割いた分、余計に
あ~しまった。聖子ちゃんカットのこと書くの忘れていた。
20代30代40代50代60代を演じた永作博美に脱帽。