大体当てはまる、いつものあらすじ

昔特殊部隊所属で武道家で今はネジ職人の

コウタ・イワクライバック(スティーブン・セガール)は

娘をテロリストに誘拐されてしまう。テロ犯リーダーに

「核弾頭に搭載するネジを作れ!」と要求される。

怒りの最強オヤジ、いつものパワー合気道で娘を

奪還すべく立ち向かう!(80分・声の出演:大塚明夫)

何か100回ぐらい見たようなストーリー。

「舞いあがれ!」との関連性?福原遥が大塚明夫と

実写版ゆるキャン△で共演したところぐらい?

劇場版の実写版やってくれないかなぁ?あ、本題入ります。

 

 

 

笠やんをはじめとするIWAKURA社員が浩太イズムを

発揮。信用金庫(銀行じゃなかった。訂正)に説明

しながら働く様を見て、めぐみは舞ちゃんに告げます。

「お母ちゃん間違ってたわ。工場、続けるわ」

舞ちゃん、思いが通じて泣きながら頷きます。

 

めぐみは工場の継続を信金に伝えます。金貸し支店長は

反対しますが、IWAKURA担当・大西は

「めぐみさんなら出来ると思います」と激励。

これまでモブもモブだった大西が、まさかの活躍。

桑原脚本の妙です。しかし支店長は「資金の充ては

あるんですか?」と追撃。そこでめぐみは浩太の

生命保険を充てると宣言。支店長、反撃されるものの

「だったら何人か人員整理して下さい」と条件を示す。

つまりリストラ=首切れってことです。

 

 

 

めぐみが浩太と違うのは、堅実的現実主義の傾向が強い。

思えば工場の拡大に反対していた2006年のめぐみ。

後のリーマンショックは知らぬとして、とかく手堅い考え。

「何か後戻り出来ないようで怖いわ」…まさかの現実に。

しかも工場は後がない状態。形振り構っていられません。

 

徹夜でセレクトしたのが3人。うち2人はリストラを

受け入れるが、3人目小森は反対する。もちろん

リストラ強制は出来ないので、小森は居座る形に。

…こう書くと小森が我が儘に見えますが、小森だって

辞めたくありません。会社の立ち位置も悪くなります。

「俺は解雇するのに都合のいい人間か!?」

この生々しい描写を朝ドラでやる「舞いあがれ!」

この頃は正直、誰も舞い上がっていません。

 

ああいました一人。舞ちゃんがリストラされた2人の

再就職先を探しに奔走している最中、平気で電話かけてくる

柏木とかいう舞いあがれ1号とかいうやつ。

 

 

 

そんな中、舞ちゃんは悠人のところに投資を願い出ます。

しかし悠人は拒否。理屈で言えば潰れかけの工場に金出す

お人好しはいません。ところが舞ちゃん反撃。

「工場売ってもうたら、もう取り返しつかないねんで!

喧嘩したまま二度と会わらへんようになったと同じやで!」

これに悠人「早よ帰れ!」とキレます。余程堪えたみたい。

 

それにしても感情的な舞ちゃんはエグイです。

この時に、悠人が一番言われたくない台詞を

平気で言ってのける!そこにしびれるゥ!あこがれるゥ!

 

 

論理では東大卒の投資エリートに敵いません。

しかしエスカレート舞ちゃんは、悠人の唯一の弱点、

後悔をズケズケと言ってのけます。「恥を知れ!俗物!」

ハマーン様ミザリー秋月に言われそう。

だがその通りで、舞ちゃんは感受性が強い(強すぎる?)

ので相手の気持ちが解る、時に解りすぎるくらい解る。

柏木が自分を好きなのも解るし、後に登場する秋月が

貴司くんを好きなのも解る(それが恐ろしくもある)。

Zガンダムの俗物ニュータイプ・カミーユ・ビダンのよう。

 

これ諸刃の剣で、時に自分に返りストレスで発熱に至る。

今まではこのパターンだったが、今回の兄への非難は

どストレートに刺さる。だって間違いじゃないから。

悠人が後悔してるのは間違いじゃないから。それこそが

実のところ、悠人という人間の救いでもある。この部分が

なかったら、悠人なんかただの投資マシンに過ぎないよ。

 

あとさ~舞ちゃんが感情的になって子供かよ!って意見。

感情的でいいじゃん、兄妹喧嘩なんだから。悪いけど

悠人は誰かに似て頭固いところある+理論武装してるから、

感情論で揺さ振らないと人間性が出て来ないよ。それには

めぐみの母性でなく、舞の言葉の徒手空拳の方が良い。

 

 

 

リストラ組二人の再就職先が見つかり、喜ぶ舞ちゃんと

めぐみ。あとは小森の再就職先だが、長井金属の社長が

小森が欲しいとの好感触。それを小森に伝えるが、

「そんなんしてくれって誰が頼んだ!?」と凄まれる。

怯む舞ちゃんに一本のネジを見せる小森が続けて、

「これあんたの親父さんに初めて褒められたネジや」

「これがIWAKURAのネジや!ってな」と懐かしむ小森。

小森はそれが嬉しくて今日までIWAKURA一筋でした。

それを会社の都合で辞めてくれでは納得できません。

 

とは言えこれ以上、会社に居続けるのも先代浩太に悪いので

「あくまで先代と笠巻さんのためやから」と退職決意。

↑間違いでした。2013年の台詞で小森再登場の時のやつ

う~ん重い。この朝ドラの思いは重い。リストラて四文字を

軽く扱わず、個人的大問題として扱う桑原脚本。

カルロス・ゴーンとかは爪の垢煎じて飲めや。

 

 

 

リストラ組3人ですが、よく考えたらおばちゃんズで+3

章兄ちゃんや人事の足抜け1号を合わせると8人。

一応、信用金庫は納得してくれるのではないでしょうか?

 

しかし!納得できないやつが来ました!舞いあがれ1号

柏木登場です。舞ちゃんとちゃんと(韻)話しに公園へ。

そこでコイツが言ったこと「パイロットにならないのか?」

「パイロットになるのが夢で親孝行じゃないのか?」

「今パイロットにならなかったら、後で絶対後悔するぞ」

 

 

…お~い、誰か倫子姉さん連れて来~い。

「アンタ、やっぱりズレてるわ」

後にこの公園は柏木公園と呼ばれる。舞いあがれ名所です。

 

 

 

 

次回は第16週。舞ちゃん営業もハードモード(本当)

 

 

久々に人物紹介やります。当たり前だけど適当だからね。

突っ込み上等かかってきやがれ(涙目で)


岩倉浩太

  • ねじ工場は継がず菱崎重工に就職。長崎赴任
  • 後輩に荒金さんがいる。後に登場するよ
  • 聖子ちゃんカットのめぐみと知り合い結婚
  • 五島の祥子が激怒!絶縁となる
  • と思いきや、めぐみに内緒で連絡取り合ってた
  • 工場ではねじも営業も素人。笠やん不安になるが…
  • 94年には立派な職人になる。弟子は章兄ちゃん
  • 舞とは一緒に遊園地に行く。悠人とはカレー作る
  • 舞の病気とめぐみの苦労を慮り、五島に送る
  • 家事はダメな模様。洗濯物やシンク周りそのまま
  • 94年の危機を脅威の営業と試作ネジで乗り切る
  • 舞は工場大好き。悠人は工場が苦手「うるさい」そう
  • 気合を入れるときは帽子を被り直す癖がある
  • 飛行機大好き。いつか飛行機のネジを作るのが夢
  • 隣のお好み焼き屋・うめずの梅津勝とは大親友
  • 隣に遠慮してたこ焼き食べない。また食べたいなぁ

前回の舞ちゃんに合わせてこのくらいにしておく。

じゃないと人物紹介もしんどいな、今まで一番。