投資用新築マンションを買ってしまい、後悔されておられるオーナー様のご相談をお受けしていると、
営業マンから、「出口戦略」的な内容のセールスをされておられる方もいらっしゃいます。
よくある事例では、
3000万円の都内の新築の場合(家賃9万円)
営業マン 「大体15年後くらいに、ローン残高と、売却時の相場のクロスラインがやってくるので、そこで売却も可能」
「それから、所有し続けるのであれば、いつ売却しても、利益確定」
15年後?
売却値?
クロスライン?
利益確定?
この根拠は?
とある業者では、融資期間の35年の返済をシミュレーションし、提示します。
ハッキリ言って、これに、「なんの意味があるの???」って感じです。
ただ、ローンの減り方のシミュレーションに過ぎません。
15年くらいで、売却値とローン残高のクロスラインがやってくる根拠がなければ、絵にかいた餅、となります。
また、所有してから、マイナス収支であれば、その15年間のマイナスは、「売却利益で賄う」って事になります。
不動産の投資の基本のキは、
安く買って、高く売る(高い賃料を得る)
ってところにあります。
なので、そもそも論ですが、3000万円で買うって時点で、投資としては、負け確定なのです。