先日、WEB面談をさせて頂いたお客様がおっしゃってました。

 

「今、新築業者から営業されています。

 

 中古区分より、新築の方が節税効果が高く、また、中古物件よりグレードが高い。

 

 グレードが高い為、数年後には、高値で売れます。

 

 5年くらい前に購入したお客様が、今、200万円くらいのプラスで売却出来ている」

 

と、いう内容です。

 

区分投資を検討されておられ、新築か中古か吟味されておられる状況です。

 

この新築業者のセールスを検証しますと、

 

●中古区分より新築区分の方が節税効果が高い

 

 ・・・確かにそれは言えます。しかし、新築区分でも年々節税効果は減少していきます。

    減価償却費の比率だけの話しです。

 

●新築区分の方が中古区分よりグレードが高い

 

 ・・・グレードとは何か?具体的な部分が分かりませんが、余り、新築でも区分でも変わらないかと思います。

    グレードより、立地を最優先に考えるべきです。

    新築では、無駄にエントランスにお金をかけたり、豪華なパンフレットや営業マンの歩合などで、販促費が高額になる       

    為、当然、販売価格にONされています。

 

●グレードが高い為、高値で売れる

 

 ・・・グレードより、立地が全てと考えます。

    今、販売されている新築区分が全てそうとは限りませんが、明らかに、立地は悪くなっています。 

    しかも、価格も異常に高い為、数年後に売却し、「利益」が出るとは到底思えません。

    物件が悪ければ、500万円近くの損切、手出しとなる事もあります。

 

この様に考えると、「嘘」のセールストークを使い、情報弱者の方に販売しているといっても過言ではありません。

 

全ての業者が悪とは言いませんが、当社にご相談を頂戴する、数多くのお客様のお話しを吟味すると、有名な大手の業者でも、

 

上場企業の業者でも、同じ様な「騙し」のセールストークを使っています。

 

それを信用し購入されたお客様で、数年後、きちんと約束を履行した業者、担当者のお話しを聞いたことがありません。

 

「当社としては、その様なお約束をした覚えはありません」

 

「営業担当が退職したので分かりません」

 

こんな対応で泣き寝入りするしかありません。。。