僕が初めて打ったパチンコは、あの名高い爆裂機種「花満開」でした。
バイト先の先輩に「バイト料を増やそうぜ」と誘われ、訳も分からず50kほどやられたのをうっすらと覚えています。
今思い返せば、その先輩はある程度はパチンコの仕組みに精通していたのでしょう。
「綱取物語の天国モードを朝一で狙う」とよく言っていたような記憶があります。
それから、誘われても怖くて打ちには行かなかったので、そのころの機種についての知識はあまりありません。
ただ「天国モード」という言葉が示すように、その頃のパチンコには設定がありました。
それから大分時を経てから、パチンコに再び触ることになるのですが、その頃は確変ループ機が主流でした。
「仕事人Ⅲ」や「エヴァ奇跡の価値は」などがホールにたくさん導入されていた頃です。
以前書いたように、適当に打って大火傷をしていたのですが、その内「ボーダー理論」を実践できるようになり、ボチボチ勝てるようになっていきました。
ただ、僕が結構すんなり正攻法を身に付けることができたのは、その頃のパチンコがそれほど複雑ではなかったからでもあります。
少し後には、「花の慶次」などの2R通常を搭載したバトルスペックがホールを席巻することになります。
しかし、僕が勝てるようになった切っ掛けの機種は主に確変ループ機です。
設定はなく、時短の回数も固定されている。あるのは突確くらい。
その為、初心者でも期待値を出すことはそれほど難しくはなかったからです。
もし設定があったなら、多分上手くいっていなかっただろうと思っています。
最近、パチンコに興味がなかったので、情報も集めていなかったのですが、どうやら設定が導入されるらしいというのを目にしました。
結論から言えば、ますます打つ気がしなくなりました。
仮に甘デジを打つにしても、ジャグラーに比べれば、1日当たりの試行回数は全然積めません。
確定演出でも頻繁に出るのなら話は別ですが、このろくに高設定なんか入るはずもないご時世です。
たまたま訪れるまとまった当たりに惑わされて、ぼったくり台を打たされる事態しか想定できません。
1日9000Gほど回せるジャグラーですら、ボーナス確率だけでは設定を確信することが困難なのに、パチンコで設定を見極めることは更にハードルは高いです。
僕がパチンコで、クソハマリに耐えながら回し続けることができたのは、確率が固定されていて、期待値を出すことが容易だったからです。
もし設定差があるのなら、疑心暗鬼に捕らわれてちょっとハマるだけで心が折れてしまうでしょう。
回転率と出玉に加え、設定まで考慮しなければならないなら、甘デジにすら怖くて手を出せません。
1/300ほどの機種なんて言わずもがなです。1日に10回程度しか試行できない(3000ほど回せれば上出来)のなら、事前に高設定だとわかっていなければ、とても打つことなんて僕には出来ないです。
という訳でもはやパチンコを打つことは、また新たな内規改定(改悪でなければ)でもない限りないでしょう。
パチスロも6号機になるらしいですが、出玉以外にいらん改悪がないことを祈るのみです。