数年前、まだパチンコでバリバリ稼働していた頃、「なぜパチスロ打たんの?」とよく訊かれたものです。
「だってパチンコの方が勝ちやすいでしょ」というのが僕の回答でした。
パチンコの方がパチスロに比べれば、期待値の把握は簡単です。
それに加え、当時は頑張ればそれなりの収支を残せる台が、まだ存在していました。
それが今では、時給1000円の台すら見つけることは困難です(僕の地域では)。
ボーダーすれすれの台にストレスにまみれながら、お金と時間を費やすのは面白くないので、パチンコからは足を遠ざけた訳です。
という前振りですが、この前久しぶりにパチンコを打ってきました。
友人からの強い誘いに抗えず、「まあたまにはよいか」と付き合ったのですが…
結果は9時間ほど稼働して、差玉10,000発ほどの快勝でした。
しかし、8000発ほどの余剰が出ているので時給にすれば1000円もありません。
打ち始める前は「期待値がマイナスでなきゃいいや。気楽に打とう」と思っていたのですが、いざ打とうとすると、やはり釘をあれこれと吟味してしまいます。
あしたのジョー(甘)が一番ましだと思えたので、打ち始めたのですが、想像以上の苦行でした。
回転率は21/1Kほどでぼちぼち。出玉は電チュー回りが渋いですが、止め打ちを頑張ればほぼ増減なし。ちなみに28玉交換です。
このご時世では、まあ良い台なのですが、ジャグラーになれてしまった身には辛い時間でした。
当たりもせんのに頻繁に発生する煽りにショートリーチに保留変化。
何よりもくそ長いリーチ。
すぐに当落が判別するジャグラーが恋しくて堪りませんでした。
止めたくて堪りませんでしたが、友人がなかなか離してくれなかったので、仕方なく回し続けていたら、終盤に怒涛の15連で一撃10,000発を吐き出してくれました。
一昔前なら、持ち玉になってから(投資は10.5Kです)粘って、結果も出て、「今日は良かったな。次回も頑張ろう」と思うところです。
それが今回は「疲れた。もう打ちたくない」と思ったのですから、変われば変わるものです。
パチンコに向かう姿勢は人それぞれ。打っているだけで楽しみ人もいれば、勝ちだけを求める人もいるでしょう。
とりあえず僕は「時給2000円以上なければ、パチンコなんか打ちたくない」と、今回の稼働で改めて思ってしまいました。
まあ、この考え方も不変とは限らないのですが。