チャンスは自分で掴むもの。 | 管理者便り

チャンスは自分で掴むもの。

厳しいビジネス環境が続く中で、「自分にはなかなかチャンスが巡ってこない」
と嘆いている人も世の中にはたくさんいるかもしれない。(ピーアンドエフ内でも然り)

残念なことに、このような待ちの姿勢を続けている人がチャンスを掴むことは
ほとんどないと言わざるを得ない。ドラッカー教授の言葉を借りれば「機会
は見つけるものであって、向こうからやってくるものではない
ということ
なのである。

チャンスは誰にでも必ずやってくる。ただ、それをチャンスと思うかどうか、
掴めるかどうかは、日頃からチャンスをものするだけの準備をしているか
どうかにかかっている。
チャンスを望むことは誰でも簡単にできるが、
チャンスを実際に掴むことは準備した者にしかできないのである。

ドラッカー教授は著書で「継続学習の習慣を身につけることの重要性」を説いて
います。

自分の夢を描き、それを具体的な目標に落とし込めば、その目標を達成する
ために習得しなければいけないスキルやテクニックが明確になるはずです。
その身につけなければいけないスキルやテクニックを計画を立てて、継続的に
学習する必要があるというわけです。

たとえば、海外で働きたい人は最低限語学を継続的に学習しなければいけない
でしょうし、なりたい姿があればなりたい姿になる為のスキルや知識を取得するために計画的に学習し続けなければいけないでしょう。(得たいものがあれば、それだけ捨てているだろうか?)


このように継続的に学習を行うことによって自分自身を日々成長させることができるようになります。これは正に、ドラッカー教授の教えである「自らを陳腐化させ続ける」ことに繋がっていきます。私達は日々変化するビジネス環境の中で生き残るためには、自らを変化させ続ける必要があります。

かつてダーウィンは進化論を研究していく上で、生物が生き残る条件は、

強いものが生き残るではなく、賢いものが生き残るのではなく、唯一生き残るのは変化できるものであるという結論に至った。

現代のビジネスにおいても非常に速い流れで環境が変化し続けている。この
激しい変化の中で私達ビジネスパーソンは継続的な学習を通して日々自分を
陳腐化させ、昨日の自分よりも今日の自分の方が成長しているという状況を
自ら作り出さなければ、恐竜が環境の変化に対応できずに絶滅したように、
私達ビジネスパーソンも厳しい環境の中で生き残ることさえ難しくなることは
想像に難くないでだろう。

ただ、ある程度まで仕事上のスキルやテクニックを身につけて能力が高まると、
これくらいでいいだろうという慢心が生じ、現状維持でいいという気持ちが
起こってくるかもしれない。そんな時是非とも考えていただきたいのが、
ビジネスはライバルとの競争だということ。

ライバルが日々成長していくのに対して、「自分は現状維持でいいや」という
考えでいれば、“相対的”に後れを取ることになり、生存競争から脱落して
いくことに繋がっていく。やはり、自身の目標をしっかりと見据え、目標に向かって日々自分を成長させ続けることが重要なのです。

どんな状況でも自分が設定した目標に対して気を緩めることなく、常に向上心
を持って能力を磨き、いつチャンスが来てもいいように準備をしていれば、
必ず大きなチャンスを掴むことができる!

チャンスは自分で掴み取るものであって、決して与えられるものではない

ビジネスでは、そんな言葉を胸に努力を続けていける者のみが最終的に勝者と
なれるのではないだろうか。

森 隆史