どーしても 歴史もの が読みたい時期がある。

 

 

それが今なんですっ(笑)

 

 

今回ご紹介するのは、

『琉球の風』(講談社) by 陳舜臣

 

93年大河ドラマの原作。

 

 

え~~27年も前なんだ~ポーン

 

 

この年は、

大河史上初めて、1作品を半年クールにしたはず。

(この年のもう1本は なんだったっけ??)

結局、

翌年からは通常の 1年で1作品 に

戻ったと思うけどゲラゲラ

 

 

東山紀之さんと渡部篤郎さんが兄弟役ですよキラキラ

やけに感動して、

すぐ原作を購入したんですよね~~ハート

 

 

だから、27年ぶりの再読となりますアップ

 

 

舞台は 独立国家の「琉球」。

徳川家康の時代です。

 

 

藩財政がひっ迫していた薩摩藩が、

明との貿易で栄えていた琉球に侵攻し属国化。

その後、

数世代かけて、明国(そして清国)を巻き込みながら、

琉球の再興を目指していく、

というストーリー。

 

 

 

恥ずかしながら、

このドラマを観るまで、

琉球がかつて独立国家だと知らなかった私あせる

 

 

そもそも家康の時代に、

南の海でこんな壮大な出来事があったなんて

知らなかったびっくり

 

 

純粋な「琉球人」、

「日本人」「中国人」などなど、

多国籍の登場人物が次々と出てくるんですよ。

 

 

日本 という小さい国の中で、

豊臣だ、徳川だ、とやっていた時代に

琉球を取り巻く環境は

国際色豊かで、とてもスケールが大きいキラキラ

 

 

この小説を読んでいる間、

果てしなく広がる海と、

異国の喧騒、

長崎の活気、

穏やかな琉球の風

そして、

遠くに見える水平線

感じ続けましたむらさき音符

 

 

琉球人(琉球を愛する他国の人も含めて)の矜持、

若者達の壮大な夢・・・

 

 

そんな躍動感を感じながらキラキラ

 

 

 

国は滅びても、

人の心意気までは滅びないんです花火

 

 

 

国破れて山河あり

 

 

・・・

 

 

時代も空間も超えて、

登場人物の心の中に入っていける読書は

至福の時間ですっウインク