一つの古典主義が、完結する。
やがて、その古典主義が、(再び)展開し始める。
アポロンが、その姿と様相を変え始める。
そして、ディオニュソスの姿へと変貌を遂げ、ロマン主義が、現れる。
ディオニュソス/ロマン主義が、カオスへと至り、崩壊する前に、その変容/変態の曲線が、新生/更新に向かって、舵を切るために、・・・新たな古典主義へと向かうために、・・・
おそらく、そのために、古きものが死なねばならないのだ。
かつては有効だったもの、役に立っていたもの、生命に満ちあふれ、輝いていたもの、だが今はもうその有効性と妥当性を失い、時代遅れとなり、新しい人間の生命を損なう、いわば因習/ミーム、それが古きものである。
別の見方もできる。
一つの古典主義が完結したところで、何かが死ぬのである。
再生/新生するためには、新しいインパルスが必要だ。
ディオニュソスのインパルスが。