意志
(キリスト)
思考 感情
(アーリマン) (ルシファー)
”初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。神は言われた。
「光あれ。」
こうして、光があった。神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
神は言われた。
「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」
神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第二の日である。
神は言われた。
「天の下の水は一つ所に集まれ。乾いた所が現れよ。」
そのようになった。神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。・・・”(創世記 第1章)
混沌/カオスが、分けられてゆく。
混沌/カオスに線が引かれ、一つが二つになる。
光が生まれることで、光の及ばない闇が生まれる。
神は鉱物界、植物界、動物界と創造してゆき、それから人間を造り出す。
”・・・神は言われた。
「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
神は御自分にかたどって人を創造された。
男と女に創造された。
神は彼らを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」”(創世記 第1章)
神は「我々(神々)にかたどり、我々(神々)に似せて」「男と女に」(人間が霊的/精神的存在となれるように、思考と感情を働かせることができるように)、人を造ったのである。
”・・・主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。・・・”(創世記 第2章)
人間の体(たい)の基礎は、アーリマン原理に支配される鉱物界にあるが、エーテル体とアストラル体とを獲得することによって、アーリマンの力に抗する可能性を見出す。
”神は言われた。
「天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。天の大空に光る物があって、地を照らせ。」
そのようになった。神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。神はそれらを天の大空に置いて、地を照らさせ、昼と夜を治めさせ、光と闇を分けさせられた。神はこれを見て、良しとされた。夕べがあり、朝があった。第四の日である。”(創世記 第1章)
このようにして暦/カレンダーが生まれ、人間が鉱物界の時間と空間の規則性の中に、アーリマン原理の支配下に生きる・・・神は