原自己疎外の思い出としての幼児記憶 | 大分アントロポゾフィー研究会

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最初の幼児記憶 - 原初の自己疎外

 

その時私は、必ずしも思い通りにはなってくれない他者=外なる世界の存在に気づいたのである。

鉱物界に受肉した以上、起こるべくして起こる出来事。

鉱物たち、植物たち、動物たち、そして人間たち。これらの存在たちは、私の周りに「それ/es」として存在している。

「それ/es」を前にしたときに、私は自らの無力を味わう。「それ/es」はいつまでもどこまでも、私の外なる存在であり続ける。私は「それ/es」から常に切り離されていることを思い知る。