2023.8.2-6 ST | 大分アントロポゾフィー研究会

大分アントロポゾフィー研究会

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芸術家にとって永遠のライバルは幼児たちである。けっしてチンパンジーたちではない。

しかしその上を行く存在がある。 ~ 赤ちゃんである。そしてその上を行く存在は、いない。

 

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「じぶんはダメな人間です」と他の人に言わない方がいい。なぜならそんなことはもうみんな知っているからである。

「オレはダメな夫だ」などとすべての妻に向かって言わない方がいい。なぜならそんなことを言ったら、すべての女性たちから本当に嫌われてしまうからである。

「ワタシってやっぱり、ほんとうにダメな妻なんです」とある女性がわたしにつぶやいたとしたら、さてどうなるのでしょう?

 

「わたしは本当に駄目な夫だったんですよー」とSNSでつぶやいたら、「じゃあ今はどうなのよ(怒)」とネットで炎上してしまった。

「はんせいしてます"(-""-)"」と友だちにメールしたら、へんじがかえってこなかった。

 

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「うつくしきもの」(清少納言『枕草子』)

 

うつくしきもの。

瓜に書きたる児の顏。雀の子の、鼠なきするに、をどりくる。
二つ三つばかりなる児の、急ぎて這ひくる道に、いと小さき塵のありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる、いとうつくし。

頭は尼そぎなる児の、目に髮のおほへるを、かきはやらで、うち傾きて、物など見たるも、うつくし。
大きにはあらぬ殿上童の、装束きたてられて歩くも、うつくし。
をかしげなる児の、あからさまに抱きて遊ばしうつくしむ程に、かいつきて寝たる、いとらうたし。

雛の調度。
蓮のうき葉のいと小さきを、池よりとりあげたる。
葵のいと小さき。何も何も、小さき物は、皆うつくし。

いみじう白く肥えたる児の二つばかりなるが、二藍の薄物など、衣長にて、襷結ひたるが這ひ出でたるも、また、短きが袖がちなる着て歩くも、皆うつくし。
八つ九つ、十ばかりなどの男子の、声は幼げにて書読みたる、いとうつくし。

鶏の雛の、足高に白うをかしげに、衣みじかなるさまして、ひよひよとかしかましう鳴きて、人の後・前に立ちて歩くも、をかし。
また、親の、ともに連れて立ちて走るも、皆うつくし。
雁の子。瑠璃の壺。

 

(https://shikinobi.comよりコピペ)

 

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Liszt: Harmonies poétiques et religieuses S.173 Steven Osborne/piano