仮面ライダー鎧武/ガイム 43話 バロン、究極の変身！ 感想
「バロン、究極の変身！」
～感想～
・Aパート
先週から続く鎧武VS龍玄・黄泉。
龍玄・黄泉の攻撃をわざと受けた鎧武は
龍玄・黄泉のヨモヘツグリロックシードを強引にベルトから外す。
本当にどこでお互い道を間違えたのか。
紘太はこんな状態になってもミッチを許す。と話し、倒れる。
羽、というか羽毛？が舞い落ちる演出はベタですが、やはり雰囲気が出ますね。
ちゃんと紘太のお腹にも大量の血が付いてる(しかも目立つように白い服着てる)し、
重傷なのに、その描写は軽くといった自粛した演出じゃないのは良いですね。
身体的にも精神的にもボロボロの状態のミッチは
戦極と舞のいる病院へ帰還。しかし、待っていたのは舞の死。
舞の心臓と融合していた禁断の果実だけを取り出した戦極。
うぉ！ここで舞が死ぬとは全く考えてませんでした。
戦極はそれを狙ってるとは分かっていたけど、
戦極のキャラ的には全く問題ないし、そういう行動するんだろうけど、
まさかこの展開をするとは思ってませんでした。
怒り狂うミッチのゲネシスドライバーを破壊し、言葉でいたぶり、喉を両手でしめる戦極。
ここでもまさかの鬼の様な戦極の描写が続きますね。
ここまで本気の首絞め描写とかありなんですね。
戦極の取り出した禁断の果実が光を放ち、舞は始まりの女になる事を受け入れる。
それは過去に戻って、紘太達の戦いを止める為。
・Bパート
舞が始まりの女となった理由、
この展開は予想出来たけど、だとしたら何故舞はちゃんと紘太達を止めなかったのか？
という疑問の答えも出たし、納得。
チャッキー達に舞の事を聞いて戦極のもとにやって来た戒斗と湊。
しかし、ミッチの時と同じ様にゲネシスドライバーを破壊されてしまう。
戒斗は戦極ドライバーでバロン・バナナアームズに変身し、デュークに挑む。
貴虎が斬月に変身した時は凄い燃えたけど、
今回は戒斗がそれなりにバナナアームズに変身してるから、そこまではいきませんでした。
・Cパート
デュークから紘太が倒された事を知り、さらにデュークとの圧倒的な力の差を思い知り、
ヘルヘイムに侵食される苦痛、どうせこのまま死ぬならとヘルヘイムの果実を口にする戒斗。
ヘルヘイムに侵食された時点でインベス化、オーバーロード化といった事も予想できましたが、
ここで来ましたね。
と言っても、自分は予想してなかったんですけどね。
ヘルヘイムに侵食された時点ではまだオーバーロードと戦ってたから、
その戦いの最中、人間のまま死んでいくのか、
或いは残り2話くらいでオーバーロードとの闘い決着。で、その後、残り1話くらいで紘太VS戒斗かと。
何気に初瀬にふれてくれて嬉しかったです。
・Dパート
ヘルヘイムに侵食され、果実を食べた影響か、戒斗は意識を保ったままオーバーロードに。
ヘルヘイムの植物を操れるって事は戒斗はオーバーロードになったんですね。
左手だけ突起みたいなのがあるのは、怪我した影響かな。
ファンガイアみたいな怪人態だな。
戒斗オーバーロードはデュークを圧倒し、最後は戦極を壁にめり込ませる程のパンチを食らわす。
私的にはその前の戦極の首を手で掴んだ時点で、首ポッキリ折られるのかとドキドキしましたよｗ
「仮面ライダー555」のカイザみたいな事になるのかと。
で、殴られて壁にめり込んだのにも関わらず、まだ生きてる戦極のしぶとさにちょっと笑ってしまいました。
しかし、最後は戦極は屋上から落下し、死亡。
戦極、素晴らしく良いキャラでした。「鎧武」の中で一番好きだったキャラかもしれません。
怒涛の展開が続いた43話。濃厚すぎて、30分あっという間だったんですが、
それなのにCMにいくたびに「え？まだAパート？」「あれ？まだBパートか」といった感じの
不思議な感覚を覚えました。
紘太、死んだのかと思ったけど、瀕死状態でまだ生きてるんですか？
仮面ライダー鎧武/ガイム 42話 光実！最後の変身！ 感想
「光実！最後の変身！」
～感想～
・アバン
助け出された紘太の姉やラット、リカを始め、多くの人達を
避難誘導する城乃内は、なんだか立派になったなぁ。
初瀬もそんな一人になれたかもしれないんですよね。
そういえば、いまだに初瀬の死を城乃内達は知らないんですよね。
もう劇中で真相を明かされる描写は無さそうで、ちょっと残念。
・Aパート
舞の元に駆けつけたミッチと戦極。
チャッキーやペコに「手伝ってくれないか？」と話す戦極の喋り方が
爽やか過ぎて笑えます。怪しさ満点だ。
舞を病院に運び込んで、検査する戦極とミッチ。
チャッキーとペコを閉じ込めたのは何でだろう？単に邪魔だからかな。
そういや一度も書いてなかったけど、チャッキーって可愛いよね。結構好きだ
戦極とミッチの前に現れたサガラ。その正体はヘルヘイムそのものの意思。
なるほど、ヘルヘイムならロックシードを作り出したり出来たわけだ。
・Bパート
戒斗がヘルヘイムの植物に侵食されかかっている事、
戒斗の心の内を知った湊は最期まで戒斗を見届けると決める。
紘太は舞やチームの皆、姉。そして街の人々、人類。
ミッチは最初は自分のいられる場所、そして舞。
と守るべきもの、守りたいものがあったけど、
戒斗って守りたいものが何もなかったんだなぁ。
だから破滅的な思想で、ヘルヘイムを、黄金の果実を取り込んで、
進化するべきだという考えになったわけだ。
・Cパート
舞を救うには体内の黄金の果実を摘出するしかない。
しかし、世界を救いたい紘太は始まりとなる舞を犠牲にするだろう。
紘太に舞の治療を邪魔されたくない。だがあの圧倒的な力にゲネシスドライバーでは敵わない。
と戦極はミッチを煽り、封印されていた「ヨモツヘグリロックシード」を手渡す。
煽り方が戦極は本当に上手いな。騙されてるんじゃないかと思うけど、
こんな風に言われたら、もうその手に乗るしかないわけで。
「ヨモツヘグリ」とは簡単に言うと死者の食べ物で、生者食べると死者になってしまうというもので、
「古事記」にて黄泉の国の食べ物を食べた行為を「黄泉戸契(ヨモツヘグイ)」という。
言葉自体は出てこなくても、多くのホラー小説や漫画、映画といった創作物でよく見ますね。
眠る舞を見ながら、「昔の(好きだった)舞の顔が思い出せない」
「僕は何の為に戦おうとしていたんだっけ」と嘆くミッチ。
幻影貴虎って、ミッチの深層心理みたいなものだと思うんですが、
自分(ミッチ)の決意や思いを幻影貴虎が全て否定していく展開は見てて哀しいですね。
ミッチももう分かってるんですよね。
紘太の前に現れたミッチは龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズに変身。
変身音は「ヨモツヘグリアームズ・冥界・黄泉黄泉黄泉」でいいのかな？
まさかこの終盤でサブライダーに新アームズがくるとはね。
色換えとキウイアームズのコンパチとはいえ。
・Dパート
鎧武VS龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズ。
ヨモツヘグリアームズはその名に相応しく、変身者の生命力を吸収するというもの。
戦極は何でこんなもの作って、どうするつもりだったんだろうか。
仮面ライダー鎧武/ガイム 41話 激突！オーバーロードの王 感想
※全国的には8月17日に放送されましたが、
ABC朝日放送では甲子園中継の為、放送休止。
8月24日に遅れて放送されました。
「激突！オーバーロードの王」
～感想～
・アバン
バロンVS斬月・真は生身の殴り合いに。
戒斗の「貴様はただ人形が欲しいだけだろ！」発言、
そう言われると、ミッチにとっての舞はそんな風に変化してしまったんだな。と納得。
・Aパート
戦極から舞の居場所を知った紘太、戒斗はヘルヘイムの森にいるロシュオの元へ。
ミッチを足止めする為、戦うブラーボ、グリドン。
生身のミッチを全力で殴打しに来るグリドンは凄いというかなんというかｗ
グリドン、ドングリスパーキングを斬月・真にぶん投げるブラーボ。
グリドンの扱いが酷いｗ
鳳蓮、グリドンを自分で投げておいて、「坊や、大丈夫！？」じゃないよｗ
そういえば、戦隊と違って、仮面ライダーってこんな風な連携(？)攻撃って少ないですよね。
必殺技を同時攻撃ってのはよくありますが、
そこがチームワークの戦隊と個人主義の仮面ライダーの違いかな？
ロシュオと舞。舞の言葉に王妃を重ね、ロシュオは地球用の黄金の果実を舞に与え、
強制的に地球へと送還。
ロシュオもそうだし、戒斗やミッチもしかり、舞の影響力って凄いな。
大して心に響くような言動してるようには思えないんだけど。
・Bパート
鎧武・バロンVSロシュオ。
圧倒的なロシュオの力になす術なしの二人。
ここまで圧倒的な戦力差って、他の平成ライダーであったかな？
クウガのダグバくらい？
変身解除された戒斗は以前レデュエにやられた傷の痛みで絶叫。
ついに傷の影響を抑えられなくなってきたんですかね？
・Cパート
何度倒れても立ち上がり、必死に戦う鎧武は
「オーバーロードになってしまっても、後悔はしない」と極アームズにアームズチェンジ。
前回、まるまる一話使って紘太の葛藤を描いたから、ちゃんと言葉に重みがありますね。
・Dパート
それでもロシュオに敵わず、変身解除されてしまった紘太。
カチドキロックシードも破壊されてしまう。
絶体絶命の大ピンチですが、実はこの戦いはロシュオが紘太の覚悟を確かめるものだった。
そのせいで戒斗まで一緒にフルボッコにされちゃうのは、戒斗災難でしたね。
しかし、その隙をついてレデュエに攻撃されてしまうロシュオ。
白色の圧倒的な力を持つ者の隙をついて、緑色の化け物が一撃…
あれ？去年同じ様な光景を見たような…笛なんとかとグレム…なんとかっていう。
黄金の果実をロシュオの体からぶっこ抜いたレデュエですが、それは偽物。
怒り狂ったレデュエはロシュオを足蹴りし、何度も何度も刃を突き刺す。
放送上では金属音みたいな攻撃音でしたが、
実際はグシャグシャといったエグイ音がしてたんでしょうね。
その光景を見ていた紘太は瞳を赤く光らせ、壊れたカチドキロックシードを修復し、
鎧武に変身。レデュエの操る植物を操り返し、攻撃。
この二つの演出で紘太が完全にオーバーロードになってしまったと分かりますね。
下手に怪人態になるより、こっちの方が恐怖と絶望といったものがあふれ出てきます。
遂にレデュエを倒した鎧武。
その光景を見ていたミッチはロシュオが舞に黄金の果実を渡した事に気付く。
そんなミッチを見ていた戦極もミッチの反応でその事実に気付く。
その舞はチーム鎧武のアジトへと戻るも倒れこんでしまい、
その右の瞳は赤く光って…。
これはやはりあの舞似の謎の女性は未来の舞の姿って事なのかな？
そうなると最初の頃、紘太やミッチ、戒斗の前に警告に現れたのも納得がいくけど。
ロシュオは死に、フェムシンムという種は遂に滅びた。
そのロシュオの遺体の前に現れた王妃。
これは幻影ではないんですよね？幽霊みたいなもの？
レデュエが集めてた人間のエネルギーで一瞬、こんな形で甦った奇跡みたいなものかな？
王妃の墓の中には長い年月で風化し、灰になってしまっていた王妃が。
こんなものを必死に生き返らせようとしていたんですね、ロシュオは。
悲劇とそれゆえの滑稽さが混じったなんともいえない最後でした。
という事で、今回でフェムシンムは滅び、オーバーロード編は終了。
戒斗も黄金の果実を欲し始め、次回からは黄金の果実編といったところでしょうか。
にしても、まさかここでロシュオもレデュエも死んじゃうとは。
凄くあっさり終わっちゃいましたね。
さぁ、関西は明日の午前10時から42話の放送ですね。
予約録画忘れずにしましょう！