映画『九十歳。何がめでたい』。

小説家・佐藤愛子のエッセイ「九十歳。何がめでたい」、

「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」を原作にしたコメ

ディードラマが、現在上映されている。

予告編を観たが、面白そうな映画だ。

当の佐藤愛子氏は、現在１００歳。

この映画を観て、佐藤愛子氏に興味を持たれた方は、

ぜひこの本もお読みいただきたい。

２０２１年夏、コロナ禍の最中に読んで、時代を懐かしんだ一

冊だ。

１９６９年の『戦いすんで日が暮れて』の直木賞選評の文章を

読むだけでも価値があると思う。

松本清張、大佛次郎、海音寺潮五郎、石坂洋次郎、今　日出

海、源氏鶏太、柴田錬三郎、水上勉などが書いている。

遠藤周作、北杜夫、川上宗薫などとの交流も面白い。

親友から「あい公」と呼ばれた佐藤愛子氏の人となりが垣間

見える一冊だ。

作家つながりで言えば、予習シリーズ５年上第１８回の発展

問題に、『パラ・スター（Side　百花）』（阿部暁子）が掲載され

ている。

５年生に限らず、６年生にも、中学生にも、ぜひ読んでいただ

きたい一冊（いや、二冊）だ。

『パラ・スター』は、《Side　百花》と《Side　宝良》の二冊で構成

される阿部暁子氏の作品だ。

物語の終盤、病気で車いす生活になり、不登校ぎみになって

いた小学生のみちるに対して、宝良が言った、

『学校に行くことそのものが一番大事なわけじゃない。

一番大事なのは、どうしたらあなたが幸せに生きられるかって

ことで、学校はその手がかりを探しにいく場所だ。』

という言葉は、心に残る。

手がかりを探すには、学校は良い場所かもね。

どんな学校で手がかりを探すかも、大切かもね。

なぜ学ぶのか。

なぜ学校に行くのか。

それぞれの人生に沿って、考えてほしい命題だ。

『どうしたらあなたが幸せに生きられるか』

勉強も、受験も、進学も、仕事も、すべての生活も、幸せに

生きるためのもの。

なら、幸せとは？

一人一人に、考えてもらいたいと思う。

こだわり男子。

ラーメンが続きますね(笑)。

読書女子。

漢字テストがうまくいきませんでしたか。

激しく打ちのめされていますね。

人生には、逆境が必要です(笑)。

私の好きな言葉を贈りましょう。

『　じっとこらえて、今に見ろ。　』

倒れた時、失敗した時、負けた時、傷ついた時…。

つらい思いをした分だけ、人は強くなれる。

いや、強くならなければいけない。

読書女子だけでなく、すべての受験生に贈ります。

『じっとこらえて、今に見ろ。』

ここから、１２月ごろまで、うまくいかないことがたくさん

あります。

その、ひとつひとつの経験を、次の成長につなげるか、

つなげられないか。

成長した人は、つなげられた人です。

苦しみ、もがいて、成長したのです。

成長の過程は、かっこ悪いのです。

その後に得る結果は、それが第一志望であれ、第二

志望であれ、第三志望であれ、かっこいいのです。

誰が分かってくれなくても、私は分かっています。

頑張って得た結果は、全部かっこいい。

おぉ～。

確認女子も、Sさんに反応してくれましたね。

そう、あなたの描く足は、ハートなんですね。